I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

鈍色の青春

"鈍色の青春"で検索をかけると……

nibiiro_thm.jpg


……竹原ピストルさん怖いです。

Posted at 2015/05/01(Fri) 12:35:00

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自律訓練法の利点と問題点


眠りが浅い方で困っているのですが、眠りを深くするのに最近自律訓練法を使ってみました。

wikipedia;自律訓練法

 注意書きにもありますが『心臓、呼吸器、消化器、脳に疾患のある場合は、行なうべきではない』というのは厳守してください。

・その方法について
1.
「私は落ち着いている」
と頭で念じます。『落ち着いている』ではなく『リラックスしている』でもいいです。私の場合は『リラックス』という言葉がどうも落ち着かないので、『落ち着いている』という言葉を使っています。ご自身が落ち着ける言い廻しを選んでください。

2.
 次に手に意識を集中し
「手が重くなる」
 と念じてください。手が重くなったら次は――
「足が重くなる」
 と念じてください。
 感覚の鋭い手と違って足は少し難しいです。
 この時点でもう手足が動かせない状態になってしまうかと思います。身体はもう眠っている状態と同じような状態になっています。

3.
 ここからさらに深い催眠状態にするために
「手が温かい」
 と念じてください。手に温感を覚えたら次は――
「足が温かい」
 と念じてください。
 この状態になると脈が50を切るくらいまで下がってしまいます。平常の状態で40台の脈になる方は不整脈ですが、催眠状態ならあり得ます。
 ここから心拍、呼吸、お腹、額と続きはあるのですが、ここまでで充分です。

4.
 通常は消去動作で催眠状態をカットする必要がありますが、そのまま眠ってしまうのであれば必要ありません。
 翌朝目覚めたときにほとんど布団が乱れていないので、寝返りもほとんど打っていないものと思います。目覚めはパッチリ快適ですよ。

・問題点について
 この自己催眠ですが、慣れれば座っている状態でも、立っている状態でもできます。しかしながら既に緊張している状態であったり、リラックスできない環境である場合は、逆効果となります。
 私自身でも試してみました。その時はリラックスするどころか、脈が100越えました。
 あくまでリラックスできる環境とのセットです。
 意識して自律神経をコントロールできるということは、逆の現象ももちろんあるということです。マイナス思考の人は、無意識のうちに悪い方向へ自己暗示をかけてしまい、予期不安によりパニック障害と同じような状態に陥ってしまうのです。その状態を身体が覚えてしまうと、条件反射的にパニック状態が喚起される怖れもあります。
 緊張している時には、無理に緊張を抑え込むのではなく、緊張を受け入れる方が有益かと思います。緊張しているということは、注意力や身体能力が上昇するということでもあります。必ずしも悪いことばかりではないのですね。

Posted at 2015/04/21(Tue) 15:12:46

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映画『海炭市叙景』

海炭市叙景


 私には劇場で見る機会がなかったのですが、報酬が入ってすぐDVD-BOXで購入(BDは手軽に見られなくて好きじゃないのです)。しかし観賞したあともなかなかテキストに起こすことができずに、こんな時期になってしまいました。
 この作品が映画になるだけでも一読者としては、御・御・御の字です。製作委員会の皆様・監督・スタッフ・出演者・出資者の皆様に感謝。めでたく文庫も出ましたし、ぜひ再評価の流れを! バブル時代には理解されなくても、今だったら理解されるかもしれません。
 こういう映画が出来るということも拝金主義の蔓延する現在においては珍しいですね。草の根的ではありますが、胸を張ることのできるしっかりした作品に仕上がっています。

