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文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

ラノベ作家桜庭一樹直木賞受賞

文春;第138回直木賞は桜庭一樹さんに決定!
 順当順当。
 ラノベから出て良かったと思います。作家にとっては却って不幸かもしれませんけれど。

これで
「ラ ノ ベ は 文 学 で す」
という人がまた増えるかもしれないけど、直木賞は面白ければOKの文学賞ですから。


 芥川賞は……今回はパス。

(↑ここまで1/16の記事)
----(追記2/16)-----
の予定でしたが読んだので。

 まず、改行が少ない上に、文章はやや粗くて読みにくい。ネット中毒で三行以上読めない人や、春樹系の信者には苦痛かと思います。
 こういうのは女性には割と珍しいスタイルなので、男性が書いたかと思いました。
 だけどどうしても読んでおきたい小説ってほどではないですね。書いてある内容も生理臭いばっかりで「うん! うん!」留まり。やっぱり小説は「SUGEEEEE!」と思わせないと物足りないかな。
 方向性は全然違いますが小川洋子の「妊娠カレンダー」とか、あとは笙野頼子のわけわからんところとか似てるかもしれません。
 名作になることはできないけれど、小説の登龍門作品としては、それなりに納得できるところです。
 要するに芥川賞作品としてはふつー。ちょっと懐かしい印象さえ感じます。

Posted at 2008/02/16(Sat) 05:03:31

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