2005年12月24日(土)日本武道館(Final)


  ななんぼの曖昧な記憶で構成されたダイジェストレポなので、曲順やMC内容などは「こんな感じなだったんだ」程度に読んで頂けると有り難いです。また、曲名も間違いや勘違いがあると思いますので、その辺も読み流して下さい〜。
 この武道館3daysは3日間の記憶が混同していることを、予めご了承下さいませませ!
 あと、この3日間、長谷ぼんメインに見ていたので演奏中の3人はほとんど見ていませんっ。





箇条書きダイジェストれぽ
会場前
←X'mas eveということで、会場前にはX'masツリーが登場。TOURタイトルを乗せたパネルの横にもリースが付いてたし、それにチケット切りの係員さんの姿がサンタになっていて(右端に写っています)、ムード満点の演出になっておりました♪こういう光景を見ると「イヴなんだな〜」と思ってしまう単純な私。今日で長谷ぼんが見られるのはラストだ!というのは、できるだけ意識しないようにしました。


本編
■本日はテレビ撮りがあり、テレビカメラが何台も設置されていたし、ステージ上にも左右に自動で動く無人カメラが設置されていました。

■この日は定刻ジャストにスタート。たぶん、18時になった途端に場内が暗転したんじゃないか?ってくらい早かった。「えっ?もうスタート?」て思ったもん(笑)。

■高見沢さんは本日もプラチナブロンドのヴィックを被っていました。衣装は22,23日と同じ。幸ちゃんはベージュぽいスーツに黒のタートル。チョーカーも付けていたけど、形までは確認できず。桜井さんは紺と赤ベースのチェック柄スーツ!なんか妙にインパクトのあるチェック柄で可愛かった。

■『孤独の美学』での前奏のドラムは迫力あったなぁ。この曲のツインドラムは特に好きなので、もうラストなのかと思うとドラムしか見ていられませんでした。

■『American Dream』では、幸ちゃんがハンドマイク持ってステージ左右を移動。この時だったか、前日の『恋の炎』だったか曖昧なんだけど、スロープの所をカニさんのような仕草で歩いていたんだよね。あと、ステージ上にある無人カメラに腕を伸ばして、「犬の散歩」のような仕草をとっていた幸ちゃんツボ!

■長谷ぼんとそおるさんのドラム合戦が見られるのは今日がラストということで、念入りに見てしまいました。全体的にそおるさんは遊びが入っていたし、長谷ぼんはとにかくパワフルでした。煽るように見ていた3人の後姿も何気に良かったな。

■『SWEET HARD DREAMER』はかなり久しぶり♪この曲で、高見沢さんと幸ちゃんはリフトに乗っていましたが、当然のことながら長谷ぼんしか見ていませんでした。だって、この曲のドラムは凄いんだよ〜!シンバル叩きまくっているんだからっ!

■先に書いたことに被るけど、そおる透さんがこの3日間の中でこの日が一番アレンジが多かったというか、遊び心満載の叩き方をしていた。その分、長谷ぼんがメインのリズムを取っていることが圧倒的に多かったな。

■『SWEET HARD DREAMER』の後のMCで、幸ちゃんが「今日が一番(リフト)揺れた。船酔いみたい。ちょっと休憩」と言っていて、かなりダメージが大きかった模様。直ぐ後に出て来た桜井さんから、「さっき降りて来た時の顔色悪かったもん」と心配されていました。その為、幸ちゃんの回復を待とうと桜井さんがくだらない(?)話で場つなぎするなんてこともありました。

■ちなみにチェック柄のスーツを着ていた桜井さんは、幸ちゃんから「チェックです」と紹介されていた(笑)。

■武道館ファイナルということで、この日は2階席の上の端まで人が入っていて、斜め後ろからの視線にも配慮しなくてはならない…みたいな話になり、「いつもだとステージの後ろで好き勝手なことが出来るんだけど、今日は無理ですね。テッペン攻撃ですよ。私はもういいですけど、幸ちゃんは辛いね」と桜井さんが振れば、幸ちゃんが「乗っければいいんじゃない?」とかなり自虐ギャグを返したんですが、猛毒吐くフグの桜井さん(中日のれぽ参照)は「えっ?乗っけてんじゃないの?」と言ってのけちゃったのでした。そんな桜井さんの攻撃に対して、幸ちゃんは「乗っけてなんかないよ!国会に行く時に乗っけるよ!」と、かな〜り際どいこと発言していました。まぁね、あの話題の人は乗っけてるだろうと多くの人が密かに思っていることだし(笑)。

■武道館3daysですが、最近は3連チャンはこの武道館公演くらいになったけど、昔は(会場は違うけど)7連チャンという週もあった…みたいな話をして、7連チャンの時に桜井さんは「殺す気か?」と思ったらしいですが、「今でも4連チャンくらいまでならいける」みたいなことを言ったら、「俺と高見沢は休むから、桜井はアンドウさんとヨロシク♪」と釣れないことを言う幸ちゃん。「ええ〜、幸ちゃんとトシちゃんが休むんなら僕も休む〜ぅ」と、駄々こねた桜井さん可愛かったわ。

■それから、今日の公演の模様は2/3のスカパーで放送されるということを幸ちゃんがお知らせしてくれたんだけど、「放送時間は23時〜25時」と言うところを、「23日〜25日…てあれ?」と言い間違えた幸ちゃん。まだ船酔いが続いているらしいです。