 さて、原作者である佐藤泰志という作家の名前は、かなりの本読みでもなかなか知らないと思います。事実某芥川賞作家の先生などは名前すら聞いたことがないという状態でして……(少々とはいえ話題になった今なら掌を返すかもしれませんが)
 一時期“芥川賞を獲れなかった”作家に興味があって、調べていたことが佐藤泰志作品との出会いです。特に興味が出たのは梅田昌志郎の繋がり(佐藤泰志デビューの選者が梅田昌志郎で、後に佐藤泰志が国分寺の辺りに住まうのもまた梅田昌志郎の影響です)なのですが、先生とは今でも手紙のやり取りくらいはしています。先生曰く佐藤泰志を評して『ごまかしばかり』とのことでしたがはてさて……。
 純文学というのは現在では芥川賞を未獲得の新人が単行本を出したところで、商業など名ばかり、アマチュア漫画家の方が発行・売上部数も利益率も上なんてことはザラです(というよりも村上春樹のような存在が特例中の特例)
 当時の佐藤泰志作品の発行部数はわかりませんが、恐らく収入は相当乏しかったのではないかと思います。――尤も奥さんの方は真っ当に稼いでいましたけれど(それはそれでプライドが傷つくでしょう)

 では映画について。
 端的に言うと、いわゆる函館のご当地映画となっています。
 やるせなく、鬱屈した話ばかりで、劇中でずっと地面を覆っている薄汚い残雪は象徴的です。
 佐藤泰志は元々映像的な書き方をしていますが、群像劇として巧く整理・脚本・昇華されており、なかなかの佳作に仕上がっているのではないかと思います。
 さて、今はもう2010年代です。この時代でありながら1980年代当時の世界を表現しようというのです。この間、いかに我々の生活が変貌したか。その隙間を埋めるのは大変なことだったと思います。そして過去を表現する以上は、作品がただのノスタルジックに収まってしまう可能性もあります。
 全体的に漂う昭和の映像にはセット臭さも違和感もなく、なかなかよく作ってあるなと思います。走っている車は現行車でアンマッチしている部分は仕方ないですが……。1980年代のカクっとしたデザインは現行車にはありませんね。
 演技については、竹原ピストルさんの演技というか持っている物がいいですね。誤魔化しではなくご本人の素でぶつかってきている感じが良かったです。
 最も印象に残ったシーンですが、足指を潰すシーンが小説でも映画でも共に記憶に残っています。そこでチンピラから施して貰う傷テープがサビオなんですよね。

 ついでに社会的なことを書くのであれば、行き詰まった地方の人々の姿がありありと描かれており、80年代でありながら、まさに2014年の姿を象徴しているとも言えるでしょう。他人事ではありません。
 現在の経団連や政府の目指す理想像は『1%の富裕層のために99%の奴隷が犠牲となる社会』で、民衆も相互扶助よりもどうにかして自分だけは勝ち組に入ろうという発想になっていますから、ある意味で当時よりももっと酷いかもしれません。
 海外では民衆は自分たちを貧民の側だと思って行動し、裁判でも企業vs民衆という構図がたびたび生まれます。しかし、なぜか日本の民衆は、自分が貧者の側にあるにも拘わらず、自分が企業側や資本家側の立場にあると勘違いし、周囲を見下そうとする方向に走りがちです。
 労働者がストライキを決行したところ、民衆側が労働者側を責めるというとんでもない事態まで発生しました。春闘でごたつく場合、民衆の敵は必ず企業であるという根本的な原則を忘れてはいけません。80年代は懐柔されることはあっても、まだギリギリでそれができていた。今や自分の都合だけで行動する人々が増え、団結するということがなくなったのですね。
 そういったことを踏まえて観ると、底辺を描く映画というものはサクセスストーリーよりもずっと大事なものと思えます。

Posted at 2014/11/22(Sat) 17:39:05

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文化学院、事実上の簒奪により移転へ

 本日、下部引用部のようなタレコミがありました。

 メールをサイトに掲示するのはどうかとも思いますが、匿名メールですので敢えて公開します。

 メールを下さった方、ありがとうございます。

 今現在、筆者はいわゆる“個人事業主”でして、現在自分のやるべき作品に掛かりきりで、あまり動きが取れない状態です。
 更新がないことからも察していただけるでしょうが、裏を取ったり、何かの活動に参加する余裕はとてもありませんので、申し訳ありません。

