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文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

アーチ問題終焉

文化学院;愛した母校のアーチ残った 駿河台の『文化学院』

 多くの芸術家、文化人を輩出した人文系専門学校「文化学院」(東京都千代田区神田駿河台、山科誠理事長)のシンボル・玄関アーチが、モニュメントとして生まれ変わった。学校側が打ち出した旧校舎解体に卒業生らが反対、その熱意でアーチ部分だけは残された。耐震補強工事などが24日の卒業式までには終わる予定で、旧校舎で学んだ最後の生徒らを、伝統のアーチが見送る。

 見た目がものすごく微妙な建物になってますが、工事中の中途半端な状態が見れば見るほど危なかったので、これは仕方のないところですね。

天童○人をはじめとして学校関係者には
「建物なんてどうでもいい、ぶっ壊せ。反対してる奴らは全員クズ」
 というまるでタリバンみたいな過激派や
「所有者が壊すって言ってるんだから好きにしたっていいでしょ」
 などという権力万歳な意見が多かったですが、んなこと言ってたら世界中の文化をぶっ壊さなくちゃなりません。中共の文化大革命と質が変わりません。
 紳士的な反対意見は
「残したいのはやまやまだが、老朽化と予算の点から保存は難しい。時間と共に物がなくなるのはどうしようもない」
 というところでしょうか。

 突然の取り壊しが告げられた後の流れとしては、2chに出入りしている歳も浅いオタク連中がしっかりと対話路線を作っているのに対して、いい大人が全く対話せずに持論を力押ししているという面白い構図が見られました。
 本来ならねらーの方が社会から後ろ指差される側だと思うのですが、今回の騒動では完全に真逆でした。そういえばGAINAX問題で蝗が発生したときも、2ch側は目的がはっきりしていて、きちんと話し合いに応じていましたし、ネットのコミュニケーション能力というのはなかなか凄いものがあるのかもしれません。
 この差が一体どこから生まれるのかわかりませんが、現実社会では
『何を言うかよりも、誰が言ったか』
 の方が問題となります
。どんなに内容が正しくなくても、偉い人が言えば認められるわけです。
 しかし匿名の場では誰の発言かわかりませんので「何を言ったか」が問題になります。現実では発言権の全くない無職童貞のキモいブサ面でも、誰も思いつかない凄い発言をすれば「すげー!」と羨望の眼差しで見られるわけです。
 逆に間違った発言をすれば誰であれフルボッコにされますし、匿名掲示板で鍛えられるというのは悪いことばかりではないと思います。

文化学院はこんなところ!
・メディアの講義は朝日OBが丁寧に教えてくれます(朝日系列しかいませんし内容も偏っています)
・創作系は馴れ合いとつぶし合いでギスギスしている(どこの学校も同じだけど馴れ合いの方がやや強い)
・信じられないほど本当にいい講師がいる一方、ダメな講師は救いようがないほどダメ
・一線で活躍する講師から話を聞ける
・アンチ文化学院の著名人は割と多いので、出身者というだけで嫌われる可能性がある
・他の学校同様ジャンキーがいるようですので、見るからにヤバそうな人には近づかないこと。人生壊されないように
・勉強して来なかったあなたも大丈夫! 問題行動さえ無ければ入学できます

 ちゃんと普通科高校を卒業できた方は、一度他の大学を卒業してきてから入学することをお奨めします。元々才能のある人が教養を身につけ才能を伸ばすのには最適ですが、就職面では全く役に立ちません。むしろここを卒業しただけでマイナスイメージを持たれるかもしれません。
 私みたいに高校でやんちゃしすぎて学校追放(問題を表面化したくない学校側の事情で退学処分ではなかったけど事実上同じ)でダブり3年俺\(^o^)/ オワタな人間なら、ここくらいしか受け容れて貰えないですけど。

Posted at 2008/03/23(Sun) 21:24:30

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