I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

昔、電話で版権について問い合わせてみたら

yahoo!/時事通信;「ドラえもん」最終話、勝手に作る=出版の37歳男性が謝罪

藤子・F・不二雄さんの人気漫画「ドラえもん」の最終話を勝手につくって漫画化し、販売した男性(37)が、出版元の小学館(東京都千代田区)と著作権を持つ藤子プロに謝罪し、売上金の一部を支払っていたことが29日、分かった。

 今頃になってどうしてニュースになったのか理解に苦しみますが、事後とはいえ結局お金払ったなら、もう何の問題もないですよね。謝罪も済んでいることですし。

 規模が大きいなら、同人とはいえ予め版権料を支払っておくのが一番ですし、本来の正しい道なのですが、企業が相手の場合個人の同人誌に対しては版権が下りないことがほとんどです。ましてやドラえもん。
 だいぶ昔の話ですが、某社に対して版権使用料で問い合わせをしたところ
「どうせ同人なんでしょ? 別に許可取らなくても――」
 と電話応対されたことがあります。

 多分部数が1000部未満だったからでしょうけど、一体どっちがホンネなのでしょうね。会社によっても違うでしょうし、そもそも上の人達と末端の社員では認識が違うかな。

Posted at 2007/05/30(Wed) 06:51:08

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邪眼は月輪に飛ぶ

jagan2_1.jpg


amazon.co.jp;邪眼は月輪に飛ぶ

wikipedia;邪眼は月輪に飛ぶ
 wikipediaの異常なほどの充実っぷり。総理官邸の画像まで用意されているのは一体どうしたことでしょう。

 ミネルヴァは、呪毒という人間の眼や耳から侵入する謎の力を持ったフクロウ。出生などは一切不明で、恐らく新潟の山中で生まれ、マタギの鵜平に撃たれたところをアメリカ軍により兵器として捕獲された。
 それから十三年後、逃げ出したミネルヴァによって僅か20ページ弱で東京が壊滅状態に陥っています。この部分の迫力はもう凄いとしか表現のしようがない。読者はすぐに、これが並の漫画でないことを思い知らされます。

 こうしたスピード感や多くの謎を残したままでいながら、描写や設定などは非常に緻密にできています。銃器や兵器にも、間違いはないと思います。

 ただし――

jagan2_3.jpg


 ――このコマの擬音には悪いミスマッチを感じます。
 些細なところですが、他にも科白が微妙に浮いた箇所が少しだけあります。もちろん最大のスベり場は、角から毒の霧を吐く牛のところですが……。大作家は何か蛇足をやりたくなるものですね。(笑)

 ところでなぜか読者プレゼントがミネルヴァ。

jagan2_2.jpg


 スピリッツ編集部はネットをよくチェックしています。悪役側がストラップ・マスコットになるなんてそうそうないことです。
 この作品は匿名掲示板など、ネット上での人気が先行していたのですが、正義側といえる鵜平や輪の人気はイマイチですが、ミネルヴァの人気には勢いがあります。

Posted at 2007/05/07(Mon) 20:37:18

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荒木飛呂彦vs中川翔子

しょこたん☆ぶろぐ;エシディシ

先生が、ご家族でいらしていた(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)━━━━━━━━━━美人な奥様美少女娘様!!!!!
しかも翔子の描いた承太郎様を見てくださったらしくほめてくださり、(´;ω;`)

マジか。
いやいや、ちょっと落ち着こう。

スティール・ボール・ラン11巻

線がわからなくなった


 荒木神らしからぬロリ少女が登場していてびっくりしましたが、やはり愛娘さんがそういうお年頃なのでしょうね。
 以前から娘さんがいることはファンの間で知られていましたが、そういう要素が作品世界を彩っていくのは、長く漫画家を続けていく上で重要なことだと思います。

 この11巻も神懸かりすぎていて、とても感想など出せるものではありませんが、しかしまさかサウンドマン(笑)とは……。いやいや、大漫画家も神の領域に近づくと、豪快にスベるものなのですね。
 手塚・藤子両御大も似たようなスベりがあったような気がしますが、手許にネタがないので例示できませんけれども。

 それにしても中川翔子が羨ましい。
 タレントを羨ましいと思ったのははじめてですわ。

Posted at 2007/04/28(Sat) 09:38:29

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ネタを形にすること

pixel x pixel;ディアボロの大冒険
 もう既にあちこちで宣伝されていますので、私が書く必要もないのですが、本当に凄いものが出てきたな、と。
 ハマって大変なことになっています。(笑)

 元は朝目新聞で紹介されていたネタ絵でしたが、作者が本当に作ってしまったというものです。

 パロディネタをもとに小規模で作った割にはゲームバランスも整っていて、素人業とは思えない。
 ローグパロディ・シレンパクリゲームはプロの業界にも沢山ありますが、現状は糞だらけです。CG強化しただけの粗悪品もあります。
 そんな奴らには作者の爪の垢を煎じて呑ませたいくらいです。