 それに、過去、理事側への批判的な言動について(私は至極冷静に事実を列挙し、できるだけ一方に偏らないよう中立の立場で発言しただけなのですが)、学生・卒業生・講師を含む一部の方から感情的・一方的かつ粘着質な攻撃を受けましたので、正直言って関わりたくないというのもあります。
 新聞記事に書かれていた選挙法違反による書類送検の事実を述べるだけでも、人格攻撃を行ってくるなどというのはもはや正気の沙汰とは思えませんし、そういう人達には何を言っても無駄だとあきらめています。
 自らを鑑みて考えを正すことの出来る人というのは少し話せばわかるものですし、逆も然りです。
 事実よりも感情と自身のプライドを優先するような人は、一生そのまま変わることがありません。そのような人々の自己正当化のための欺瞞に付き合っていられるほど人生は長くありませんから。

 閑話休題。愚痴が長くなりましたが、以下引用――


紫陽(しよう)様
突然このような形でメールをして申し訳ございません。
紫陽様が運営されているブログ「http://www6.airnet.ne.jp/~shiyou/cgi-bin/weblog/logwing.cgi」で「文化学院」関連の情報が記述されているのを拝見させていただき、今後の「文化学院」についてお知らせすべきと思いメールさせていただきました。

「文化学院は2014年4月に両国に移転します。」

紫陽様の記事、ビックカメラが文化学院を買収の最終的な目的は、御茶ノ水の土地を取得する事だったようです。

調べれば新築ビル竣工数ヵ月後(2008年3月)に日本BS放送に51.4%売却し、2013年10月にビックカメラ関連で固めた理事で残りの土地建物の権利を日本BS放送に売却を決定し、了徳時学園に学校法人文化学院の経営権を譲渡し、移転する事になったという結末です。

本来、学校法人登記場所の土地は100%自己所有でなければならない所を時間差の申請で役所の審査を潜り抜け現在にいたっているようです。
社会的に問題な行為と思われるのですが、それほど話題にならないのが現状です。

2月8日14時より 御茶ノ水の13階(H階)にて移転計画説明会がありますので、まだ興味があればお越しください。


 まあ……なんと言いますか、経過についてはなかなか美事なお手前で。こういうすり抜け方もあるのですね。結果については完全に懐疑派の皆さんの心配していた通り。皆さん大変ご慧眼でした。

 コンプライアンスには違反していますが、企業の動きとしては至極当然といえるでしょう。下請けや派遣社員から平然と搾取するのが現在の日本企業の一般的スタイルです。儲かれば何でもいい、学歴は高年収のため、大学は就職予備校、高年収の人は選ばれし優等な人間であるなどという拝金主義が蔓延し、文化学院の理念など紙切れのように吹き飛ばされる時代です。
 たとえば昨今猪瀬氏が献金問題で騒がれましたけれど、あんなものは氷山の一角であって政治家なら(共産党を除いて)大部分の人が手を染めているのです。企業も然り。
 そんなわけで、一般企業であればやらかして当然のグレーゾーンです。選挙法に違反するような人を理事長に推してくる時点で、もうその理事会は純粋な意味で教育に関心のある人がいるわけがないというのは、子供でもわかることですね。



