ISO9001セミナー開くーぐんま経済新聞

 去る2月12日に群馬県前橋市で行った講演の記事が出たので記録のために掲載したい。少々気恥ずかしい文言もあるが、記事の一部を以下に転載する。セミナーの宣伝だと感じられるかもしれないという不安もあるが、過去に行ってるようにあえて記録ということで勘弁していただきたい。

 経営コンサルタントの群馬総合研究所と、ぐんまISO推進協議会共催の「中小企業のためのISO9000セミナー」が12日、前橋テレサで開かれた。同協議会設立後、初の開催となったセミナーにはISOに関心を持つ企業経営者ら約70人が出席した。

 協議会は1月、中小企業のISO取得支援を目的にCRI、環境計量証明事業のテクノ・クローバ、食品の成分分析・衛生検査の食環境衛生研究所の3社が設立した。

イギリスに本部を置く認証機関BVQiのほか、顧問として中小企業におけるISOの第一人者米戸靖彦氏も参加している。

セミナーでは、米戸氏が「中小企業こそISO9001を採用し経営を革新するチャンス」と題して講演。「大企業も中小企業もシステムがないところはだめ」と指摘した上で、「作り手側、供給者側の論理を捨てないと生き残れない」と顧客満足の重要性を指摘。
 顧客満足とともにISO9001のキーワードとしてもう一つあげたのが継続的改善。「経営者がしっかりとしたリーダーシップを発揮し、部門を横断、水平的に改善活動実施しなければならない」と強調した。

 また、中小企業での文書化のやり方として、「くどい言い回しをやめる」「自分たちの言葉で」「文章の代わりに写真。ビデオ。フロー図などを使用する」などとアドバイス。シンプルな文書化を訴えた。

 同協議会では、5月と10月にもセミナーを実施する予定。

 セミナーや講演を通じてISO9001品質マネージメント・システムを正しく導入してほしいという意志を伝えてきた。インターネットは自宅で自分のペースに合わせて作業を続けることができるという利点があるが、相手がどう受け取っているのかを知るにはあまりにも欠点が大きすぎる。言葉を出すことによって相手の反応が見えるし、緊張感があるのでぼけの防止にも役立つと思っている。


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