I teie nei e mea rahi no'ano'a

[ABC] 2/10　星は死ぬ前に“中音のド”のハミングを奏でる（アンナ・サラよりＡＢＣサイエンス・オンラインへ）

　巨星は華々しい爆発によって死ぬ千分の一秒前、“中音のド”の周辺音のハミングを奏でる、と天文学者達は言う。
　アリゾナ大学のアダム・バローズ教授と研究チームは、The Astrophysical Journal誌の４月号にて、超新星爆発直前の歌について報告するであろう。
「私たちがこの現象を確認し始めたとき、音波が観測されることは、全く解りきっていました。しかし、私たちが調査結果をさらに再調査し再分析し続けるとは全く夢にも思いませんでした」とバローズ教授は言った。
　天文学者達は長い間、超新星、巨大な星が崩壊、爆発するとき、何が起こるかを解明しようとしてきた。いったん死のドアに辿り着くと、超新星の核はエネルギーを逃がさず、その星が核に向かって内側へ収縮してしまうほど密度が高くなる。
　今まで、科学者は、星の死に臨んだ瞬間の壮絶な爆発は、核からの撥ね返す星の外側にある殻が原因であると推測していた。
　しかし、シドニーにあるAnglo-Australian Observatory（ＡＡＯ）の、オーストラリアきっての超新星エキスパートであるスチュアート・ライダー博士によると、今までのところ超新星を爆発させるモデルのうちのいずれも、この理論を立証できなかったという。
　基本的に、それらのモデルは、つぶれていく外側の層に打ち克つほどのcore bounce（撥ね返り）に充分なエネルギーを示さない。
「拡張しようとするものは、まだ収縮するものにぶつかり合い続けるでしょう。すると、それは全く爆発をやめるでしょう」と、ライダー博士は言う。
　超新星から放出されるニュートリノを考慮することも含めて、モデルを微調整する様々な試みがあった。
　しかし、同じようにこれらの素粒子がモデルワークを行うために充分なエネルギーを供給しないということが分かった。
　それらのモデルは、爆発の前で静止した。

音波はミッシング・リンクを与える
　バローズ教授と研究チームは核の崩壊から超新星爆発までの、死に瀕している星の出来事をシミュレートするためのコンピュータモデルをすでに開発した。
「私たちのシミュレーションは、内側の核が脈動を始めることを示す」と、バローズ教授は言う。
「それらは、約500ミリ秒後 [その核が崩壊した後] に内側の核が烈しく振動し始めることを示します。そして、600、700、800ミリ秒の後、この振動は、音波を送るほど活発な状態になります。これらのコンピューターの動きは、音波は実際にはニュートリノではなく星の爆発によるということが解ります」
　研究者によると、内側の核における典型的な周波数は、約200〜400ヘルツ――可聴域の中音のドの周辺だそうである。
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参考：wikipedia -ブラックホールより

質量が太陽の約8倍よりも重い星の場合は、巨星に進化した後も中心部で核融合によって次々に重い元素ができ、最終的に鉄からなる中心核が作られる。鉄の原子核は結合エネルギーが最も大きいため、これ以上の核融合反応は起こらず、星の中心部は熱源を失って重力収縮する。収縮が進むと鉄の原子核同士が重なり始め、陽子と電子が結合して中性子になって、やがては星の中心部がほとんど中性子だけからなる核となる。この段階では核全体が中性子の縮退圧によって支えられるようになるため、重力収縮によって核に降り積もる物質は激しく跳ね返されて衝撃波が発生し、一気に吹き飛ばされる。これが超新星爆発である。超新星爆発の後には中性子からなる核が中性子星として残される。残った中性子星が光やX線を激しく放出するパルサーとなる場合もある。

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　なんでも、人の身体の元素は超新星爆発によって作られているとか。そう考えると、ロマンティックですよね。無機質なエネルギーの塊から感情を持った人間が生まれている、というのはなんとも不思議なことです。
　それがド（Ｃ）の音まで出すなんて、星がいまわの言葉を聞かせているようで、ちょっとロマンティックが過ぎますね。
　よく考えれば脳も所詮は物体に過ぎず、中では電気的変化及び化学反応が起こっているだけです。そこから考えれば、星に心のようなものがあったとしても、あまり驚かないかもしれません。

Posted at 2006/02/13(Mon) 05:47:30

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