新かわら版 | |
国際規格ISO9000が改訂された。本ホームページも新規格の発足に基づいて新しく出発する。新規格は「顧客志向経営」の徹底を促しているにもかかわらず、日本の主導的役割を果たす上部機関の動きや情報提供は海外と比べ貧弱である。「お上」としての沽券に関わるのか、あるいは「利権」をむさぼりたいのか、はたまた主導する「力量」もないのかは分からない。いずれにしても、日本における現状には悲観的な見方しかできない。このような危機感をもつ者として何らかの役割を果たしたいが、如何せん一人という脆弱さは避けようがないだろう。
約5年前にホームページを開設してから掲示してきた過去の記事を見たい方は、こちらからどうぞ。「旧かわら版」へ。2000年版ISO9000関連の記事も数多くぜひ閲覧してください。 今は、2008年2月。長らくこのページも更新していない。いつかは追加しようと多くの雑誌や新聞のスクラップをためていた。しかし、文字にするには負担が重い。そこで、ほとんど使っていないスキャナを利用したらどうなるか試してみた。技術の進歩はすばらしい。これから役立つと思われる情報を追加してゆきたい。 |
顧客志向とは? | 経済スローダウンと2000年版ISO9000 |
リーダーシップの発揮 |
コミットメントとマネージメント・システム |
オールド・エコノミーよ、さようなら! |
製造業の競争力向上には |
ISO9001:2000は経営の手法に変身 |
文書化された手順書のない場合の監査 |
ジュランの三元方式ー継続的改善 |
顧客満足は競合他社と比較してもすぐれているか? |
顧客のニーズと市場の理解 |
リーダーシップがいま求められている |
人材育成と学習環境 |
スペインでの調査報告ー2000年版ISO9000への移行 |
日本に正しいマネージメント・システムのコンセプトを普及させる必要あり |
審査機関がコンサルタント業務を行ってはならない |
ISO9001セミナー開くーぐんま経済新聞 |
ISO9001:2000はむつかしい |
顧客重視? |
プロセスアプローチは要求事項ではない? |
審査日数は企業によって変わるーIAF新ガイドライン |
製品あるいはプロセスの継続的改善は要求事項ではない? |
「良い物さえ作っていれば人は理解してくれる」というやり方では生き残れない |
ビジネスを知らない審査員が主観的に審査をする恐怖 |
アウトソースしたプロセスとは? |
ブカレスト(ルーマニア)会議の結論 |
ISO9001:2000監査での不適合 |
ISO9001監査実行グループの作成した資料 |
農林水産省がISO22000の認証取得の普及を後押し |
ISO9001およびISO9004の修正・改訂 |
ギョーザ中毒事件を読み解く「安全性も委ねる危うさ」(朝日新聞) 規格のアウトソースの管理を厳格にする必要性が高くなった。ここでは、ISO9004:2008で使われている「パートナー」という言葉がある。このような事例ならばよく理解できる。 |
天声人語(朝日新聞) いま食品中毒で問題を起こしている企業はこれを読み対応を変える必要があるのではなかろうか。 |
顧客満足が重要だという経営トップの哲学を(朝日新聞、2007.6.9) 市場の主導権は顧客の手の中にある |
「抜本的な企業改革を急げ」(朝日新聞、2000、経済気象台) ISO9004:2008で提唱されていることが2000年にちゃんとされていた |
「超・製造業」を掲げる松下ーモノ作り信仰の転換急務 パナソニックに統一するのに何と7年もかかった。 サービス業が利益を生む時代認識が必要だ。 |
対話で顧客需要先取り 顧客志向のISO9001はまさにこれを目指している。 供給者の論理は捨てることだ。でもいまだに供給者の論理で経営をしているように思える企業がある。 |
「日産、部門横断的に策定されたリバイバルプラン」 カルゴス・ゴーンは、「ソルーションは必ず内部にある」という経験からのV字型回復劇 みなさんはどうとらえますか? |
国際標準 たしかジュネーブにあるISO事務局の長は日本人だと記憶している。がんばってもらいたいものだ。 10年ほどまえにこの事務局を訪ねた。その時に案内してくれた方が言っていた。日本人は誰も訪ねてきたことがないと。 |
