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「良い物さえ作っていれば人は理解してくれる」というやり方では生き残れない 学習院大学経済学部教授、青木幸弘氏を朝日新聞の広告欄から拾ってみた。
ISO9001:2000規格は、顧客の要求が常に変化しているからいつもその変化を見逃さないように「顧客の暗黙の要求事項を明らかにする」。単に製品やサービスの質だけでなく付加価値を探し出すためにはどうすればよいかが決められている。良質な製品を作る能力はすでに存在しているが、付加価値の創造力はまだ低い。設計や開発に携わる人たちは、まだまだ「供給者の論理」からの発想に頼っている。顧客志向になっていない。製品に付随させる付加価値となるサービスに対価を払う社会的な風土はまだ育っていない。しかし、製品よりもサービスが利益の源になっていく時代に変化している。付加価値を生み出すのは、機械ではない。人しかできない。人に焦点を当てることの重要性はますます高まっている。青木教授のいうバックルームの力を育てる志がなければ、企業は生き残れないだろう。
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