http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200512120023.html
真のクリスマスとはタイトルの通りミトラ教の冬至祭であって、イエス生誕とは何んの関係もない。まさにどれもこれもが『こぼれ話』そのものであるが……。
先代もそうだが、厳格なローマ法王の発言というのはいつもどことなく外れていて、非科学的であり、現実にそぐわないのがどうしても好きになれない。特に先代ローマ法王には、より現実的な判断が求められていただろうに(もちろん、平和貢献など功績も多いのだが)。
さて、ミトラ教についてはクリスマスについてのこと以外はほとんど知らないのだが、少なくともミトラ教が滅んだのはキリスト教の圧迫によるということは知っている。ミトラ教を広めたのはローマ軍による。ローマは軍事力でユダヤ教圏を征服していたが、逆に宗教ではキリスト教によって駆逐されたのである。
強い者が弱い者を徹底的に駆逐する目的で、いくつかの要素をかすめ取ることは歴史的に珍しいことではない。ローマが政治的にやってきたことがまさしくそうで、キリスト教はそれを宗教的に行ったのである。その中の一つにクリスマスの習慣があるという。
さて、こうなってくるとクリスマスの真の意味を考えることは、キリスト教徒にとっては随分と皮肉なことに思える。真摯に考えれば考えるほど、キリスト教は間違っているのではないか――となるのが自然である。それをカトリックの権威が高らかに叫ぶ……。ああ、世の中というものは――。
Posted at 2005/12/16(Fri) 00:52:11
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