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自律訓練法の利点と問題点


眠りが浅い方で困っているのですが、眠りを深くするのに最近自律訓練法を使ってみました。

wikipedia;自律訓練法

 注意書きにもありますが『心臓、呼吸器、消化器、脳に疾患のある場合は、行なうべきではない』というのは厳守してください。

・その方法について
1.
「私は落ち着いている」
と頭で念じます。『落ち着いている』ではなく『リラックスしている』でもいいです。私の場合は『リラックス』という言葉がどうも落ち着かないので、『落ち着いている』という言葉を使っています。ご自身が落ち着ける言い廻しを選んでください。

2.
 次に手に意識を集中し
「手が重くなる」
 と念じてください。手が重くなったら次は――
「足が重くなる」
 と念じてください。
 感覚の鋭い手と違って足は少し難しいです。
 この時点でもう手足が動かせない状態になってしまうかと思います。身体はもう眠っている状態と同じような状態になっています。

3.
 ここからさらに深い催眠状態にするために
「手が温かい」
 と念じてください。手に温感を覚えたら次は――
「足が温かい」
 と念じてください。
 この状態になると脈が50を切るくらいまで下がってしまいます。平常の状態で40台の脈になる方は不整脈ですが、催眠状態ならあり得ます。
 ここから心拍、呼吸、お腹、額と続きはあるのですが、ここまでで充分です。

4.
 通常は消去動作で催眠状態をカットする必要がありますが、そのまま眠ってしまうのであれば必要ありません。
 翌朝目覚めたときにほとんど布団が乱れていないので、寝返りもほとんど打っていないものと思います。目覚めはパッチリ快適ですよ。

・問題点について
 この自己催眠ですが、慣れれば座っている状態でも、立っている状態でもできます。しかしながら既に緊張している状態であったり、リラックスできない環境である場合は、逆効果となります。
 私自身でも試してみました。その時はリラックスするどころか、脈が100越えました。
 あくまでリラックスできる環境とのセットです。
 意識して自律神経をコントロールできるということは、逆の現象ももちろんあるということです。マイナス思考の人は、無意識のうちに悪い方向へ自己暗示をかけてしまい、予期不安によりパニック障害と同じような状態に陥ってしまうのです。その状態を身体が覚えてしまうと、条件反射的にパニック状態が喚起される怖れもあります。
 緊張している時には、無理に緊張を抑え込むのではなく、緊張を受け入れる方が有益かと思います。緊張しているということは、注意力や身体能力が上昇するということでもあります。必ずしも悪いことばかりではないのですね。

Posted at 2015/04/21(Tue) 15:12:46

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