 ここからは思い出話。
 このところ、現役の編集者さんとお話しをする機会を戴くことが多いのですが、あの方々は平然と“下手”という言葉を使ってきます。ダメなところは徹底的にダメ出ししてきます。それが仕事ですから。
 文化学院の創作系のゼミもかつてはそうしたストレートの意見を言える空気があったのですが、ちょうど買収騒ぎの頃から作品批判許すまじという空気が作られ、仲良しごっこのカルチャーセンターのように、気味の悪い褒め会いがはじまってしまったことがあります。まるで現在の文壇を象徴しているようですが……。
 もしかすると今でもそうなのかもしれないと危惧します。文化学院で何らかの作家――小説家、漫画家、詩人、イラストレーター、声優、俳優……etc――を目指している方がいらっしゃったら、“下手”と言われるのを怖れないでください。
 事実“下手”と言われまくった新人さんが、あるアドバイス通りにしたところ、すぐにデビューまで行ったことがあるという話をその編集さんから聞きました。
 そのケースでは、“下手”の原因は新人さんが読者におもねって自分の持ち味を殺したために発生したものでした。売れそうな作品を作ろうと考えるあまり、却って“下手”になってしまったのです。
 作者の独り善がりというものは、大抵間違った方へ行きます。それを正せるのは他人の目だけです。ダメ出しを受けることは決して悪いことではないのです。
 一見稚拙であっても、作者の持ち味の生きた作品は読者を愉しませ、商業でも通用します。持ち味の出ていないものが“下手”なのです。
 どうか“下手”と言われた分だけ、成長することができると信じてください。

 蛇足でした。

Posted at 2014/02/01(Sat) 20:12:01

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ストレッチは血圧降下に役立つか

 私は白衣症候群とやらで病院だと血圧が跳ね上がって130/80〜高いときで135/90くらいになってしまいます。
 自宅で計ると120/70くらいなのですが、もし通常の血圧を110くらいまで下げることができれば病院で上が10上がっても問題ない血圧となります。

 google検索をかけてみたところ、対策としては食事療法ばかり。私の食事は極めて健康的です。そば・納豆等を中心とした食事を昔から摂っており、調味料による味付けはほとんどしません。また、血液検査、生化学などの検査でもほぼ理想的な数字が出ているので、医学的にも不摂生によるものとは考えられません。
 理論上、従来からの説では血圧の上がりようがないのです。しかし原発性高血圧というのは実は上昇している原因は全く不明なため、しっかりした医療機関であっても健康的食事を勧めるしかないという、ややオカルトじみた治療法となっています。

 その中でヒットしたのが
外部リンク;高血圧下げる「福辻式」DVD
 このいかにもインチキ臭いサイト。
 要するにストレッチをすることで筋肉がやわらかくなり、血管への無駄な圧迫が緩和され、血管が拡張することにより血圧が下がるというお説です。

 なるほどそういえば、白衣症候群というのも要するに緊張でドーパミンが無駄に分泌され、心拍が増えるのみならず、筋肉も臨戦態勢となり堅くなることで複合的に血圧が上昇しているわけですから、もしかすると筋肉にも関係があるかもしれません。

 それでは自分自身で実験してみればいいのです。ストレッチの方法なんて独自のものはほとんどなく、限られています。別に1万5千円ほどのDVDを買わなくてもちょっと検索するだけで良さそうなのが見つかります。

 この二つのストレッチを1日1回10分間、合計3日間行い、30分の安静の後に血圧を測定してみました。

vital_1.jpg


ストレッチ前の数字はこちら……133/80。基準値ではあるものの、なんかちょっと高いですね。計り直せば127/75くらいまでは落ちたのですが、撮影したつもりで画像がないので……。

vital_2.jpg


3日目のストレッチ後の30分安静の後の数字はこちら……112/70

 これだけ下がれば安心です。112なんて数字は今まで見たことがありません。病気でもない限りは幼い頃から低くても116〜くらいなので。
 因みに3日目にストレッチを行った後に病院で計測したところ123/74でした。
緊張のせいか、待合室から動いたせいか少し上がりましたが問題ない数字ですね。

 健康診断の前だと血液検査(生化学)でCKという数字が上がってしまう可能性がありますが、激しい運動ではなく軽くほぐす程度のものなので問題なさそうです。
 ただ日頃全く運動をしない人だとCKが跳ね上がる場合もあるので注意してください。むしろ毎日の習慣としてやってる人なら引っ掛かることはないと思います。

 福辻さん、インチキ臭いとか言ってすみません。大変いいヒントとなりました。

 ただ、 高血圧にははっきりとした原因のわかっているものもありますし、明らかに食事が悪い場合もありますので、くれぐれも主治医の指示に従って……。
 そもそも高血圧治療であれば、軽い運動を奨められるはずなので、軽いストレッチを止める医者はいないと思いますが……。

--------
追記
ストレッチを継続し、計測日から2週間後に計測したところ――
家:106/67
病院:124/68
でした。体幹部分と足の付け根の柔らかさが関係あるような……?

