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文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

荒木飛呂彦氏の作品がルーブル美術館に展示

yahoo|オリコン;『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦のオリジナル作品がルーヴル美術館に展示

 人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家・荒木飛呂彦のオリジナル作品が、フランス・パリのルーヴル美術館で展示されている。1月22日(木)から始まった世界の著名な漫画家の作品を展示する企画展『小さなデッサン展―漫画の世界でルーヴルを』の一環として、日本からは荒木だけが唯一参加している。

 世界で評価される日本人って、どうして日本での評価はいまひとつなんでしょうね。
 荒木飛呂彦氏はコアなファンが多いので日本でも有名な漫画家と錯覚しがちですが、実は日本の漫画全体で見ると、それほどの評価ではないのです。実は比較的マイナーな部類の漫画家として見られています。インターネット利用者と、荒木飛呂彦ファンの数は比例すると思いますよ。要するに評価しているのは広義のオタクばかり、という状況。
 一方、締め切りも守れず描き続ける力もない冨樫の方が、天才(笑)などと言ってちやほやされています。一般的にも冨樫の方が知名度が高い。

 藤田嗣治とか、斉藤とか日本人は何人知ってるかわかりませんが、フランスでは有名な画家。
 小津安二郎の映画なんて日本人の学生は99%見ていないと断言できると思いますが、フランス人学生なら話しが通じるかもしれません。
 村上春樹氏も読者からの人気は素晴らしかったものの、文壇からは認められず。しかも今の10代20代の若者は村上春樹すら読みません。携帯電話のメール打ちだけでも日が暮れてしまいますから、本なんて読んでる暇がないんですよ。返事返さないとイジメられますから。教科書にでも載せてやらないと、本当に読まない。今では30〜50代が主要な読者層となっています。

 まあ、フランスのような国は知識層と下層で教養が完全に分断されていていて、しっかりしているのは上の方だけなのですが、日本の場合は教養も平均的にほぼ全国民に行き渡っているので、そういう意味では凄いことなんですけれどもね。
 ただ、悪く言うと平均的にバカということにもなってしまいますので、時々誰かが警鐘を鳴らす必要があると思います。

 最近はネットのお蔭で少しはマシになってきましたが、かつてはTVなどの巨大マスメディアに気に入られなかった作家やアーティストは全員、社会的に抹殺されたも同然でした。中川翔子なんてネットの力がなければ、いまでもTVに出ているかどうか疑問。
 未だに「ネットなんて信頼できない」なんてことを言っている人もいますが(そういう人に限ってみのもんたや朝日新聞を盲信していますが)、ネットに根幹となる情報を配信しているのは、実際には巨大マスメディア。
 ただし、それがネット普及前と違うのは、情報を受け取った側がかみ砕いて配信しなおすことができる点です。メディア側がおかしい情報を流せば、受け取った側全体でおかしい、という情報を共有しあうことができます。これがTVや新聞なら、完全になかったことにされてしまいますからね。

Posted at 2009/01/27(Tue) 08:48:10

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この記事へのコメント

 

話の結論は普通なのに過程が自閉症っぽいから
ネトウヨっぽく見える 外気吸えよ 天才(笑)

http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A8

Posted by 日本人 at 2009/02/02(Mon) 16:42:16

 

日本語でおk

Posted by 紫陽 at 2009/02/05(Thd) 20:20:24

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