最近、作業ドライブを二つ分けることにより、ファイル断片化を未然に防ぐようにしています。
テキストファイルくらいなら問題になりませんが、画像ファイルや動画ファイルなど、大型ファイルの場合は断片化といって、使用するHDDの領域が一つのファイルなのに何カ所にも分断され、結果的にHDDの容量を無駄にしてしまったり、アクセス速度が落ちたり、時にはファイルが論理的に破壊されたりしてしまいます。
通常はデフラグというWINDOWSのアクセサリを使って使用クラスタを並べ替えていくのですが、長い時間PCを占有されたり、HDDを酷使してしまうという欠点があります。
そこで、二つのドライブで作業ファイルを扱うようにすれば、ファイルの整理・保全の意味でもすっきりしますし、習慣的にファイル断片化が未然に防がれているなら、面倒なデフラグの必要も無くなるのではないか、と思ったわけです。
たとえば、ファイルA、Bが存在するとします。両方とも、最初はドライブ1で作業すると仮定します。ファイルAとファイルBとが最初に使用クラスタが隣り合ってしまった場合、もしファイルAが現在よりもより大きなサイズになってしまうと、断片化が生じます。

これはファイルが一定サイズで存在し続けることのほとんど無い作業用のファイルではよくあることです。しばらくはこのままで作業を進めますが、その作業も終了したか、あるいは一段落付いたとします。
そしたら、ファイルAを作業用ドライブ2へコピーしてしまいましょう。作業用ドライブ2上では作業そのものは行わないとし、充分な空き容量があるとします。

すると、デフラグを行わずとも、ファイルAの断片化は解消されます。この後はファイルBの作業をするとしましょう。その間に色々とファイルが増えて、かつてファイルAが占有していた箇所を別のファイルが使用するようになり、またファイルBもかつてのファイルAと同じく、断片化してしまったと仮定します。

これもやはりコピーするだけで断片化が解消されます。しかも空きクラスタの断片化も防ぐことが出来るので無駄がありません。
これはエンコードについても同様のことが言えます。エンコードするドライブと、ムービーを保存・観賞するドライブは分けた方が効率が良いと言えるでしょう。
特にエンコードに際して作業を中継する大型ファイルをあまり烈しく生成したり消したりしていると、空き領域の断片化が凄まじいことになったりします。
一見充分な空き容量があるように見えても、そこに完成した巨大なファイルが収まるには、どうやっても断片化する以外に無くなってしまいます。
Posted at 2006/03/22(Wed) 14:54:07
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