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社会人としての経験は宝

Yahoo!スポーツ<社会人野球>出身選手はプロでも長持ち 現役50人超


 社会人野球の頂点を極める都市対抗野球は連日、東京ドームで熱戦を繰り広げている。実は、社会人出身のプロ選手の選手生命は長い。なぜ、長寿なのか? 【神保忠弘、高橋昌紀】

 社会人としての色々な経験や、そこで培った精神力が大きな要因とか。また、身体面でも即戦力を目指すプロ野球では結果的に無理をさせるために、選手が壊れやすいそうな。
 これはプロ野球に限らず、またスポーツに限らず、俳優、作家、色々な方面にも当てはまると思います。芸術に関しては、専業で食べていくことがほぼ不可能なので、除外しますが……。
 第一線で活躍中の作家陣も、社会人経験者がほとんど。学生デビューそのものが珍しいですが、その中で永年作家を続けられる人はさらに稀。漫画からのトレースなどで話題になることはありますが(笑)、大作家として認められた人が、果たして何人いたか……。やはり経験不足と精神力不足が致命傷になるのですよね。
 もちろん作家といっても、小説だけで食べていける人は本当に少ないものです。エッセイや講義などが一般的ですが、他の実業的な職業を持っている人、アルバイトをやりながらの人も大勢います。
 自殺率、孤独死率も高いですし、若年デビューには怖いものがあります。話題になるので、業界は活溌になるし、出版社は喜ぶのですが、本人のために、果たしてそれが良いことなのか……。

 同様に、3歳から舞台に立ち続けている――などでずっと芸を積んできた人は確かに芸は素晴らしいのですが……。
 そういう人は顔写真を見ただけでも、はっきりと“違い”を感じさせられます。それは“オーラ”など、良い意味だけではなく――言葉は大変悪いのですが――重度の自閉症の人と話をしているような、そんな違和感なのです。
 もちろん芸の道は厳しいので、精神的にも鍛えられてはいるのですが、ときには和泉元彌みたいな人間も出てくるということです。

 早実の斉藤選手……もし、社会人まで行ったとしたら、尊敬します。
 学生から直のプロ野球選手には人間としてデキていないのが多いし(清○選手とかね)、ちょっと成績がふるわなければスランプの何んのと大騒ぎ、そこで復調できなければ即引退。引退後は無茶苦茶な人生を送っているのも多い。野球解説者しか就職先がないのもいます。ここで斉藤選手がきっぱりと『社会人までやってから』と言えたなら神ですよ、もう。

 実際には立派な大人になるか、マスコミ・球団の食い物にされるか、の二択なのですが。しかし18歳前後の少年にとって、その選択はあまりに酷。

 星野仙一氏や野村克也監督などは、例外。逆に食い返すだけのパワーがあった。彼らは自力で“学び”“考える”基盤をどこかで獲得したのである。これは団塊及び団塊以前の世界に多い。しかし娯楽の多い現代では、これは非常に難しいことである。今の大学でマトモに勉強している学生が何人いる? 『質問はあるか』と教授に尋かれてすぐに質問を挙げられる学生は?
 さらに野村克也監督の生まれの貧しさは「巨人の星」の星飛雄馬ばりの凄味さえ持たせたが。何不自由ない生活、行き届いたトレーニングではそれは決して得られない。

 斉藤選手には、せめて大学進学を。そしてなるべく多くの読書をオススメしたいものですが。野球“しか”できない野球選手は、みじめなものだと思う。

参考:
wikipedia;自殺した有名人一覧

関連:
sanspo;文芸賞に高3生・中山咲さんと早大生・荻世いをらさん

Posted at 2006/09/03(Sun) 08:25:49

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