I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

第二次世界大戦はまだ終わっていなかった

 ディープ・ステートの歴史の話となります。
 ここでは可能な限り都市伝説などは交えずに、真面目な歴史でお送りします。

 アメリカ不正選挙において、トランプ大統領は会見で『ディープ・ステートは60年以上アメリカを裏で支配してきた』と述べました。60年間というのは長いのですが、歴史を調べてみるとどうやら60年どころではなく、第二次大戦時には既に原型となるものが存在していたようです。

 日本の占領政策を行った、GHQのマッカーサー元帥は次のような言葉を遺しています。
「アメリカは戦う敵を間違えた」
「日本は自衛のための戦争だった」

 アメリカの本当の敵は、ソビエト連邦、中国などの共産主義国であったということです。こうした態度だったため、元帥はトルーマンによって解任されてしまいますが、なぜ日本が朝鮮半島や満州に手をつけていたのか、ということを肌で理解した様子でした。

 資本主義・自由主義のアメリカにとって本当の敵は共産主義だったのに、なぜか共産主義国家を助けることで戦争が終結してしまったのです。
 敗戦国は都合のいいスケープ・ゴートなります。大日本帝国は悪の象徴とされ、ナチスについてはどこまでが実際にあった悪行で、どこからが現場が暴走した結果だったのか、果たして欧州の罪をなすりつけたものなのか、研究さえ禁じられています。そのため、ヒゲの総統が一体なぜユダヤ人を迫害したのか、何を目的としていたのか、何と戦おうとしていたのか学術的には不明なままです。

 第二次世界大戦ですが、アメリカがソビエト連邦を助け、ナチス・ドイツと大日本帝国を倒しました。はて、イタリアはいつ敗けたんだったか……まあイタリアなので(1943年9月8日、いち早く降伏しました)。
 その戦時に、同胞のユダヤ人達をナチスに売り飛ばして大金持ちとなったのが、あの悪名高いジョージ・ソロスです。そんな人物は、もはやユダヤ人とは言えないでしょう。イスラエルのユダヤ人にとっても敵でしかありません。
 よく『真ユダヤ』という言葉も使われますが、陰謀論やオカルトとレッテルを貼られがちです。ユダヤ教徒には誰でもなれますが、元々ユダヤ教とは選民宗教なのですから、元のユダヤ民族を指して『真ユダヤ』と区別することをオカルトいというのは奇妙ではあります。単純に伝統的なユダヤ人として建国に成功したイスラエル人と、他国に潜り込んで経済支配している金貸しユダヤとを同一に考えるのは難しいものがあります。既にユダヤ人の中でも分断がはじまっているのです。

 では、今回の本題となる、大日本帝国下でのディープ・ステートがどのように認識されていたのかを見てみましょう。
神戸大学経済経営研究所;新聞記事文庫 人種問題(3-046) 報知新聞 1941.6.23-1941.6.29 (昭和16)

与論が白聖館を支配し、与論が政治的権機力に先駆するとまでいわれた与論の国アメリカ—その民主主義の牙城アメリカが今や一億三千万国民の与論を、"頬かぶり"して参戦の無限軌道を猪突驀進しようとしている、国民がストップと手を挙げているのに運転手ルーズヴェルトは赤信号を無視して遮二無二参戦の交叉点を渡ろうとしているのだ、冷静な与論を踏みにじってまでアメリカは何故"参戦"の危い橋を渡ろうとするのか、アメリカの実思を歪め、アメリカの与論を去勢するものは誰か?この疑問符をあぶり出しにかけると『参戦を煽るものユダヤ地底政府』という文字が大きく浮び上って来る、ニューヨークがジューヨークと呼ばれ、ニューディールがジューディールと皮肉られ、ニュースペーパーがジュースペーパーといわれるくらいジュー即ちユダヤ勢力が浸潤し、ユダヤの資金力によって金しばりにされているアメリカである、米の参戦近しが喧伝される今、ここにアメリカの参戦をあおる"ユダヤ地底政府"を白日下に暴き、参戦の鐘は論がために鳴るかを解剖して見よう
【神戸大学経済経営研究所 新聞記事文庫 人種問題(3-046)】よりガイドライン通りに引用