Posted at 2013/09/10(Tue) 20:51:17

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ネットで話題の漫画・イラスト盗作問題について

togetter;トレパク問題に対するプロの漫画家、イラストレーターの意見【盗作】


 話題となっているのは模写やトレスの是非ではありません。模写もトレスもただの技法であり、自分で用意した素材を模写したりトレスするのであれば問題ないです。
 問題となっているのは盗作行為。
 もちろん模写であっても著作権を侵害しています。複製というくくりに、模写かどうかトレスかどうかという区別はありません。透かしてトレスしようが、マス目を使って模写しようが、コピー機を使おうが、全て等しく複製です。
 トレスをしてもトレス元と似ても似つかない場合は複製に当たりません。これは手書きの贋札事件と同じことす。
 精巧な手描きの贋札は作れば、もちろん犯罪です。使わなくても作っただけで赤瀬川事件よろしく逮捕されます。一方で、お札を複製しても似ても似つかない場合は違法になりません。
 複製とは精巧であるかどうかが重要な問題です他人の創作物を複製し、それを改変して自作物として商業的販売を行うことは、極めて悪質な著作権侵害です。


 私は著作権法なんて正直なくても良いとは常々思っていますが、それは個々人のモラルあってのことです。金銭を一切受け取らないファン活動として公開したなら、権利を侵害していてもまだ許容される余地はあると思いますが、商業や同人で生活の糧とすることは、ただの盗み行為に過ぎません(これは二次創作についてではありません。他人の写真や絵から無断で模写することについてです)
 『訴えられなければ何をしてもいい』などとモラルが崩壊してしまえば、法や機関によって管理されなければ仕方ないということになってしまいます。
 そんな息苦しい環境で創作したいですか? いやですよね。そのためにもモラルは守られなければなりません。


○渦中の人々


マサオ氏
朝目新聞にてパロディ絵を描き、pixivへ移住し同様にパロディ絵を投稿、挑発的なネタが受けてトップランカーとなる。ヤングキングにて『石田とあさくら』連載中。騒動以降、連載中の漫画の絵柄・内容が突然変わったことも話題となっている。
参考:
yahoo知恵袋;pixivで活躍しているイラストレーター「マサオ」さんが今執拗に叩かれているのです...


東山翔氏
コミックLOにて成人向けロリータ漫画を、つぼみにて百合漫画を連載中でしたが、騒動以降調査中のため休載となっています。
参考:
togetter;東山翔(showhigashiyama)さんの模写についての定義


宮田蒼氏
原画アニメーター。ピンナップから盗作を行い、解雇



○主な盗作擁護意見と反証


トレスも盗作もやっていない
 →もしも潔白であるならば、または配信で同じような絵を1枚描いてみせるだけで終わります。プロならファンサービスにもなります。
 技法を他人に公開するのは抵抗があるという方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも独特の線を引ける人であれば、盗作疑惑など持ち上がりません


素晴らしい作品なのだから盗作も許すべき。
 →素晴らしい作品になったのは盗作したからであって、実力で描いても凡百な作品にしかなりません。ましてや一度トレスで楽することを憶えてしまうと、自力で描くことが難しくなってしまいます。


嫉妬だ
 →個人の嫉妬で作家が潰せるのなら、とっくの昔に多くの作家が消えているでしょう。ネットスクラムで消された作家なんて今まで聞いたことがありません。故手塚治虫御大のような形での嫉妬はあるかもしれませんが。


絵も描けない奴がガタガタ言うな
 →絵を描けようが描けまいが関係ありません。ましてやなけなしのお金を払った購入者からクレームが来たときに、この言葉を返すのでしょうか?


