ananova;World's oldest condom
現存しているものの中で最も古いコンドームが、オーストリアの博物館に展示されている模様。
その再使用可能なコンドームは、西暦1640年にまで遡るが、ラテン語で書かれた取扱説明書ともども、全くもって損傷が無いという。
そのマニュアルによると、疾患を回避するため、使用前には暖かいミルクに浸すこを勧めている。
素材は豚の腸。スウェーデンのルンドで発見された。
今年の夏、オーストリアのチロル州立博物館で展示される、性に関係した250個の遺物のうちの一つだという。
ここは、敢えて再使用可能なコンドーム、というところに着目したい。(笑) 病気が心配といえば心配だが、コンドームは決して安いものではないし、使い捨ては地球環境もためにも勿体ないと思う。それを思えば、再使用可能なコンドーム――というのは、何んとも近未来型である。
今回の遺物が発見された1640年代といえば日本は江戸時代初期である。日本では天下泰平の中、高い芸能文化が栄えると同時に、吉原文化が栄えていく。セックスは最大の娯楽の一つであった。金持ちも貧乏人も、最終的にやることと言えば一つである。それだのに、効果的な避妊法が無くてはさぞかし困るだろう。
もしかすると日本でも何か似たような避妊具が使われていたかもしれない。さもなければ、遊女も若旦那も大変である。
チロル州立博物館
1823年設立。当時の皇太子フェルディナント一世にちなんで、フェルディナディウムとも呼ばれている。チロルの作家、ブルグント地方、レンブラント等、オランダの画家の作品が多い。マクシミリアン一世の遷都により、当時最先端の文化と山間の民族文化が融合した結果、チロル独特の文化が生まれた。その数々を見ることが出来る。2階には、「黄金の小屋根」の腰部分のレリーフのオリジナルがある。
Posted at 2006/06/10(Sat) 10:18:05
文学・歴史・民俗学 | コメント(2) | トラックバック(0) | この記事のURL
この記事のトラックバックURL ->
この記事へのコメント
オーストリアとオーストラリアって、解っててもタイプミスしてしまう……
Posted by 紫陽 at 2006/06/10(Sat) 10:53:17
おいおい
Posted by at 2012/05/30(Wed) 16:21:00
コメント本文以外は全て入力不要です。