 大きなゲーム会社だと、プレゼン上手や学歴貴族が面白いゲームをとことん潰します。スク○アのリバイバル作品なんてもう見るに堪えません。
 学歴貴族とはほとんどを勉強と効率だけでのし上がってきた人達で、遊びの経験の乏しいつまらない人達です。面白いものをプロデュースしようにも、その経験と素養がないのだから仕方がないわけで。
 もう一方のプレゼン上手はただの詭弁家。そういう人達にゲーム制作はほとんど押さえられています。
 悲しいことですが、これがゲーム会社の現実です。
 ちょっと厳しいことを言っていますが、物事をダメにするような人ばかり世の中でハバを利かせているのはやはり問題だと思うわけですよ。

 今回採り上げたゲームですが、著作権的にはかなりのダークグレーに位置しています。しかしこういうものを、どこかの誰かさんみたいに片っ端から叩いていったら何も生み出されることはありません。
 創作とはいっても、それらはどんな物でもグレーゾーンに位置するものだと思います。オリジナリティとかいったものを追求するよりも、まずはネタを形にすることが大事で、それこそが創作という行為だと思います。

「俺だけの○○を作った。これを模倣した奴は全員盗作な」
というよりも、遙かに健全ですから。

Posted at 2007/04/04(Wed) 15:48:54

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amazon.co.jpが狂った

jagan.jpg


“邪眼は月輪に飛ぶ”でアマゾるとこうなります。
同じ作者のからくりサーカスがヒットするのはいいとしても、アンパンマンKOパンチ(小)って一体何んなんだ。

検索項目の発売予定日:

4月27日 藤田和日郎「邪眼は月輪に飛ぶ(1)」(小学館)

 (1)となっているのが気になります。分冊するほどの量ではなかったと思いますが、書き下ろしかオマケか何かが追加されるのでしょうか。

----(3/31追記)----
※もう既に直った模様です。
また、amazonで予約が開始されました。
amazon.co.jp;邪眼は月輪に飛ぶ
amazonだと(1)は入ってないですね。前情報だったので不正確だったのかもしれません。

Posted at 2007/03/27(Tue) 17:50:22

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七つの海のティコ完結版(という名の総集編)

 世界名作劇場のオリジナル作品「七つの海のティコ」
 このアニメ作品はもう本当に好きで好きで広尾明の文庫版(角川スニーカー文庫)も買って擦り切れるまで読みました。
 森川聡子原画(あれ、線画美術館が404だ)というか、ナナミへの想いがかなりのウェイトを占めていたような気がしますが、それらは全て割愛します。

7tico1.jpg


amazon;七つの海のティコ完結版
 安さに釣られてついつい七つの海のティコ完結版(という名の総集編)を買いました。私が閲覧したときには在庫1だったのですが、再入荷した模様です。
 それにしても表紙が森川聡子キャラっぽくないですね。なんだか外国の人みたいです(設定では日本人とのハーフ)

7tico2.jpg


 肝心の内容。
 どうしても、感動の名場面集という印象はぬぐえません。本編を全く見たことのない人だと、混乱するかもしれない。もし120分だったらもう少し余裕があったかもしれません。
 ストーリーはDMCとの絡みを中心に核心のみが編集されています。
 前半は少々やっつけ気味ですが、45分にしてはよくまとまっています。しかし世界冒険分が足りない。さすがに贅沢かもしれませんけど、やっぱり世界各地を冒険するのが七つの海のティコの醍醐味。世界冒険がなくなったら七つの海じゃなくなりますし。
 これは、やはりDVD全巻買わざるをえないです。

 テレビ放映時には回によって作画崩れが気になっていましたが、DVD版では多少修正されている様子です。ただ、崩れたり整ったりの変化が顕著で、そこが逆に気になるところではありますが。

 物語は面白い上に考えさせられる。本当に良作でした。
 一見環境保護を訴えているように見えて、実はグリー○ピースなどとは全く正反対の考え方です。
 人間は海を護るべきなのではなく、人間が海そのものだというメッセージは、アジア的考え方で、かつ深い意味があります。

 こんな陳腐なまとめ方で終わるのはなんなので、ついでに紹介しますが、このようなリーフレットも同封されていました。

7tico3.jpg


 赤毛のアンとラスカルでしょうか。相変わらずアンの眼がしんでる…

Posted at 2007/03/26(Mon) 18:56:18

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狭き門

 やっぱり漫画の公募って30歳以上は無条件で外されているそうです。難しい、とかじゃなくてプロファイルを見ただけで一番最初に排除されるそうです。
 そうした現実は、大人の事情で公に提示されることはないでしょうけど。
 漫画ゴラクみたいな系統ならある程度の年齢でも大丈夫かもしれませんが、少年誌は全滅でしょうね。

 思えば作品を評価する公募にプロファイルなんて必要ないはずなのに、表紙よりも上に添付させられます。年齢と出自というのはかなり大事なのかもしれません。

 小説だと学歴・職歴フィルターもだいぶかかるような気も。新人作家の早稲田出身者の多さは異常。
 他の分野で活躍している専門家が書いた小説ならそれだけで説得力がありますが、高卒職歴無し無職が書いた小説なんて、どれだけ巧かろうが、専門的な作品だった場合、なんの説得力もありませんし。
 畑違いですが、手塚のブラックジャックにしても、本人が医師の資格を持っていたからこそであって、今だったら監修がついていないと描かせてももらえないでしょうし、その手の専門的作品で応募するのはリスクが伴いそうです。

Posted at 2007/03/16(Fri) 10:33:47

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