よっしーの18きっぷガイドhttp://www6.airnet.ne.jp/yossy/


青春18きっぷの1日分っていつからいつまで?

ここまでに、18切符の1回分でJRの普通列車(快速含む)ならば1日中乗り放題、ということを説明しました。で、ここでは少し細かい話ですが、「1日分」っていつからいつまで?というのを説明します。

まず、基本を説明すると、18切符の1日分とは「ハンコを押してもらった時からその日の深夜0時まで」という約束になっています。すなわち、朝一番の列車から使い始めても、昼間から使い始めても、さらには夜の11時に使い始めても、深夜の0時まで使用できることになっています。もちろん、最後の使い方は、基本的には非常にもったいない使い方だといえると思います。

ただ、これには2つ例外があります。1つは列車に乗っている間に日付が変わる場合です。この場合、日付が変わった後の最初の停車駅まで有効となり、さらに先まで乗車する場合はその先に有効な乗車券(普通の切符・定期券など)が別に必要になります。このルール、夜行の快速列車に乗車する場合には重要なルールです。夜行列車と18きっぷの日付についてでも改めて説明しています。

もう1つは電車特定区間内で日付が変わった場合です。電車特定区間とは時刻表に載っていますが下にも具体的な区間を示しておきます。この区間では、日付が変わっても最終電車までそのまま乗車することが可能になっています。

といってもちょっと分かりにくいので具体的な例を。1日中18きっぷで楽しんだのちに終電近くでこんなふうに帰ってきたと思ってください。

例1

大垣名古屋四日市
23:05発23:45着0:04発0:42着

こんなふうに列車を乗り継ぐ場合、名古屋駅にいる間に日付が変わっていますね。この場合、名古屋→四日市の乗車券が別に必要になります。もちろん、定期券を持っていればそれを使ってもいいですし、次の日も18きっぷを使う予定があるならば次のハンコを押してもらっても構いません。

例2

岐阜木曽川尾張一宮稲沢清洲枇杷島名古屋
普通列車23:5123:570:010:060:090:120:16

上のような、乗っている途中で日付が変わるような列車に乗車する場合、日付が変わってから最初の停車駅まで18きっぷが有効になります。したがって、この場合尾張一宮→名古屋の乗車券が別に必要になりますもちろん定期券や回数券を持っていればそれでもOKです。

例3

京都新大阪大阪三ノ宮
快速列車23:2723:570:020:28

上の場合、例2のように考えると大阪→三ノ宮の乗車券が必要に思えます。しかし、下にも示すように大阪〜三ノ宮の間は電車特定区間に含まれています。つまり、終電まで18きっぷが使えます。ということで、この場合追加料金は必要ないということになります。

東京電車特定区間 大阪電車特定区間
(左)東京電車特定区間 (右)大阪電車特定区間 図をクリックすれば拡大されます