I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

米国から見た日本のニート

http://www.asahi.com/international/update/1230/002.html
 学生の頃でも、米国では仕送り制度は一般的ではなく、アルバイトをしながら生計を立てるのが普通。日本のように無条件に仕送りするのが当たり前というのはいかにもアジア的で、欧米社会では少ない。米国人から見れば、日本の経済的過保護は異常に見えるかもしれない。
 現代日本では子供が親離れをしたくても、親が離れてくれないという恐ろしい傾向がある。我が子をペットか何かとしか思っていない親も多く、ひたすら子供の側の自立ばかりを無責任に言うのではなく、親の方の意識改革が必要。誰だって明日食べる米が無ければどうにかして生活を構築しようとするのであって、病気などの場合を除いて、全ての援助を断ち切る勇気も必要だ。
 もちろん米国のシステムが優れたもので、日本のシステムが劣っているとは思わない。米国の乱れようとて、救いようもない。しかし親が子供に養うことを強要したり、逆に子供が親に強要するのはいびつである。親といえ子供といえ、あくまで別個の人間である。
 芥川龍之介「河童」には、両親など7,8匹の河童を頸の周りにぶら下げて息も絶え絶えに歩く河童が出てくる。河童の家族制度をもとに人間社会を皮肉っているものと思うが、芥川が生きていた頃と較べても現代の家族像の根本はさして変わっていないようである。
 しかし現代はその家族というシステムが危機的状況にあり、核家族化が進み、もはや形骸のみで機能していない。中途半端に個人主義を輸入しているものだから、どうにもタチが悪いのである。
 日本の家族像も、すっかり変えてしまうべきときなのかもしれない。

Posted at 2005/12/30(Fri) 17:56:18

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