農林水産省がISO22000の認証取得の普及を後押し

 産経新聞に掲載されていた記事を紹介したい。食品安全マネジメント・システムの国際規格ISO22000がいよいよ正式に発行されるようだ.当該国際規格は、ISO9001:2000とHACCPを融合させて作成されている。HACCPのみではなく一般的衛生管理プログラムを組み合わせているところが特長である。農林水産省は、農家にまで認証取得を普及させたい考えのようだが、現実的には困難が伴うと思われる。それほどこの国際規格は複雑で、要求事項レベルが高いのだ。本ホームページは同国際規格の動向について継続的に掲載したい。

 農林水産省は食品の安全性を証明する新しい国際規格の普及に乗り出す。国際標準化機構(ISO)が今秋にも始める安全規格で、食品メーカーや小売店が認証を受けられるよう後押しする。

 食品安全の新規格は「ISO22000」。五月に開くISOの総会で正式に発足が決まり、早ければ九月から認証制度が始まる見通しだ。

 認証の対象となるのは農家や食品メーカー、卸売業者、食品スーパーなど。農家については、農薬や飼料の使い方など栽培方法をチェック。食品メーカーは食中毒を防ぐマニュアルや緊急時の連絡網の整備状況を調べる。

 同省は普及策として規格を取得する手引書をつくるほか、全国で講演会などを開いて農家やメーカーに広く情報を提供する考えだ。

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 同省は国際規格のお墨付きを受けた農家や事業者が広がれば、消費者の判断材料も増えると期待している。

 

     


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