I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

人間用の排卵誘発剤によって雌ゴリラが赤ん坊を産む

ananova;Gorilla born using human fertility drug
 ブリストル動物公園で飼育されているゴリラのSalomeは30歳であるが、無事に第二子を出産した。最初の子供は20年前、他界してしまった。
 しかし、Salomeは卵子の元となる卵母細胞の数の減少という状態にあり、子供をなすことが非常に難しい状態だったという。発情期になっても、このゴリラは排卵しない身体になっていたのである。
 ブリストル大学の産科婦人科のチーフ獣医であるデイビッド・ヒルは、排卵を発動させるために、人間に用いられる排卵誘発剤をSalomeに使った。
 動物公園の管理代行であるブライアン・キャロル博士は次のように述べている。
「人間の排卵誘発剤を雌ゴリラに用いることができるのは、潜在的に非常に重要な大発見です」

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 ときどき飼い犬に人間の薬を飲ませる飼い主がいますが、薬というものはそもそも何重にも動物実験を重ねた末に開発されるもので、人間用排卵薬も当然、動物実験を経て発売されたものと思われます。
 特に生理薬の場合、人間と近い種……たとえば、チンパンジーやゴリラなどで最終的動物実験が行われたはずです。
 したがって、これはニュースになるような特別な出来事ではなく、当然の出来事だと思います。もし『大発見』などと本気で思っているとしたら、ちょっとどうかしてるんじゃないかと。(笑)

 また、動物用に特別処方された薬というものは、ほとんど数が少なく、獣医で処方されるものでも、実は人間用とほとんど変わらないそうです(人間用チーズと犬用チーズの味付けが違うように、効果の強弱はあるでしょうけど)

Posted at 2006/12/26(Tue) 12:55:25

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