I teie nei e mea rahi no'ano'a

文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

GEISAI#10で印象に残ったもの その2

geisai03.jpg



  • sie:sie 〜under the garden〜GEISAI PHOTOLOG

     今ではありきたりともいえる抽象絵画なのですが、色や形のチョイスなど、作者のセンスがいいので、引き込まれます。

     世の中には、構成力の無さを、抽象的にすることで誤魔化しているような作品も多いのですが、これは違うかな、と。


  • 貝原亜里沙;arisa kaihara websiteGEISAI PHOTOLOG

     この絵柄は良い。過去の作品と較べると、着実に巧くなっていますし、これからが期待できるな、と。


  • 宮川雄一;yuuiti miyakawa illustration

     お洒落・カッコイイ・モード――そんな感じですかね。これは男性ならでは、と思う。人物の顔つきなど。


  • (架空会社)仁葉工芸;GEISAI PHOTOLOG

     これは凄かった。グランバザール号というのですかね。数回轢かれそうになりながら(笑)、どうにか近づいてメモ。これは面白い。お金も掛かってそうな気がしますが。


  • 合田里美;Bartok Gallery きのことくま

     ちょっと(感性などが)粗削りな感じはするのですが、面白い。これから化けるかも。


  • 小林真理子;何気ない風景展

     世界が弱いのですが、少しだけ惹かれるものを感じました。正直、インパクトに欠けていて、見逃してしまうような作風です。それでも眼に留まるのですから、何か隠された魅力があるのでしょう。


  • 西岡兄妹;-西-岡-兄-妹-

     これは面白い。可愛いですし。ただし、商品として出来上がっているので、何も言うべきことがないです。完成された作品世界なのですが、それは必ずしも良い印象ばかりではないな、と。


  • 浅野琢也;GEISAI PHOTOLOG

     一言で言えば、狭い。(笑) 作品の量に対して、明らかに展示スペースが不足。「都市のエピタフ」など、せっかく蓄光塗料が使われているのに、それを眼で確かめることができないのは、なんだかもったいない展示だな、と。

     一つ一つは非常に面白いのですが、やはり見るスペースがはっきりしていないと、見落としてしまいがちです。


 こうして並べてみると、女性が多い気がします。前回も。私の趣味自体に問題があるのかもしれませんが、女性の方により鋭い作品が多く、男性の作品の場合、プロ・中堅作家(画家)は巧いのに、若手が弱い傾向にあるような気が。
 逆にパフォーマンスをやっているのはほとんど男性で、女性は僅か。しかも圧倒的に男性の方が面白いのですが……。

Posted at 2006/09/20(Wed) 23:56:36

芸術 | コメント(0) | トラックバック(0) | この記事のURL

この記事のトラックバックURL ->

↑ページの先頭へ

この記事へのトラックバック

「GEISAI#10で印象に残ったもの その2」へのトラックバックのRSS

この記事へのコメント

名前

E-mail(※スパムトラップですでの何も書かないでください)

コメント


コメント本文以外は全て入力不要です。

GEISAI#10で印象に残ったもの その2へのコメントのRSS