I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

ナンバーズに見る乱数予測の不思議

 労働には大きく分けて三種類の労働がある。一つは働けば働くほど、人間的にプラスとなる労働。一つはどれだけ働いても、給料が得られるだけで何んのプラスにもならない労働。最後は人間的にマイナスになる労働。
 今の私が行っている労働は、はじめこそ一番目のものだったが、現在では脊髄反射的に動いているだけに過ぎず、二番目のものとなっている。金銭こそは得られるが、結局何十年続けても何んにもならない。時間の浪費である。どんどん感性は麻痺し、バカになっていくだけ。ほとんどの人は二番目が多いのではないだろうか。一番目を生涯の仕事と出来る人は幸福である――尤も、“労働”というよりも、“○○作家”や“資本”の方に廻っているかもしれないが。三番目は不幸。最後には企業犯罪を一人で負わされたりする。資本家も然り。この間保釈された人とかね。(笑) 人生には破滅しか待っていない。
 こんな導入から始めたのは、『金銭の奴隷』とならずにいかに美しく生きるか――ということが言いたかったのだが、近頃はニートやパラサイトと呼ばれる無気力集団が発生していて、金銭の奴隷とはならないが、人生の目標も、生きることの美も求めない連中がいるために一概に言えなくなってしまった。ひたすら引き籠ってゲームばかりしているのは、単に通貨をゲーム通貨に置き換えただけで、二番目、三番目の労働と変わりない。結局彼等も奴隷であることに変わりないのである。
 しかし人生にある目標を持つ者にとって、人生とはタイムアタックの一種である。死が訪れるまでにゴールへ辿り着けるかどうかは、誰にも解らない。その限られた人生の中でどれだけのことを成すか。その為には厖大な時間と、(これは人にもよるが)厖大な金銭が必要である。
 時間は無意味な労働によって削られ、かといって時間を優先すれば金銭は底を付き、学ぶことはおろか、生きていくことさえ出来ない。人生においてはある一定のまとまった金銭のあるなしが運命を分ける場合が多いが、そうした人達にはそんなものはない。
 そこで短絡的に考えつくのはクジで勝つこと。ニートがクジに当たっても娯楽のタメだけに消えていくだけだろうが、人生の目標のある人は、その目標のために投資ができる。そして、そのクジも当てずっぽうではなく、出来る限り知性と感性を活かして勝ち取りたいものである。

 前置きが長くなったが、これはある簡単な計算法で求めた予測と、ナンバーズ4の一桁目の結果とを照らし合わせたものである。1617回といえばだいぶ前になるが、これはちょうど私が予測を始めたときのことである(実際には1623から)

ナンバーズ4予測結果


 予測業者に利用されるのが厭なので計算法は伏せておくが、二種類の計算法を用いて、それぞれが一致する回にマークを付けた。○は左の計算が結果と一致、△は右の計算が一致、◎は両方の計算が一致した場合である。すると、6,5,6,5……という一定間隔で一致しているのが判った。少なくとも、一桁はかなりの自信をもって合わせることが出来るのである。間隔が大きく狂ったら、風車盤の配置通りに数字をずらせば、また合うようになる。
 もちろん抽選法はアナログ方式だが、風車盤の廻し方はほとんど一定で、なおかつナンバーズの抽選に使われている風車盤は、桁毎に異なっている。しかも桁毎にそれぞれクセがあり、例えば同じ数字変化がずっと続いたり――ex.4215という数字があって、その次が6なら、やはり再び6という数字が出てしまう――といった現象も出る。
 ただし計算というものには大きな欠点があって、とにかく融通が効かない。一桁分は合わせることが出来ても、他の桁も同じように一致してくれるとは限らないのである。従って、色々と頭を悩ませることになる。

 人間の眼は数字を追うよりも、図を捉える方が得意である。結果をグラフ化して、感性によって次の数値予測するのも面白い。

結果のグラフ化


 理数系の人なら、大学でカオスを勉強した時に似たようなグラフを何度か見ただろう。一見何か規則がありそうなグラフでありながら、突然混乱をはじめたり、また再び規則がありそうに見えたり、どこか似たようなところがあったり。そうなってくると予測できないことも無い。
 このグラフの最後、次は上を向くだろうというのはすぐ予想がつくだろう。5も含めた5以上の数。グラフが急激な波を描くとすれば9、緩慢な波を描くなら5が有力である。さらに全ての数字は10分の1で出ているのだから、しばらく出ていない7、9という数字は可能性が高くなる。因みに実際の結果は5だった。ここのところ出過ぎている感のある5がもう一度出ることは風車盤及び乱数という特性上あまり考えられないし、再びグラフが下を向くというのも、ちょっと早すぎる。ゆったりと上昇したので、次は6〜9までの数であると予測が立てられる(結果はまだ見ていない)

 私自身、クジ自体はほとんど購入していない。予測だけなら200回中3回は的中した。各回5パターンずつ購入しても確かにプラスにはなるのだが、それにしても元手が必要なのである。そうすると、なんだかガツガツしていけない。研究というのは、もっと大らかにやるものである。自信のある時だけ一点買い、これに限る。
 それに当てることよりも、乱数の予測を計算や知性や感性を駆使して行うことの方が愉しくなってきたせいもある。確率的にはナンバーズ3でやった方がいいのかもしれないが、実はデータを集めていないので何んとも言えない。
 ナンバーズ4予報なるものをやろうかとも思ったが、外れた人から苦情を言われても困るし、いささか業者めいているのでやめにした。予報サイトは山のようにあるのだから、別に私が予報する意味も無いであろう。同じ理由で、私が個人的に集計したデータも公開しないことにする。間違っていたら申し訳ないし。

Posted at 2006/05/23(Tue) 07:23:07

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