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文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

ルソーの見た夢、ルソーに見る夢

ルソーの見た夢、ルソーに見る夢


 12/5(tue)、世田谷美術館にてルソーの見た夢、ルソーに見る夢の企画展があったので見に行きました。会期は12/10(sun)までだそうです。
 チケットは先月から手にしていたのですが、風邪やスケジュールの都合などでなかなかいけずじまい。

用賀駅


 美術館へ行くバスもあるそうですが、私は用賀駅から歩きました。遊歩道や公園を辿って歩いていけるので、歩きの方が愉しめるかもしれません。
 世田谷って凄いですね。豪邸がなんの違和感もなく、ドーンと建っています。安アパートの方が却って目につくくらいで。足立区に慣れてしまったせいか、なんだか場違いな気分に。(笑)

 さて。アンリ・ルソーの絵で観られるのは、以下の通り。
「夕暮れの眺め、ポワン・デュ・ジュール」
「釣り人のいる風景」
「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」
「フリュマンス・ビッシュの肖像」
「ラ・カルマニョール」
「戦争あるいは戦争の惨禍」
「工場のある町」
「エデンの園のエヴァ」
「散歩(ビュット=ショーモン)
「牛のいる風景―パリ近郊の眺め、バニュー村」
「要塞の眺め」
「オステルリッツ駅から左側を見た風景」
「牧場」
「花」
「《モンスーリ公園の眺め》のための下絵」
「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」

 微妙なセレクションです。(笑) 看板作品は「オレンジの森の猿たち」と「フリュマンス・ビッシュの肖像」ですね。
 いつか「蛇遣いの女」を生で観たいものなのですが、滅多に日本へはやって来ません。

 アンリルソーの絵は古い作品で、当時は酷い扱いを受けていた作品も多いのに、未だほとんど劣化が見えません。それだけ、ルソーの絵画技術がしっかりしていたということ。素朴派と呼ばれる人達の絵と並べて較べると、技術差が歴然としています。
 画家としての開花こそ遅かったですが、学生時代から絵の才能には定評があったのですから、素人画家というよりも、天然画家と捉えた方が正しいかもしれません。
 実際、ルソーの伝説を調べてみると、アーティストや変人というよりも、精神が正常ではなかったと想像できます。もしかすると、自閉症か何かだったのかもしれません。

rau_candy.jpg


rau.candy2.jpg


 世田谷美術館といえば、名物ルソーの金太郎飴。ソーダ味とざらめ味がありました。

rau_candy3.jpg


 アートには犠牲(着色料)がつきものです。(笑) 見るのはいいんですが、食べるのはやだなぁ。

 あと、収納グッズとして有効利用できそうなクッキー缶も買ってきました。

ルソークッキー缶中身


 それにしても、館内には中学生くらいの裕福そうな女の子が、見るからにセレブな母親と二人でいました。平日なんですがねー。私と目が合ったらツーンと……。
 お腹が減っていたのですが、レストランはセレブ向けという感じで、目の玉が飛び出るような価格。かといって公園の売店というのもナンだったので、用賀駅近くの「OK」で初買い物。ここは袋が有料で、6円かかりますが、その分商品は非常に安くなっています。この付近で安アパートがあったら、住みたいくらいの価格です。店員の質はまぁ、良くもなく悪くもなく。

ok.jpg


 天然酵母パンと、ロシア産スケトウダラのフィッシュフライサンドと、よもぎあんぱん。それにイタリア産の発泡水。フィッシュフライサンドの味は絶品。確かに、安くて高品質でした。

Posted at 2006/12/08(Fri) 04:12:24

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