 ユダヤは「Judea」とか「Jewish people」などと記載されることから、地名を「ジュ」ともじっています。
 このように、大日本帝国ではディープ・ステートのことを『ユダヤ地底政府』『ユダヤ地下政府』『影の政府』などと呼んで、確かに認識されていました。このユダヤとはもちろん、金融ユダヤのことです。これらはアメリカだけに留まりません。

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 大日本帝国は中国共産党のバックにも『地底政府』の存在を察知していました。それで特別高等警察(特高)と呼ばれる人達が『アカ狩り』をしていたのです。
 そう考えてみると、ドラマや映画などで刷り込まれた特高のイメージとは随分異なると思います。フィクションは意図的に誰かにとって都合のいいイメージを植え付ける装置です。作家は共産主義にかぶれることが多いものですから、さもありなんというところです。

 このことから、どうしてアメリカ不正選挙において、ディープ・ステートと呼ばれる勢力と、中国共産党とが手を組んでいるのかは想像がつくことと思います。事実上、中国共産党はディープ・ステートが作ったとも言えるのです。

 ユダヤと一言で言っても、ディープ・ステートに関わっているのは正確にはユダヤ人ではなく、『金融ユダヤ』とか『偽ユダヤ』とか言われる人達です。ユダヤ人にはユダヤ教を信じていれば誰でもなれますが、彼らは世界中に散らばって根無し草となっており、イスラエルへは帰化できない人々です。
 ここで勘違いしてはならないのは、ディープ・ステートはあくまで金権の力で政府を裏から支配する存在であり、必ずしも都市伝説で言われているような悪の組織ではないということです

 『ディープ・ステート≠悪の組織』
 『ディープ・ステート=金融支配組織』

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 あくまで金の力と選民思想に溺れて暴走してしまった結果です。悪事を行っているからといって、単純に悪の組織として捉えてしまうと読み違いをしてしまいます。どちらかといえば、悪事を行ってももみ消せる立場なのでそういう風に見えるというだけです。
 以前はアメリカのディープ・ステートもきちんと(自分たちの利益の次くらいには)国益を考えていましたし、それ前提での暗躍でした。アメリカが潰れたら、自分たちも共倒れしてしまいますからね。
 しかし、ジョージ・ソロスにそんな論理は通じません。彼はアメリカを破壊してめちゃくちゃにしたいのです。

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 一方で黒幕とされがちなロックフェラー家ですが、その資産はアメリカと一体となっています。偉大なアメリカでこそ、ロックフェラーは君臨し続けられるのです。石油利権と過剰なエコ活動とも食い合わせが悪いですからね。
 ディープ・ステートの象徴とも言えるビルダーバーグ会議という世界の大富豪が集まる会議があるのですが、その面々の顔にアドレノクロム使用の痕跡は少なくとも見られません。
 このことから、悪魔教のイニシエーション、グレート・リセットなどは、ジョージ・ソロスやクリントン財団をはじめとした、ディープ・ステートの極一部でのみ行われていると推測されます。また、ロックフェラー家はトランプ支持へ回ったとの情報もあります。クリスマスの巨大ツリーから出てきた小さなフクロウがロックフェラーと名付けられた出来事もありました

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 つまり、トランプ大統領の2016年の当選や、奇跡的にも見える動きには、ディープ・ステート内のパワー・ゲームもあったものと思います。
 ディープ・ステート内の分断は、中国の大躍進がはじまった頃から、少しずつはじまったものと思えます。中国共産党を利用する立場だったはずが、もの見事に利用される側になってしまいました。中国に入れ込みすぎた結果、中国経済は泡のように膨れあがり、現在破裂寸前です。それが噴出する形となったのが、現在世間を騒がせている2020不正選挙問題でしょう。
 この選挙でトランプ大統領が勝利し、ディープ・ステートが敗北してはじめて、本当の戦後が訪れるのです。

 話を第二次世界大戦に戻しまして、ABCD包囲網や、日本が対米開戦せざる得ない状況に追い込んだのは、まさに当時のアメリカのディープ・ステートであると言われています。日本のような弱小国をヒネリ潰すのは簡単だと踏んでいたのです。……ですが、想像以上に旧日本兵の練度が高かったため、4年も掛かりました。

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 しかも潰すつもりで送り込んだGHQは日本を理解し、戦後処理も予想に反して繁栄の道を歩んだのです。

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Posted at 2021/01/06(Wed) 03:17:50

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