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ストレッチは血圧降下に役立つか

 私は白衣症候群とやらで病院だと血圧が跳ね上がって130/80〜高いときで135/90くらいになってしまいます。
 自宅で計ると120/70くらいなのですが、もし通常の血圧を110くらいまで下げることができれば病院で上が10上がっても問題ない血圧となります。

 google検索をかけてみたところ、対策としては食事療法ばかり。私の食事は極めて健康的です。そば・納豆等を中心とした食事を昔から摂っており、調味料による味付けはほとんどしません。また、血液検査、生化学などの検査でもほぼ理想的な数字が出ているので、医学的にも不摂生によるものとは考えられません。
 理論上、従来からの説では血圧の上がりようがないのです。しかし原発性高血圧というのは実は上昇している原因は全く不明なため、しっかりした医療機関であっても健康的食事を勧めるしかないという、ややオカルトじみた治療法となっています。

 その中でヒットしたのが
外部リンク;高血圧下げる「福辻式」DVD
 このいかにもインチキ臭いサイト。
 要するにストレッチをすることで筋肉がやわらかくなり、血管への無駄な圧迫が緩和され、血管が拡張することにより血圧が下がるというお説です。

 なるほどそういえば、白衣症候群というのも要するに緊張でドーパミンが無駄に分泌され、心拍が増えるのみならず、筋肉も臨戦態勢となり堅くなることで複合的に血圧が上昇しているわけですから、もしかすると筋肉にも関係があるかもしれません。

 それでは自分自身で実験してみればいいのです。ストレッチの方法なんて独自のものはほとんどなく、限られています。別に1万5千円ほどのDVDを買わなくてもちょっと検索するだけで良さそうなのが見つかります。

 この二つのストレッチを1日1回10分間、合計3日間行い、30分の安静の後に血圧を測定してみました。

vital_1.jpg


ストレッチ前の数字はこちら……133/80。基準値ではあるものの、なんかちょっと高いですね。計り直せば127/75くらいまでは落ちたのですが、撮影したつもりで画像がないので……。

vital_2.jpg


3日目のストレッチ後の30分安静の後の数字はこちら……112/70

 これだけ下がれば安心です。112なんて数字は今まで見たことがありません。病気でもない限りは幼い頃から低くても116〜くらいなので。
 因みに3日目にストレッチを行った後に病院で計測したところ123/74でした。
緊張のせいか、待合室から動いたせいか少し上がりましたが問題ない数字ですね。

 健康診断の前だと血液検査(生化学)でCKという数字が上がってしまう可能性がありますが、激しい運動ではなく軽くほぐす程度のものなので問題なさそうです。
 ただ日頃全く運動をしない人だとCKが跳ね上がる場合もあるので注意してください。むしろ毎日の習慣としてやってる人なら引っ掛かることはないと思います。

 福辻さん、インチキ臭いとか言ってすみません。大変いいヒントとなりました。

 ただ、 高血圧にははっきりとした原因のわかっているものもありますし、明らかに食事が悪い場合もありますので、くれぐれも主治医の指示に従って……。
 そもそも高血圧治療であれば、軽い運動を奨められるはずなので、軽いストレッチを止める医者はいないと思いますが……。

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追記
ストレッチを継続し、計測日から2週間後に計測したところ――
家:106/67
病院:124/68
でした。体幹部分と足の付け根の柔らかさが関係あるような……?

Posted at 2013/09/10(Tue) 20:51:17

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