タイミングが悪質だ。出る杭は潰すのか
 →ただ第三者からトレス検証されただけで揺らぐような問題であれば、遅かれ早かれ問題となっていたことかと思います。
 いずれの件にしてもトレス疑惑というのは、以前から出ていたのですが、誰も取り上げようとしなかったようです。それが単行本発売等の話題と一緒に出てきて火がついたのでしょう。
 極論するならば、盗作を行ったとしてもその人が無名であれば誰からも全く相手にされません。有名になれば問題となります。その違いです。出る杭が潰されるのではなく、地面に埋まっていた黒い杭が出てくることで明るみになった、というところでしょうか。


当事者でもない第三者が検証するな
 →購入者であれば立派な当事者です。まがい物を売りつけられたのですから。
また、無関係だからと目をつぶっていては社会の自浄作用が働きません。万引きも痴漢も強姦も全て非親告罪ですが、それらを無関係だからと目をつぶっていればおかしなことになりますね。


匿名の鎧を着て卑怯だ
 →この発言をした人は権力の鎧を着ていたりするところが実に皮肉ですが……。
匿名の場というのは偉い人、立場のある人でも、自身の立場を抜きで自由に発言できる場です。その逆も然り。
 そのため、匿名の総意などというものはどこにも存在しません。匿名を攻撃するというのは、壁に向かって拳を振りかざすようなもので、最悪手です。自分が怪我をするだけです。特に社会的立場のある人が行う場合、その匿名の場に自分自身や自分の直近の部下がいたなんて笑い話になってしまいます。


○なぜ盗作を行うのか


デジタル時代になって重ねることが容易になった
 →アナログであればトレス台を利用するのですが、レイヤーの概念がなかった時代は、ラップにトレスして画面に貼り付けてなぞるくらいしか方法がありませんでした。
 しかしレイヤーの登場以降、そのような作業にわずらわされることなく、コピー&ペーストしてから拡大縮小回転を行うことで、自分の絵に他人の絵を組み合わせることが可能となりました。それをなぞれば簡単に絵を盗むことができます。
 さらにフォトショップなどを使えば、写真をそのままイラスト風に加工して使うことができます。これをフォトレタッチといいます。


絵を描けることがステータスになった
 →漫画家やイラストレーターへの志望者がここ近年で大変増えました。それにより、上手な絵を描けることで、昔よりも多くの尊敬を集めることができるようになりました。しかし、訓練して絵の技術を身につけるのは大変なことです。
 トレスすれば簡単に尊敬を集めることができます。虚栄心ですけれども。


○やってもいいトレス・模写


使用許諾を得た素材をトレス・レタッチ
 →フリー素材であっても、ライセンスにより商用が禁止されている場合があります。
 ライセンスというのは非常に難しい問題も孕んでいて、過去にダイナフォントを使用した同人作家がライセンス違反で訴えられています。
 フォントの場合は著作ではないため意匠権となりますが、無断でトレスして公開すると意匠権侵害となります。素材というものは、お金も払って一見自由に使用できるように思えても、使用方法が制限されていることが多いです。
 因みに商業では写植しますので、著者側で勝手にフォントを使用することは禁止されています。使ってはならないフォントというのはかなりありますから。


自分で撮影した写真をトレス
 →建物の場合は事前に撮影許可を得ないとならない場合があります。軍や自衛隊、公共の施設は撮影はもちろん、創作に使用できない場合があります。違反すると罰金を取られることがあります。


poser等3Dの利用
 →絵への転用が認められている3D素材、もしくは自分でモデリングした3Dを使用する方法があります。しかしパースやアタリを取るまでにしておかないと、絵の個性が死にます。これは商業作家としては致命的です。

関連:
wikipedia;松文館裁判
wikipedia;千円札裁判

Posted at 2012/06/16(Sat) 21:52:44

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日本がTPP参加した場合……

 ちょっと私の生活や仕事にも関係があるので、その周辺についてのみ軽くメモ……。最近は創作物で収入を戴く機会が多く、それもようやく軌道に乗ってきたところなのでちょっと戦々恐々としてます。

