世界名作劇場のオリジナル作品「七つの海のティコ」
このアニメ作品はもう本当に好きで好きで広尾明の文庫版(角川スニーカー文庫)も買って擦り切れるまで読みました。
森川聡子原画(あれ、線画美術館が404だ)というか、ナナミへの想いがかなりのウェイトを占めていたような気がしますが、それらは全て割愛します。

amazon;七つの海のティコ完結版
安さに釣られてついつい七つの海のティコ完結版(という名の総集編)を買いました。私が閲覧したときには在庫1だったのですが、再入荷した模様です。
それにしても表紙が森川聡子キャラっぽくないですね。なんだか外国の人みたいです(設定では日本人とのハーフ)。

肝心の内容。
どうしても、感動の名場面集という印象はぬぐえません。本編を全く見たことのない人だと、混乱するかもしれない。もし120分だったらもう少し余裕があったかもしれません。
ストーリーはDMCとの絡みを中心に核心のみが編集されています。
前半は少々やっつけ気味ですが、45分にしてはよくまとまっています。しかし世界冒険分が足りない。さすがに贅沢かもしれませんけど、やっぱり世界各地を冒険するのが七つの海のティコの醍醐味。世界冒険がなくなったら七つの海じゃなくなりますし。
これは、やはりDVD全巻買わざるをえないです。
テレビ放映時には回によって作画崩れが気になっていましたが、DVD版では多少修正されている様子です。ただ、崩れたり整ったりの変化が顕著で、そこが逆に気になるところではありますが。
物語は面白い上に考えさせられる。本当に良作でした。
一見環境保護を訴えているように見えて、実はグリー○ピースなどとは全く正反対の考え方です。
人間は海を護るべきなのではなく、人間が海そのものだというメッセージは、アジア的考え方で、かつ深い意味があります。
こんな陳腐なまとめ方で終わるのはなんなので、ついでに紹介しますが、このようなリーフレットも同封されていました。

赤毛のアンとラスカルでしょうか。相変わらずアンの眼がしんでる…
Posted at 2007/03/26(Mon) 18:56:18
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