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文芸公募の選考者が本読まないとか

yahoo/毎日;<勝毎>掲載の公募小説は盗作 向田邦子作品の大半丸写し

 同社によると、問題になったのは、市内の無職男性(78)が「お伽噺(とぎばなし)」と題し、同社の文芸作品コンクール「新年文芸」に応募した作品。社外の選考者1人が計9作品の中から佳作に選び、紙面に掲載された。しかし、社内の指摘で、向田邦子さんの短編集「父の詫(わ)び状」に収められた「あだ桜」の前半部分の大半を丸写しした内容であることが分かった。男性は盗作を認め、同社は佳作を取り消した。

 向田邦子の『父の詫び状』って、エッセイ本の中でも名作中の名作本……というよりも、向田邦子のエッセイなら教科書にもいやというほど載っています。
 要するに、教養の基本中の基本。文系なら誰でも知っていて当たり前。知らない方が異常。
 ――で、この選考者って何なのさ? 向田邦子すら読んだことのないアルバイトだったのか、たまたまド忘れしていたのか。
 向田邦子の文章に対して、この選者の批評があったら是非とも読みたいね。(笑)

 男性は「素晴らしい文章だったので多くの人に知ってもらいたかった。もう応募はしない」と話しているという。

 向田邦子なら、こんな奴からお奨めされなくても、まともな教養のある人なら誰だって読むよ。

Posted at 2009/02/10(Tue) 05:05:39

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