毎日.jp;許されざる者:読者の声 かつらぎ町・無職、木村忠司さん /和歌山
私は時代小説をよく読みます。
急に自己紹介されても……その、なんだ……困る。
「許されざる者」では長さをメートルで表現されていますが、明治時代が舞台ですので、尺貫法で書き、かっこ内にメートル表示したほうがよいと思っていました。最近になって尺寸で表記されることが増え、やっぱりこのほうが雰囲気が出ると感じます。
新聞小説の少ない字数、特に桁を消費してまで意味をなさない括弧書きをするのはキツいかと思います。
現代の小説では科白を
「科白」
と書きますが正しくは
「科白。」
です。この句点が消えたのは実は新聞小説が由来。
新聞小説は1行の桁が少ないために、字数稼ぎとして句点を消したわけです。
10個の科白があれば10文字分も浮くわけですし、何よりぶら下がり処理が可能となりますので行換えも少なくて済みます。
ほかにも、あの時代のインテリが、このように横文字の表現を多用していたのかなと考えたり。
明治のインテリといっても、革命思想持ってるような、大杉栄とか大石家とかあの辺の連中のことなので……。
作者の個性や筆法も癖もあるでしょうけれど、各賞を総ナメにした実力派作家ゆえに気になります。
わけわかめのお味噌汁
うん。学生の書いた拙い感想の方がまだいいです。
感想文を書かせると、学生の中でも早稲田とか早稲田とか早稲田みたいなプライドとコネばかりしかないところの学生よりも、フリースクールのように中卒同然の学力のところの方が、もっと良い感想を書きます。
技術は本当に拙いんですけどね。
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余談ですが、最近の小中学生の読書感想文はインターネットでgoogle検索→ブログ(笑)から丸々コピペが大部分だそうです。
学校から選り抜いた作文が送られてくるのですが、適当な部分をgoogle検索すると約8割以上がヒットするのが現状です。
教師はせめて検索してから送るようにしないと……。コピペするような子は要領がいいので、恐らく成績は優秀でしょう。それを笑って見過ごすのではなく、徹底的に叱らないと、これから先は今以上のトンデモ大学生が量産されることになりそうです。
Posted at 2008/03/17(Mon) 13:20:32
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