ケータイ小説原作の作品がコミカライズ、映画と展開されました。メディアプッシュもあって話題性はそれなりにあるものの、クチコミでの評判はイマイチ。
結局ケータイ小説はケータイ使ってどこででも暇つぶしに読めることが顧客の心を掴んだのであって、それを他の面倒くさいメディアで出してもありがたみなんざほとんどない――ってことでしょうか。
原作については、なんつーか素人臭い陳腐さというか、プロには絶対書けないというか、そんなの書いたら人生オワタ\(^o^)/になること請け合いというか、そんな印象。
小説のプロ育成講座などで『これだけは絶対にやってはいけませんよ』と言われていることを、全て率先してやった結果のような、今までにない全く新しい作品です。
セオリーでダメだと言われていることを詰め込めば、逆に面白くなる現象は確かにあります。そういうところが新鮮で、ウケたのかもしれません。
別にこれは煽っているわけではなく、一流のプロが書いた一級品の作品でも、時流に乗ることができなければほとんどゴミのようにしか扱われませんが、一方で拙い技術、ありきたりな作品であってもしっかり時流を捉えれば一躍ヒット商品となることができます。
しかしそのヒット商品もメディアミックスに失敗すれば、逆に作品レイプという残念な結果に終わってしまいます。
ここにこそ、創作の難しさがあるんだな、と最近痛感することが多いです。
件の作品に関しては……。
思春期真っ盛りの子なら、ヒネた子以外は面白いと感じるかもしれません。思春期のイタタな部分をそのまま作品化したようなものですから。
三十過ぎるともう何が面白いのか全く理解できないと思いますが、これはもう仕方ないでしょうね。
映画の動員はだいたい新垣結衣目当てでしょう。現在人気沸騰中ですから。
私は好きじゃないですけどね、新垣結衣。
なんか魅力に芯が通ってない感じ。CMやグラビアアイドルとしては充分でしょうけど、清純派じゃなくなったときや一定の年齢を超えたときに見向きもされなくなるタイプ。
最近、年増女性がやたらと魅力的に見えるようになってきたので、私の眼がおかしいのかもしれませんけど。
Posted at 2007/11/04(Sun) 08:05:27
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