I teie nei e mea rahi no'ano'a

　株価の高騰で損をするという感覚があまり理解できないかもしれませんが、株価が下がれば大儲けできるショート【空売り】を仕掛けていた禿鷹ファンドが、株価が上がったことで、差額分を損して、潰れてしまいました。
　本来、株価が上がることは会社にとって素晴らしいことです。それを懸念するようなショートには害しかありません。ゲーム・ストップ株はそういう間違った投機的金融支配への抵抗の旗印となっています。
　株を購入し、売らなければ（それが本来の投資です）、忌々しい禿鷹ファンドを潰せます。

Financial Times;GameStopに賭けたヘッジファンドが閉鎖される

　ホワイト・スクエア社の動きは、いわゆる「ミーム・ストック【決算度外視で、ネットのノリだけで意図的に釣り上げる銘柄のこと】」の急増に見舞われたファンドの最初の閉鎖の一つとなる。
ローレンス・フレッチャー（ロンドン） 2021年6月22日

　ロンドンを拠点とするヘッジファンドが、1月のミームストックの最初の上昇時に米国の小売業者GameStopに賭けて損失を被ったため、閉鎖されることとなった。

　元Paulson & CoのトレーダーであるFlorian Kronawitter氏が運営するWhite Square Capitalは、同ファンドに詳しい人物や投資家への手紙によると、ビジネスモデルの見直しを行った後、今月中にメインファンドを閉鎖し、資本を返還すると投資家に伝えた。

　White Square社は、ピーク時には約4億4,000万ドルの資産を運用していましたが、GameStop社に賭けていたため、1月には2桁台の損失を被りました。

　今回の動きは、いわゆる「ミームストック」の大変動に見舞われたヘッジファンドの最初の閉鎖の1つとなりました。個人投資家は、Redditのr/WallStreetBetsのようなオンラインフォーラムで行動を共にすることが多く、場合によってはヘッジファンドの空売りを意図的に狙うこともあり、GameStopや映画館チェーンのAMC Entertainmentなどの銘柄の価格を1月に、そしてここ数週間で再び上昇させました。例えば、GameStop社は、年初の20ドル未満から1月のピーク時には480ドル以上にまで高騰しました。

　その結果、スティーブ・コーエンの愛弟子であるゲイブ・プロットキンが運営する米国の「メルビン・キャピタル」や、ジュリアン・ロバートソンのタイガー・マネジメントで活躍した元タイガー・カブのグレン・カッチャーが運営する「ライト・ストリート・キャピタル」など、一部のファンドが大きな損失を出しました。しかし、これらのファンドは引き続き運営されており、メルビンは損失を出した直後に、コーエンのポイント72アセットマネジメントとケン・グリフィンのシタデルから27億5000万ドルの投資を受けています。

「閉鎖の決定は、株式ロングショートモデルが挑戦されていると考えていることに関連している」
　とクローナウィッターは述べた。
「池の中には、ロングショートという同じ戦略を持った魚があまりにも多くいます。伝統的な強みが他の投資家に奪われ、資本が過剰に供給されているのです」

　同ファンドに近い人物は、閉鎖の決定はミーム銘柄の上昇とは無関係だと述べています。このファンドは、1月の混乱の後、すぐに回復し、損失の「かなりの部分」を取り戻したと、その人物は付け加えた。

　打撃を受けた他のファンドのうち、メルビンは先月末までに今年に入ってからも約44.7％の下落、ライト・ストリートは約20.1％の下落となっている。

　米国の億万長者ジョン・ポールソンのヘッジファンドやメリルリンチで働いていたこともあるクロナウィッターは、ホワイト・スクエアで2015年と2016年に2桁の利益を上げていたが、昨年は約19％の利益を上げていたと、数字を見た人は語った。

ホ　ワイト・スクエアは、ファンドの閉鎖を発表した投資家向けの手紙の中で、昨年はその年のパフォーマンスが好調だったにもかかわらず、2人の大口投資家が現金を引き揚げ、安価なパッシブファンドやプライベート・エクイティに回すことを選択したと述べている。"我々は、ヘッジファンド投資から安価なオルタナティブ投資へのトレンドの変化を身をもって体験した」と付け加えた。

　書簡によると、ホワイト・スクエア社は、今年5月に再び投資家の資金流入を予定していたが、ファンドの閉鎖を決定した。

「裁定取引の機会は、中央銀行の金融介入による資本の流入と、情報伝達の改善により減少しており、同じ手数料をどこまで正当化できるのかという疑問が生じています」
　と書かれている。

Posted at 2021/06/23(Wed) 07:07:46

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