I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

面白い夢の“お話”

 本当に面白い夢を見るんですよね。そのまま漫画や、ゲームに企画を持っていけるような。(笑) もちろん妄想ではなく、完全にnight dreamなのですが、莫迦にしてはいけません。ビートルズの“LET IT BE”は夢の中で聞いた言葉を元にポール・マッカートニーが書き上げたと言いますし、夢で聞いた音楽を用いて発表している音楽家はいます。最近は岡村靖幸が捕まったり、ドラッグが多いのかもしれませんが(笑)、夢の見るような明け方頃の時間帯にアイディアが冴えるのは、既に研究としてあるそうです。
 うねり打法を考案した手塚一志氏も明け方に突然起きあがって原稿を書いて、また寝るそうです。(笑) ですから、その時間帯に見る夢には何か特別な発想があるのだと思うのですよ。

――COWBOY BILL――
 人間に寄生する“植物”がある。それは体内に根を張り、普段は全く目に見えないが、宿主が生命の危険に陥った場合などには体外に現れ、宿主の生命を守る。
 もしも体内で“植物”の精神力が勝っていれば宿主の意思や行動をコントロールする。もし“植物”の精神が邪悪なものであれば、その宿主は凶悪犯罪に手を出すことになる。
 逆に宿主が勝れば寄生植物を自由自在にコントロールすることで、超人的な能力を得ることが出来る。
“植物”の名はヴィスという。

 1989年、ある町で悪性のヴィスに寄生された人間が多発。何者かが種をドラッグに混ぜるなどして広めたために、大暴動が起こった。健介は、そのとき惨殺された母親の胎内から発見され、九死に一生を得た。しかしヴィス研究者である父親も以前に亡くしており、両親のない健介は、親戚中をたらい回しにされていた。
 高校二年の夏、突然実業家である叔父に引き取られることになったが、それはかつて健介の生まれた町――すなわち大暴動のあった町であった。町はすっかり復興して、その痕跡も見えなかった。
 転入してきた高校には不思議な姉妹がいた。何んでも彼女たちの周囲では怪奇現象が起こるというのである。実際彼女らは怪奇な噂の絶えない神社の娘達で、さまざまな憶測がなされていた。その中の末娘である初音に健介は一目で心を惹かれる。
 初音の方も健介によほど興味があるとみえて、しきりに健介に寄り添ってくる。健介と初音がデートをしている時、偶然ガードレールに転びそうになった健介の手から白く輝くヴィスが伸びて、彼の身体が支えられているのを、初音は見逃さなかった。
 家に帰るやいなや、すぐさま家族と相談する初音。突如、夜中に神社へ呼び出される健介。待っていたのは全裸の初音。そこで健介は初音と交わる。しかしその時に健介は初音によって、初音の持っていたヴィス“BAD ASS”の種を植え付けられてしまう。この種は、かつて大暴動の原因であり、健介の両親を死に至らしめた邪悪な種である。初音の一家は、これら“BAD ASS”を自分たちの体内に封じ込めていたのであった。しかしそれも限界に来ており、日々凶暴化していく“BAD ASS”を抑えきれなくなってきていた。そこで、健介の“RUBBER SOUL”に眼を付けたのである(なんて女だ)
 白い“RUBBER SOUL”と暗いカーキー色の“BAD ASS”は健介の体内で猛烈な勢力争いを始める。ヴィスの色は黒に近ければ邪悪な精神を持ち、明るい色であればあるほど正しい精神を持っている。
 これがきっかけで健介の体内で眠っていた“RUBBER SOUL”が完全に目覚め、体内のみならず、神社にあった全ての“BAD ASS”を浄化する。浄化された“BAD ASS”はオレンジ色に変わり、人にとって無害となる。一家は完全に“BAD ASS”をコントロールすることが出来るようになり、精神の重荷から解放される。
 しかし健介は“RUBBER SOUL”をコントロール出来ずに、外へ飛び出して行ってしまう。それを追いかけたのは初音だけだった(なんて一家だ(笑))
 どうにか健介にヴィスのコントロール法を伝えることが出来た初音だが、その場所は“ヴィスの森”と呼ばれる場所で、黒いヴィス達が多数うごめく、危険な場所だった。
 完全に迷ってしまい、しかも危険なヴィスに囲まれてしまった二人は為す術がない。どうにか健介だけでも助けようと、初音は運命を転換させるべく“宿命の輪”を引きちぎろうとする。しかし赤い紐のようなものが巻き付いて引きちぎれない。『赤い糸で結ばれているから、切れないってかー?』見ると、紐は自分自身の身体から出ている。初音は健介の持っていた“RUBBER SOUL”の種を身体に宿していたのである。無意識のうちに“RUBBER SOUL”には正しい道を示す能力があると感じた初音は、健介にそのことを伝え、“RUBBER SOUL”の意思のままに木を伝ってどうにか森を脱出する。
 ――で、紆余曲折あって、二人はヴィスというものが人工の植物型兵器であることを突き止め、“RUBBER SOUL”が健介の父の作であることを知る。
 健介は最終的に最強のヴィス“COWBOY BILL”を手に入れるものの、全てのヴィスとその種を消し去り、普通の人間へと戻っていく。

 ――ああ、意外と長かった。他にも紹介する予定だったのですが、これだけになってしまった。
 夢の中では順番がむちゃくちゃでしたが、その部分だけ並べ替えてあって、一つ一つのエピソードはほとんど夢の通りです。――というか、一つ一つのエピソードを何度か繰り返して見たので、都合のいいとこだけ取りました。固有名詞等はうろ覚えでしたが、大体合っていると思います。
 設定はなんだかバオー来訪者みたいな感じ。途中からぇろげーのノリになったのはとても残念なのですが(笑)、ゲーム画面やBGMまでバッチリ流れていました。ゲーム脳か?(笑) 因みに「COWBOY BILL」というサントラCDまでありました。至れり尽くせりな夢だな……。

Posted at 2006/03/03(Fri) 02:28:44

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