I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

特許て何なのだろう

 炊飯器でパンを焼いているのですが、イースト菌は扱いが面倒だし、ベーキングパウダーはミョウバン等が身体に悪いと言われています。
 他に炭酸水を使ってパンを焼く方法があるそうなので、分量を調べてみたら――
http://www.j-tokkyo.com/2007/A21D/JP2007-006703.shtml
 何やら特許出願されていました。

 いやいやこんなのに特許出願されましても――と思うのですが、近頃ではデジタルコミックの描き方そのものを特許出願して認可された例もありますし、なんだかわけがわかりませんね。

 手当たり次第特許を取るのは、現代では当たり前の手法なのかもしれません。しかし、発明でも何でもない物に価値を付けるのは良くないことだと思います。何より技術の発展には足枷にしかなりません。
 産業革命以降の近代では何をやっても新しかったですが、爛熟してしまった社会では、こういうことが起きるのでしょう。

            今ココ
             ↓
 産業革命・・・核の時代・・・ナノ技術の時代

 もう少し時代が進めば技術革新が起こって、本当の“発明”も出てくるのでしょうけれど、今は伝統的な技術までほじくり返して、ただ単にデジタル化したり、PCを使うことに言葉を置き換えただけの特許がやたらと多いような気がします。

 現代世界ではこと知力に関しては、今や先進国よりも、発展途上国のはずのインドの方が素晴らしい人材がいます(格差は日本と較べ物にならないほど凄まじいですが)

 うまく言葉にできませんが、『世界の厳しさ』あるいは『冷酷さ』とでも言うべきものが、爛熟した文化を持つ国には必要なのかもしれません。

Posted at 2008/03/25(Tue) 05:18:12

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