Sankei Web;芸術選奨画家が盗作? 洋画の和田氏、文化庁調査
今春の芸術選奨の美術部門で文部科学大臣賞を受賞した洋画家の和田義彦氏(66)が、受賞理由になった展覧会にイタリア人画家の作品と酷似した絵を多数出展していたことが28日、分かった。
別段今更でもなく、日本の洋画家はコピーだらけで、風景画でさえ実際に写生に出掛けず、画集を見ながら描くそうな。
記憶が非常に曖昧で自信がないのだが、確か小林秀雄のエッセイに、画集を借りたら『今度新作を描くのにその絵を写すから、返して欲しい』と言われて、あきれてしまった――というのがあった気がする。実際の場所へ行って、直観を通して、実際の空気を感じながら描くべきだ、と。
これじゃぁ、やってることが、パロディ漫画と変わりない。(笑) 事実、現代アートはコラージュも非常に多いわけで、それほど技術は要しないものが多いし、創作に掛けて特別高尚な作業をやっているわけじゃない。
ただ、下手な言い訳をするのは良くない。人はなぜ大事なときになると、潔くなれないのだろうか。絵を見ても、決してオリジナリティで勝負する画家ではないのに。
さて、問題の人がどういう人なのか、google検索かけておきました。
武蔵美;http://www.musabi.ac.jp/abura/faculty/wada/wada.html
武蔵美の非常勤講師さんでした。2CHの武蔵美スレッドでは、色々と叩かれている頃かもしれない。そうでないなら、よっぽど講師としていい人だという証明になるのだが……。
Posted at 2006/05/29(Mon) 13:40:10
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この記事へのコメント
http://school5.2ch.net/test/read.cgi/design/1144359690/l50
一応、2CHのURLも貼っておきます。エリートらしいが、セクハラなどの余罪もあるらしい。(笑) 政治家によくいるタイプね。ダメじゃん。
その後の苦しい言い訳――
http://www.sankei.co.jp/news/060604/sha027.htm
――も見苦しいばかり。
全て鵜呑みにするわけじゃないが、恐らくパロディどころかトレース同然ではなかろうか。誰かさんの漫画トレース小説といい、日本の芸術はトレースばかりだな。
こっちは文学が専門だからどうしても文学の話になるのだが、村上春樹のコピー小説で新人賞獲ったり、芽の出るところからあかん。
また、低年齢化など、選ぶ方の眼力にもかなりの問題がある。15歳の現役高校生など、青少年向けの賞ならともかく、プロ路線の新人賞というのはいかがなものか。三十代、ヘタすると二十代で選手生命の終わるスポーツの世界とは違う。また、スポーツはどれだけ模倣をしても許される。むしろ模倣の巧い人間こそ、天才と呼ばれるだろう(テニスの王子様然り(笑))。
しかし芸術の世界では、若さはただ単に話題作りのネタとして、大人から食い物にされるだけ。10代の頃ってのはとにかく人マネで精一杯だし、むしろ人の模倣こそ一生懸命やらなきゃならない。人生に積み重ねてきたものが無いのに、人模倣以外で一体何が書けるというのだろう? 無理、である。20代前半のプロの若手漫画家はある程度連載を進めると、途端にパロディで埋め尽くされる。何を描いていいか、わからないのだろう。プロでありながら、アマチュアめいた“壁”にぶつかってしまうのである。
早熟の天才とは、それこそフランスの詩人ランボォのような百年、いや千年に一人の天才にのみ許されている。それでも、永く書き続けることは出来ない。早く世に出た人は、早く世を去る――それが運命の摂理ではないか。
ただし、電撃文庫のようなものなら問題は無い。(笑) 空想や妄想だけで読者を喜ばせることが出来るなら、これはこれで申し分ないだろう。これはあくまで天性――生まれ持ったものである。
別に巧いものを書くのに年齢は全く関係ないし、それはそれで奨励すればいいと思う。ただ、なんだか周囲の人間のスケベ根性が見え見えで、キモチワルイのだ。若手のために、商売と離れたところで、芸術や文学を奨励する手段があれば、と思う。
……かなり話が逸れてしまった。書かないと自分の考えすら整理できないのだから、タチが悪い……。
Posted by 紫陽 at 2006/06/04(Sun) 11:10:57
芸術で生活の糧を得るのは難しい
昔は、絵描きがグラフィックデザイナーやって暮らしていた。画工さんという職業もあった。スポーツとアートも企業の宣伝をメインにした文化事業の支援で税金対策になった。商売と離れたところで、芸術や文学を奨励する手段があれば、金持ちの道楽になると思える。
Posted by at 2006/08/30(Wed) 09:47:46
道楽であれ何んであれ、いい作品を残してくれれば問題ないのですがね。
創作活動に携わっている多くの人が他に仕事を持っているわけですし、心底芸術をやりたい人なら、どれだけお金を積まれても作品は売らないものかもしれません。
岡本太郎みたいにトランプやグラス、ロゴのデザインなどを手がけながらも、“作品”については商売と一線画したスタイルは好きですけれども。
Posted by 紫陽 at 2006/08/30(Wed) 23:03:07
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