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文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

週刊現代スクープ記事が発売前に2ちゃんねるに掲載

 採り上げるか悩んだ記事ですが、一応書いておきます。

産経web;スクープを事前にネット掲載 講談社が告訴

 元「モーニング娘。」メンバー、加護亜依さん(19)の喫煙を報じた「週刊現代」の記事と写真を発売2日前にインターネット掲示板「2ちゃんねる」に勝手に転載されたとして、発行元の講談社(東京都文京区)とカメラマンが5日、著作権法違反罪で、被疑者不詳のまま警視庁に告訴状を提出した。

 単なる内部流出を転載行為と錯覚させる見事なまでのすり替えです。訴えるべき相手を間違っています。
 自分の会社、または流通業者の不手際を匿名掲示板のせいにしようなどとは言語同断。報道メディアとしての資質を疑います。
 講談社は「今回の告訴はネット上に著作権侵害行為が横行する現状に抗議する意味でも行った」としている。

 問題の写真は元々盗撮な上に、被写体の人物全員に許諾を得ていないわけで、アングラがアングラを訴えたという奇妙な構図になっています。
 これはちょっと笑えますね。

 一応書いておきますが、記事全体がそのまま掲載されていたとすれば著作権法違反ですが、単に情報だけが掲載されていた場合は著作権法は適用されません。
 ニュースの情報そのものは創作物と認められていませんので、又聞きで情報のみを再構成して伝える限りは、著作権法に抵触することはありません。
 また、ニュースソースなどの一部分を引用する権利は著作権法によって保護されています(JASRACは歌詞の部分引用などこの権利を独断により一切認めていません。これは著作権法に違反していますが、JASRACには慣例的に超法規的活動が認められているため例外となります)

 皇族(ただし不敬罪はある)や、公人(内閣総理大臣など)には基本的に肖像権はないも同然ですが、芸能人やタレントの場合は肖像権が認められています。もちろん例外はありますが、公人のスキャンダル記事と違い、限りなく一般人に近いものとなるはずです。
 今回の件では、加護氏の喫煙が世間に及ぼす度合いによっては、裁判に持ち込まれた場合、週刊現代は違反となる可能性も考えられるということになります。
 未成年の有名歌手による喫煙のため、裁判に持ち込まれることはないでしょうが、仮に年上の男性とのデートシーンを撮影しただけの場合は、判例的に違反となることは、ほとんど確実です。

参考:
wikipedia;著作権

wikipedia;肖像権

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 このままだと2ちゃん信者(笑)が吠えているだけに見えてしまうので一応フォローしておきますが、この抗議には『2ちゃんねるでは違反行為が横行していますよ』というメッセージがひしひしと感じられるので、書いたことです。
 週刊現代がやるべきことは、社内調査等を行って流出した人間を洗い出すこと。問題とすべき点は社内から情報が流出したという事実だけです。それが2ちゃんだったかどうかは問題ではありません。
 そもそも画像アップロード機能のない2ちゃん(あくまで、画像は外部に貼られたもの)に対してカメラマンが転載行為を非難しているという、わけのわからない構図になっています。

 しかしこういう読みは、ほとんど行間を読む行為と変わらず、この辺のニュアンスが伝わらない気がしたので、記事にするのを控えていました。今、自分の記事を読み返してみたら全く伝わりませんでした。
 このフォローも自分で読んでみて全く伝わりません。文章って難しいですね。

Posted at 2007/04/07(Sat) 08:23:28

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