I teie nei e mea rahi no'ano'a::映画「続・ボラット」とヒラリー、フォーダム・ロー・ニューヨークへの祝辞のヒラリーは同一人物

映画「続・ボラット」とヒラリー、フォーダム・ロー・ニューヨークへの祝辞のヒラリーは同一人物

　ニューズ・ウィーク紙に興味深い記事がありました。
Newsweek;ヒラリー・クリントンが「ボラット」のQAnon陰謀論者に言ったこと

著：ユアン・パーマー 2021年5月25日 at am 6:21
　ヒラリー・クリントンは、彼女が拷問された子供の血を飲む悪魔の儀式に参加しているというQAnonの陰謀に対処しました。彼女は、サシャ・バロン・コーエン監督の2020年公開の映画「ボラット」を中心としたスピンオフ番組の中でコメントしました。
　火曜日にAmazonプライムで公開された6部構成のドキュメンタリーシリーズ「Debunking Borat」のエピソードでは、元国務長官兼大統領夫人が、昨年の「ボラット続報」映画に登場し、コロナウイルスやクリントン氏に関するデマを広めたジム・ラッセル氏とジェリー・ホレマン氏への録音メッセージを流しています。
　映画の中で、ラッセルとホレマンは、パンデミックの間、コーエンのキャラクターを彼らのキャビンに滞在させます。
　そして2人は、民主党とクリントンが「悪」であると考える理由をボラットに語り、ラッセルはこう付け加えた。
「ほとんどの場合、彼らは子供たちを拷問して、体内にアドレナリンを流し、副腎からそれを取り出して、血を飲んだりしているんだ」
　この主張は、子供からアドレノクロムを採取するために子供を拷問したり殺したりする高名な悪魔的小児性愛者の陰謀団が存在するというQAnonの陰謀論と関連しています。
　QAnonの支持者は、アドレナリンの酸化によって生成される本物の化学物質が、医学的な効果があるという証拠がないにもかかわらず、悪魔の小児性愛者が切望するある種の魔法の万能薬であると信じている。
　クリントンは何年も前からこの完全なデマに大きく関連しており、民主党員が秘密の小児性愛者の組織に関与しているという指摘は、2016年に流行した「ピザゲート」説を否定するきっかけとなりました。
　また、2018年からQAnonの支持者が広めている、いわゆる「フラズリップ」陰謀論は、クリントンと側近のフーマ・アベディンが幼い少女を拷問・殺害して血を飲み、クリントンが少女の顔の皮をマスクとして被っている動画が存在すると虚偽の主張をしています。
「Debunking Borat」の最終回では、クリントンがラッセルとホレマンへのメッセージの中で、「痛々しいほど間違った」QAnon説を非難する一方で、国全体の結束を促しています。
「私は、あなたが私について信じがたいことをいくつか聞いたことがあるのを知っています。そして、あなたが一人ではないことも知っています」とクリントンは語りました。
「それは傷つきます。本当に正直に言います。私や私の家族だけでなく、私の友人や他の人々にとっても、それが単なる偽りではなく、時には痛々しいほどの偽りであることを知るのは傷つきます。アメリカ人同士として、私たちが再び共通の基盤を見つけ、私たちを分断し、お互いを小さな箱に入れようとするすべての力を克服することを願っています」
　とクリントンは付け加えます。
「なぜなら、バラバラになるのではなく、一緒になることは素晴らしいことだと思いませんか？　それが可能であることを願っています。ありがとうございました」
　このエピソードは、ラッセルがホレマンに向かって説明するところで終わります。
「彼女には我慢できないんだ」
　コーエンは、予告編をツイートしながら、クリントンをはじめ、ラッセルやホレマンが新しいスピンオフ番組に出演してくれたことに感謝した。
「そして、ソーシャルメディアで広まった、反ユダヤ主義と女性蔑視に根ざした醜い嘘である、子供の血を飲まないことを明確にしてくれてありがとう」
　とコーエンは書いている
　子供の血を飲むことにまつわるQAnonの陰謀論は、ユダヤ人がキリスト教徒の子供を殺害してその血を儀式に利用すると主張する、数百年前から存在する反ユダヤ主義的な「血の名誉毀損」のデマと大きく関連しています。
　ヒラリー・クリントンと血の名誉」と題されたボラットのスピンオフ・エピソードの中で、カリフォルニア大学の歴史学教授であるキャサリン・オルムステッド氏はこう説明しています。
「陰謀論者たちは、否定できないことから信じられないことへと飛躍します。人々が信じられないことに飛躍するのは、それが自分の政治的価値観を強化するからです。クリントン夫妻をずっと嫌っていたが、その理由がわかったというわけです。個人的に嫌いなだけではなく、政策に反対なだけではなく、ヒラリー・クリントンは子供を殺しているのだと言うのです」
　クリントン氏にはさらなるコメントを求めています。

　映画「続・ボラット」のトレイラーです。トランプ支持の不正選挙を追ってきた人なら、笑えますよ。ややトランプ支持寄りの映画です。やや。ジョークは笑い飛ばしましょう。皮肉？　事実は皮肉にならんのですよ。

　プライム会員は無料でした。
Prime video;続·ボラット栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画

　ドキュメンタリー
「Debunking Borat」より【日本語版は無し】
ヒラリーのコメント部分のみ抜粋

　あなたのために祈ります。こんにちは、ジムとジェリー。ヒラリー・ローダム・クリントンです。私について、信じられないようなことをいくつか聞いていると思います。あなた達だけではないと思いますが、正直に言うと傷つきます。それは私や私の家族だけでなく、私の友人や他の人々にとっても傷つくことであり、それらの人々はこの話が単なる嘘ではなく、時には痛々しいほどの偽りであることを知っているのです。
　ですから、あるアメリカ人から別のアメリカ人へと、私たちを分断しようとするすべての力を克服するために、再び共通の基盤を見つける努力を始められることを願っています。私たちを分断し、互いに離れた小さな箱に入れようとするすべての力を。なぜなら、バラバラになるのではなく、一緒になることは素晴らしいことではないでしょうか？　それが可能であることを願っています。ありがとうございました。

ジムとジェリー「「……」」

　さて、ヒラリーについては、24日に祝辞の動画を出しています。

I was honored to help celebrate graduates of @FordhamLawNYC at this weekend's commencement. As I told these new lawyers: they're graduating in a moment when the world, not just the legal profession, has never needed them more. https://t.co/SF7nATyYmz pic.twitter.com/ZjkcFyNx59
— Hillary Clinton (@HillaryClinton) May 24, 2021