BBC(uk);Zero-gravity surgery 'a success'
フランスの医師らが無重力状態における初の対人手術を行った。無重力状態を生み出すため、宇宙での条件をシミュレートするのにカスタム設計されたエアバス300航空機が使われた。航空機の急降下によって、である。
ボルドーから三時間のフライトの間、約20秒間ずつの無重力状態が32回繰り返された。外科医と麻酔医のチームは、46歳のボランティアの前腕部から良性の腫瘍をそつなく切除した。
この実験は国際宇宙ステーション(ISS)または月面基地にてロボット工学的技術を開発するために、欧州宇宙機関(ESA)によってバックアップされたプログラムの一部である。
マーティン医師によれば「我々が一度に連続した2時間の無重力時間が与えられたならば、虫垂も切除できただろう」とのこと。
これまでに行われた無重力状態での外科手術は、2003年10月ネズミの尻尾にある0.5mmの動脈を修復するものであった。
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いかに宇宙飛行士が健康に恵まれたエリート達とはいえ、宇宙に出て全く怪我や病気をしない――というわけにはいきませんからね。こういう技術を開発せずにはおかれないわけですな。例えば外惑星へ有人飛行する場合でも、病気とは常に背中合わせです。
実をいうと、こういうことにまで考えを巡らせたことは、一度もありませんでした。ヒトが宇宙へ出るには、数多くの困難が立ちふさがっているのですね。
Posted at 2006/09/28(Thd) 19:31:13
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