コンビニでアルバイトをやっていると不思議な出来事に出くわすことがある。ここに七不思議として紹介しておくことにする――と思ったが、七つ全部を語ってしまうと恐ろしいことが起こるそうなので、六つまでにしておく。
一の怪、猫缶に『買った数だけ、割り箸を付けてくれ』
二の怪、毎日24時間徘徊し続ける中年男
三の怪、支払いは全て一円玉
四の怪、歩道に放置されている、全く手の付けられていない品物の入ったレジ袋
五の怪、誰もいないのに鳴り続けるドアベル
六の怪、突然白く半透明な影に覆われる防犯ビデオ
1.猫缶の怪
・猫が箸を使って食べている?
・わざわざ「猫のご飯だから」を何度もことわって箸を受け取るところが怪しい。
・缶から出すのに、わざわざ新しい割り箸を使っている?(こりゃ許せぬ)
2.24時間男の怪
・他の店員に聴いてみると、朝も昼も宵も深夜も関係なくやってくるらしい。
・また、近くのファミリーレストランにいるところも目撃されている。
・たった一つの商品で、店の前ですぐ食べる時でも「袋に入れてください」
・必ずトイレを利用する。
・居住地、氏名、及び一切が不明。
3.一円玉の怪
・一円玉は微妙に砂っぽい感じである。
・近くの寺社の池には、一円玉が投げ込まれている。
・賽銭泥棒か、物乞いによって稼いだカネ?
4.放置品の怪
・棄てた?
・持ち主が蒸発した?
・そのまま置いておくといつの間にか無くなっている。
・棄ててしまっても特に苦情は無い。
5.鳴り続けるドアベル
・センサーの故障?
・逆に背の低い人には反応しないことがある。
・幽霊に反応している?
6.ビデオに浮かぶ白い影
・ディスプレイ/カメラの故障?
・外からの反射光がカメラに当たっている?
・幽霊がイタズラしている?
怪現象――というよりは、ちゃんとオチのある話だと思う。そういえば、書店でいつも五十円玉を両替するについて、ショート・ショート・アンソロジーを作った人がいるとか。世の中にはミステリーが溢れている。そうしたものへのアンテナを鈍らせないように心がけたい。
Posted at 2005/12/16(Fri) 00:43:46
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