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トランプ大統領令13848「選挙への外国の干渉への制裁」の期限が延長へ

 9月12日で期限が切れるはずのE.O.13848「アメリカの選挙に対する外国の干渉があった場合に一定の制裁を課す」
 実はこの大統領令のもと、アメリカは国家非常事態宣言下にあり、これが「軍は依然トランプ大統領の指揮下にある」説や、不正選挙を覆すためのトランプ総取り最後の砦でしたので、SNS上では「9.11に何かが起こるのではないか?」と噂されていました。
 マイク・リンデル氏らのトランプ大統領カムバックのXデーの根拠は、この大統領令の期限と関係がありました。アリゾナ州マリコパ郡の監査の結果を認めさせて、8月には裁判に持ち込む……予定だったのでしょうが、妨害に継ぐ妨害により、監査結果はまだ公開もされていません。本日付けでボランティア個人が持っている情報が公開された程度です。
 この大統領令については民主党側も把握していますから、当然遅延戦術を執ってきます。そして9月に入って……
「結局どうするんだろう?」
「弾劾なんかちまちまやってたんじゃ手遅れだ」
「政治はいいから、もうこの状況にはうんざりだ」
 といった一般アメリカ人の声がSNS上で出ていました(ツイートの内容はざっくりと意訳)。

 ……ところが、なぜかバイデン大統領が9月7日付で、もう1年の延長を決断したため、Xデーはさらに延期されることとなりました。

※【】内は訳註
WhiteHouse;外国によるアメリカの選挙への干渉または国民の信頼の低下に関する国家非常事態の継続についてのお知らせ

2021年9月7日
 2018年9月12日、【トランプ】大統領は、大統領令13848により、国際緊急経済権限法(50 U.S.C. 1701 etseq.)に基づき、アメリカの国家安全保障および外交政策に対する異常な脅威が、外国によるアメリカの選挙への干渉または国民の信頼の低下により構成されていることに対処するため、国家緊急事態を宣言しました。

 これまで、外国勢力がアメリカの選挙の結果や票の集計を変えたという証拠はありませんが、外国勢力は歴史的に、アメリカの自由で開かれた政治システムを利用しようとしてきました。
 近年、デジタル機器やインターネットを利用した通信の普及は、重大な脆弱性を生み出し、外国からの干渉の脅威の範囲と強度を増大させています。アメリカ外に存在する人物が、選挙や選挙運動のインフラへの不正アクセス、プロパガンダや偽情報の秘密裏の配布などを通じて、アメリカの選挙の全部または一部を妨害したり、国民の信頼を損なったりする能力は、アメリカの国家安全保障および外交政策にとって、引き続き異常かつ並外れた脅威となっています。
 このため、2018年9月12日に宣言された国家緊急事態は、2021年9月12日以降も継続して効力を発揮する必要があります。 そこで、国家緊急事態法(50 U.S.C. 1622(d))の第202(d)項に従い、アメリカの選挙に対する外国の干渉の脅威または国民の信頼を損なうことに関して、大統領令13848で宣言された国家緊急事態を1年間継続します。

 この通知は連邦官報に掲載され、議会に伝達されます。

ジョセフ・R・バイデン・Jr.

ホワイトハウス 2021年9月7日


 まだまだ戦いは続く。

 おまけにこんなものまで
Yahoo(ABEMA);菅総理が今月下旬に訪米、バイデン大統領と首脳会談へ 退陣表明後は極めて異例 PM Suga to visit United Sates, later this month for summit with President Biden.
 この変なタイミングでバイデン大統領と会談? 菅首相は退陣するのだから約束を取り付けても意味はない。本当は誰と会うのでしょうね。

Posted at 2021/09/09(Thd) 06:17:22

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