QCに代わる仕組み再構築(日本経済新聞、2000.9.23) 揺らぐ日本の生産現場。鍛え直せ問題発見能力。 自動車のリコールが多発し、乳製品の中毒問題が発生した時代のこと。製造業は良くなっていると信じたい。 |
リーダーの資質も国際化を とっていたスクラップの裏を見たらこの方が役立つと思い掲載した。すこし欠けた部分があるが、日本のリーダーのことについては読み取れる。 |
IT革命で業務効率化(日本経済新聞?平成12年3月9日) 日本ではブルーカラーの生産性向上だけに満足した。ホワイトカラーの非効率をカバーしてきた。今もそう思っている。太田経済担当大臣が言うようにサービス業への変換がいま求められている。 |
「おじさん」軽視では経済は成り立たない(2001.6.9) 日本企業のリストラは「路頭に迷わせる」やり方だと当時非難をしていた。いまの日本経済はまさにここで言われている状況だ。 |
「効率」の概念と着眼点(日本経済新聞、1999.9.6) ISO9004:2008で時々出てくるのが効率である。その理解に役立つと思う。 |
大胆目標を異質の発想で 松下幸之助の言葉を使わせてもらうことが多い。中身はここに記載されていることが正しい。 |
今度は米国から学ぶ番に(日本経済新聞、2000.7.23) 日本がバブル景気に踊っているときに米国は必死になって日本の製造管理技術を学んでいた。その結果が、記録的な長期にわたる好景気を米国は享受した。 いまはサブプライム問題でとん挫しているが、たぶん今年の暮ごろには回復すると予測している。 |
株主価値創造経営(朝日新聞、2002.7.20) ISO9004:2008で盛んに使われている利害関係者の一つは株主だ。それが社員にも良い結果になることがここで述べられている。 |
情報技術で競争優位に(朝日新聞、2000.5.29) 情報技術の発展にしたがって経営は大きく変化したとISO9004:2008で述べている。さて、この記事で注目してほしいのは、金融分野での商品開発である。欧米に比べこの分野では日本はまったく競争力はない。 しかし、サブプライム問題が起きて、それみろと言っているように見える。 |
三菱自動車リコール隠し発覚1年 三菱自動車を非難するために掲示したのではない。むしろ、彼らの新しい開発手法を紹介したいからだ。 ここで「ゲート」と称しているのは、ISO9001の設計・開発プロセスで使われている「Stage」と同じである。 規格では、それぞれのステージに適切なレビュー、検証、妥当性確認を行えと要求している。しかも、責任と権限を明かうにすることが求められている。 三菱の場合の特徴は、責任は個人にあるとしていることだ。開発の失敗に対しだれが責任をとるのかわからないようなことにはならない。 |
製造業の競争力向上には(日本経済新聞、2001.3.31) ISO9001/4でのプロセスアプローチのことが具体的に報道されている。 しかし、さすがに、ISOでは「コーポレート」という概念は採用していない。少し疲れました。いったん休憩します。 |
知識は組織に眠る(朝日新聞、2002.2.9) もうやめようとしたが、ゴミ箱に捨てられない記事が出てきた。日本の官組織の縦割りはどうしようもないが、民でも同じことをするととんでもないことになると警鐘している。内容には、まったく同感だ。 |
客を作ることをマーケティングという(ドラッカー) これが最後の最後。アメリカで体験したが、有名百貨店が倒産したり、多くのブランド店が閉鎖されていた。顧客のニーズを把握していなかったのだ。一方では、働く女性のために五時以降に開店していたスーパーがあり、繁盛していた。なんと、そのスーパーでは小切手を現金に換える銀行の役割まで果たしていた。 銀行はとっくに閉まっているからだ。日本でも顧客のニーズにいかに答えるかが問われている。 |
道路族 今国会で論議されている暫定税源だが、一般財源として将来の日本に役立つ使いかが論議されべきと思う。地方へドライブをすることが多いが、なぜこんな道路がいるのかと思うところ多くある。何の価値も生まない所に多額の税金を使うことによって日本は静かに沈没しつつある。アメリカでもテキサス州の田舎に行けば舗装をしていない。本当に必要な道路はどこかを真剣に議論してほしい。 |