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暴力的傾向が、遺伝子に関連していることが判明

 民族的蔑視に繋がりかねないが、朝鮮や中国に住む民族には火病という民族病がある。あなたが例えば職場などで在日韓国人と話しをしていると、突然相手が狂ったように怒りを爆発させることはないだろうか――これがまさしく火病だという。酷い話になると、日本人などが韓国人をからかうのによく用いるという。
 この原因は文化的背景や、環境のせいだとも言われるが、これはそう簡単な問題でないらしく、遺伝性のものだとも言われている。
 もちろん一般的日本人には朝鮮半島からの血はかなり混じっているはずだから、そうした遺伝があれば日本人も似たような傾向になると思うのだが……

 さて、そうした話はともかく、今回のネタはこちら。

ABC(au);遺伝子は暴力的傾向とつながりがある

 新しい研究によると、どうやら『暴力的行動を脳が始動させるかどうかは遺伝子、及び環境の複合的な要因が組合わさることで決定される』という。
 このことは、『遺伝上暴力の素因を与えられている人々の脳構造が、他の人々と異なる可能性を示唆している』という。
 ――なるほど。脳構造の違いによる一種の障害といえば自閉症が思い出されるが、その逆もあったっていい。
『X染色体に運ばれる遺伝子は、脳においてストレス・ホルモンを片づける酵素を算出する。
 いくらかの研究者は、ある形のこのモノアミン酸化酵素
A(MAOA)遺伝子が激しい行動と繋がることを示唆する』

 こうした研究の尤も深い論拠というのは、オランダに住む攻撃的傾向の突然変異を持った家族についての論証であるという。
 オーストラリアの神経遺伝学者Peter Schofield教授によると『その家族の男性全ては放火犯人、及び強姦犯人だった』という。とんでもない家族だ。(笑) 確かに、一家族全員が個々人の資質いかんではなく、全員が一様に犯罪的気質を有しているとすれば、かなり遺伝的可能性が高くなります。
 もし遺伝が気質と全然関係ないとすれば、あらゆる動物が異性の好き嫌いを判断する理由さえ無くなってしまいかねません。やっぱり遺伝と気質とは深い関係があるのでしょう。

 マウスを使った動物実験でも、MAOA遺伝子の無いマウスは攻撃的傾向が強いという実験結果が出たそうです。
 しかし数年前に行われた研究では、ニュージーランドのダニディンで生まれた1,000人のうちで、遺伝子の型と某量的傾向との直接的繋がりは見出されなかったようです。
 結局、遺伝だけが問題ではなく、環境要因も複雑に絡み合うということのようです。

Posted at 2006/03/21(Tue) 18:08:03

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 遺伝子と暴力的傾向に関係があるという話、5年ぐらい前にテレビの特集番組で見た記憶があります。まぁ当時は人間のDNAの解析も中途半端な時代でしたが、未だに同じ研究を続けているとすると研究の理由が気になってきます…なんかSFアニメ的な発想しか思いつきませんけど(笑
 それにしても最近よく火病という単語を目にするようになりましたねー。昔の言葉で言えば「癇癪持ち」といったあたりでしょうか。「一般的日本人には朝鮮半島からの血はかなり混じって」とありますが、それは関西より西の話でしょうね…九州男児の気質というものは朝鮮人に似たものがありますし。しかし九州男児と朝鮮人が同質でないように遺伝子は劣勢/隔世遺伝によって適度にフィルタリングされていくので朝鮮人の遺伝子ばかり取り入れ続けない限り「似たような傾向」になる確立は低いと思います。一方で朝鮮人も古来の日本人の勤勉さを取り入れてDNAレベルで進化して欲しいと思ったりもします(笑。

Posted by ス at 2006/03/22(Wed) 21:48:29

九州男児――私のことですね。
父は長崎十人町出身。母は満州出身。顔立ちも大陸渡来系なので、多分朝鮮系の血が濃いのでしょう。父も私も怒りで我を失うタイプです。ただ親戚には部落民もあるので、かなり混血がありそうですが。
 
あと、古来の日本人――というか日本人は元来怠け者でないかなぁ、と思うのですがね。(笑) むしろ逆に怠け者でもちゃんと社会の中で生きていける、大らかな社会というのが日本本来の姿でないかな。三代目若旦那に代表される江戸文化はもちろんのこと、中世以前の民俗・風俗を見ても今で言うならニート同然の人が多かったわけですし。
 戦前・戦後すぐの文献を紐解くと、とにかくアメリカ人の勤勉さと、日本人の怠惰さを比較したものが多く、戦後経済を支えた日本人の勤勉さというのは、極端な欧米化が発端のいびつな形だと思っています。
 むしろ、最近のニート頻出というのが、本来の日本人らしさではないかと。

Posted by 紫陽 at 2006/03/23(Thd) 19:52:55

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