asahi.com;オウム真理教分裂へ 上祐代表が新教団を準備
先日、辻原登氏がユダの福音書に絡めてちょっとだけ話をしていましたが、麻原こと松本志津夫被告が死刑になることで、キリスト処刑→復活の経路を辿り、宗教としてより強力になる可能性があるのだとか。
ユダの福音書のミソは、ユダの裏切りが、実はイエス自身による差し金だった――というもの。自分自身を救世主とするために。
そこまで巨大な世界観でなくとも、当時はローマ帝国による支配を受けていたので、イエスらは一種のレジスタンスであり、今でいうならテロリストのようなもの。イエス自身が犠牲となることで、民衆の心を煽動し、ローマ帝国転覆を狙っていたのかもしれません。
国家転覆――死刑――危険な新興宗教にもキリスト教と共通する要素が多く揃っていることを思うと、なんだか脊筋が寒くなってくきます……
ところでナショナル・ジオグラフィックス5月号、買いに行くのが面倒だったので、4月の終わり頃に予約注文しておいたのですが、届くのが今日って……。
キリスト教世界における、天使などについては、ほとんどがグノーシス派など、亜流とされる聖書にしか記述されていません。少しファンタジーな要素が入るものは、4つの福音書や、旧約聖書の正典にはやはり詳しく記載されていません。
新聞を見る限りは教会側がグノーシス的であることを根拠に一笑に付していますが……。
Posted at 2006/05/03(Wed) 07:16:08
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