1.国民皆保険は廃止
2.薬のシステムが大幅に変わる
3.出版物等、著作物の著作権が買い取り制へ
4.著作権違反が非申告制に
5.レーティングが海外準処に

 1.首相は皆保険は維持すると言っていますが、TPP条約は国内法よりも優先されるので例外は認められません。医療費がかさむのは痛いですね。

 2.薬事法もがTPP基準となって、海外の安い薬が押し寄せてきます。厳しい制約のために開発費のかさむ日本の製薬業界にはとても太刀打ちできません。今まで苦労して国内承認を得たお薬も皆んなパーに。治験バイトって結構美味しかったんですけど、TPP参加で激減します。
 高い国内の薬なんて使わないで、海外の安い薬を使えばいいんですから。

 3.現在の日本では著作物の権利は出版社と作者の両方で持ち合っています。ですが、TPP参加によりアメリカ等と同じように出版社が作者から買い取る形になります。
 最近、amazonが電子書籍化けの全権利を出版社へ要求して出版社が反発した事例がありました。これは日本の現在の著作権法では作者とも個別交渉が必要で、まず不可能です。ですが、TPP参加で国内法よりも条約が優先されますので、出版社とamazonの契約のみで著作権を譲渡することが可能となります。

4.現在、違法アップ|ダウンロードが蔓延していますが、著作権法は親告罪のため、作者が訴えない限りは罪になりません。しかし、TPP参加により著作権についての条項が国内法よりも条約が優先されるため、非親告罪となり、著作者による警告なしで取り締まり可能となります。
 また、二次創作は特別に許可されていない限り、全て御法度となります。コミケなどは版権購入という形に持っていくかもしれませんが、現在のグレーゾーンのように好き勝手できるわけではありません。版権を許可するというのは公式で許可を出すということであり、内容には制約が伴います。中には全く許可を出さない出版社も出てくるでしょう。

5.コンテンツ産業においても自由化に伴う基準の統一が必要とされており、著作物のレーティングについても条約に盛り込まれるでしょう。
 ジブリの『となりのトトロ』が北米版ではお風呂のシーンが丸々カットされていたり、『ポケットモンスター』のセクシーな衣装が塗りつぶされているのは有名ですが、TPPに参加するというのは日本もそれに準処しますということです。
 TPP条約に番組製作・放送の自由化も求められていた場合、テレビ番組の基準もTPP基準となります。海外のテレビ放送基準は日本のように甘くありません。現状の深夜アニメは全滅ですね。今の仕事になってから結構楽しみにしてるんですけれど……。

 大抵の人が『何をまさか』と言うのですけれど、国内法とTPP条約が相反した場合は、TPP条約が優先され、国内法は無効または改正させられるという、厳しい条約となっています。
 国家の法律よりも条約を優先するというのは、単なるグローバリズムというよりも、合衆国日本州となる感じですね。巨大な環太平洋合衆国を作っておいて、リーマンショック以降の経済の建て直しと、対中国経済・これから起こる中国のバブル崩壊に対処しようということかと思います。

 しかし、海外の安い労働力・安い通貨との勝負となりますので、大企業は工場を海外移転します。円高なので日本国内で作るメリットは全くありません。どっちみち関税がかからないのですから、海外で全て生産して日本へ送る形になるでしょう。日本の内需によって発生したお金は海外の労働者へ流れることになります。
 当然ながら日本の末端の労働者は要らないです。失業者が大幅に増えます。増大した生活保護費で社会保障が破綻。失業者が増えるため厚生年金も入らなくなり現在の年金制が維持できるのかどうか不明瞭です。

 日本の円高がこのままの場合、海外に拠点を持っている企業だけがTPP参加によりアホみたいに儲かります。
 富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなるのがTPPです。

Posted at 2011/11/16(Wed) 04:36:58

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