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夜行列車と18きっぷの日付

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夜行列車は基本的に日付をまたがって運転されます。一方で18きっぷは「1日単位」で乗り放題の乗車券です。では、18きっぷを使って夜行列車に乗車する場合はどうなるんでしょうか?

これについては、18きっぷは原則深夜0時まで有効、列車に乗っている間に日付が変わる場合、日付が変わった後の最初の停車駅まで有効という18きっぷのルールに従うことになります。(日付が変わった後の最初の停車駅のことを、このサイトでは「日付変更駅」と呼ぶことにします)ですので、18きっぷで夜行列車に乗車する場合、日付変更駅までで1日分、そこから先でもう1日分必要で、基本的には2日分必要ということになります。

ですが、夜行列車の始発駅近辺から出発する場合には、18きっぷを2回分使うことは得策ではないことがあります。たとえば名古屋駅からムーンライトながら号に乗車する場合。この場合、「日付変更駅」は愛知県の豊橋駅になります。ですので、豊橋までで18きっぷ1回分、豊橋から先で18きっぷもう1回分というのが基本です。ですが、名古屋〜豊橋の運賃は1320円と、18きっぷ1回分あたり2370円と比べると安くなっています。したがって、名古屋から乗るのに18きっぷ2回分を使ってしまうのはもったいないといえるかと思います。このような場合は、名古屋から豊橋までのきっぷと、豊橋から先は18きっぷという使い方をするのが賢明です。もっとも、ムーンライトながらに乗る当日に他に18きっぷを使って列車に乗る場合には、その18きっぷを使うほうがいいでしょう。

もう少し微妙な例として、京都から快速列車を乗り継ぎ、大垣からムーンライトながらを使って東京方面へ向かう場合。この場合も、日付変更駅は豊橋駅になります。ですので、基本的には京都〜豊橋間で18きっぷ1回分、豊橋から先で18きっぷ1回分ということになります。この場合、京都〜豊橋の普通運賃は3670円で、18きっぷ1回分あたりの2370円と比べると高いですので、一般的には18きっぷを使ったほうが得だといえます。ですが、18きっぷはあくまで5回分のセット販売であり、1回分だけ入手するのはそれなりに苦労します。ですので、18きっぷの余り具合によっては京都〜豊橋間で普通乗車券を使ったほうが少し値ははりますがラクということもあるかもしれません

また、新宿駅からムーンライトえちごを使って新潟方面へ向かう場合。この場合、日付変更駅は群馬県の高崎駅になります。この場合、新宿〜高崎の運賃は1940円です。一応18きっぷ1回分あたりの2370円と比べると安いですので、一般的には普通乗車券を使ったほうが得だといえます。ですが、値段差はそれほどありませんので、先の例とは逆に18きっぷの余り具合によっては新宿〜高崎間で18きっぷを使ったほうが少し値ははりますがラクということもしれません

なお、18きっぷに日付をもらうタイミングですが、夜行列車の中で座席指定券のチェックのために検札が来ますので、このときに翌日分のハンコをもらってください。また場合によっては指定券しかチェックしない、あるいは検札が来ないこともありますが、このような場合には下車駅、あるいは乗り継いだ列車の車掌さんに日付を入れてもらうように依頼してください。



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