――といっても、校舎の話である。東隣の「浜田病院」が14階建てのビルに改装することに合わせ、文化学院も85年の歴史ある(尤もそれは旧校舎のみだが)校舎を建て替えることになるらしい。
文化学院は私が聴講生として通っている学校である。非常勤講師に頼り切った小さな学校だが、それだけに講師の質は高い。私は生涯学習を考えているので、卒業後も更に自身を磨くために未だ通い続けている。来年度もその予定。恐らく、来年度が聴講最後の年になると思うけれども。
それにしても、慣れ親しんだ校舎が消えるということで、予想以上にセンチメンタルな気持ちになった。記憶の証人が消えてしまうような、淋しい気持ちだ。恐らく人生ではじめて愛校心なるものを感じた学校とも言えるかもしれない。
ただ、建物には記憶がある。ガワが変われば往々にして中身も変わってしまうものである。建て替えが済んで十何階建てのビルになり、そこにこぢんまりと収まった文化学院を見て耐えられなければ、もう戻ることは無いかもしれない。
(画像はGoogle Earthで見た文化学院の様子)
Posted at 2006/02/07(Tue) 21:19:59
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