■船酔いが続く幸ちゃんは、昔の仕事で3人で漁船に乗った時を思い出したらしく、あの時平気で船の上でどんぶりを食べていた2人が今でも信じられないらしい。桜井さんからすれば、「新鮮な魚を丼にして食べさせて貰って最高に上手かったのに、坂崎てばずっと漁船の奥で寝込んでんだもん」と、幸ちゃんの船の弱さが信じられないそうです。それで釣り好きなんだからね〜。陸でないとダメだそうです。

■昨日S&Gのナンバーでもマイナーなのを披露したので、今日は有名どころをやろうということになったんだけど、珍しく出だしの確認が上手くいかなかった幸ちゃん、「頑張って〜」と客席から声を掛けられちゃう。『Scarborugh Fair』ので出しを間違えちゃう幸ちゃんなんて初めて見たかも。やはり船酔いは続いているらしい(笑)。

■お色直しをしてきた高見沢さんは、本邦初披露(2人も初めて見る)おニューの衣装で登場。桜井さんは自前に衣装を確認したかったんだけど、「楽屋にロック掛かっていて見られないようになっていたんだよ」と言えば、幸ちゃんは「俺はさっき耳元で『今日は凄いぜ』て言われた(笑)」とのこと。確かに凄い。夏イベの純白の花嫁を上回るド派手っぷりに客席もステージの2人も大歓声。純白のロングドレススーツなんですが、後ろがすごく広がっているし、背中の片側にファーのように羽が付いているいるし、腕を広げるとジュディ・オングの『魅せられて』状態になる。思わず歌い始めちゃう幸ちゃんと桜井さんであった。桜井さんは「どこの鶏の羽を付けて来たんだ?」なんて言ってたな。

■しかし、お座りタイムだというのにこの衣装ではイスに座れないことが発覚。スタッフへイスが邪魔だから下げるように指示を出す高見沢さんに対して、「何?座れない?ここは座ってまったりするコーナーだろ」や、「(衣装の)設計段階で誰か止めろよ!」と非難ごうごう。だけど高見沢さんは「俺、この衣装気に入っているから何言われても平気♪」と強気。アコギも強引に肩から下げておりました。でも「(衣装が)アコギに合わないだよなぁ」と言い、桜井さんから「だったら合うの着て来いよ」とお叱り受けてました。そして桜井さんも高見沢さんに合わせて立とうとしたけど、結局高見沢さんだけ立ち、幸ちゃんと桜井さんは座って歌うことに。客席には「3人いっぺんに見ないように」と指示が出される(笑)。

■なんか凄い展開だったなぁ。お座りタイムでアコースティックコーナーだというのに、イスに座れない上にアコギが合わない衣装を着て来る高見沢さん。桜井さんじゃないけど、「誰か止めろよ」ですな(笑)。むしろOPにあの衣装着れば良かったのに。そんな訳で、高見沢さんだけ立ち、幸ちゃんと桜井さんは座って歌う『From The Past To The Future』は、なんとも不思議な光景でございました。ある意味、貴重な光景だった…のかな?

■その後の『The Way』では、高見沢さんがギターをPrince-Tに持ち替えたので、すっごくシックリするというか見慣れた光景に変わりました。ド派手な衣装にはド迫力のギターが似合いますなぁ。

■高見沢さんがMCで「今日はX'mas eveということでおめかししてみました♪エンジェルギターとだと衣装がしっくりくるんだけど、さっきのアコギはダメだったね。ま、一つズレているところが高見沢ということで!」と自分で自分を擁護。まぁ、何と言われようと気に入っている衣装なので、高見沢さんのテンションは上機嫌でした。

■衣装の話から、初めて武道館公演をした時の前日に渋谷の丸井まで衣装を買いに行ったというエピソードを披露しまして(直前に桜井さんも同じところで衣装を買ったと店員さんに言われたやつです)、「初めて武道館に立った時は本当に緊張した」とみたいなことを言っていました。「俺はこの武道館でレッド・ツェッペリンのライブを見ているからね。ジミー・ペイジが立っていた場所に自分も立っている!と思っただけでソワソワするっていうか、こうテンションが上がっていくのを感じました。そういう意味でも、武道館というのは他の会場とは違う思い入れの強い 場所です」と、武道館は憧れのツェッペリンを生で見た場所だ!みたいなことを言っていたんですが、「生でツェッペリン見たことある奴いないだろ〜」みたいなことを聞いてフフンと満足気な高見沢さんでしたが、「お前らも無いだろ?ツェッペリンを生で見たこと!」と後ろを向いてサポートメンバーに聞いたら、そおる透さんは見ていたそうです。それには高見沢さんも「さすが修行僧」なんて言っていました。…てことは、当時の武道館公演で席は違えど高見沢さんとそおる透さんが居たってことなのかな?

■初めて生のレッド・ツェッペリンを見た時の衝撃は今でも忘れられない衝撃だそうで、「ペリーの黒船の襲来みたい」と妙な例えをしていましたが(笑)、「当時はDVDとか記憶媒体が無かった分、心にその衝撃が焼き付けるしかなかったんだけど、だからこそ今でも記憶に残っているんだと思う。。みんなもALFEEを初めて見た時の衝撃は忘れてないだろ?何?あれ?お笑い?なんて思ったかもしれないけど(笑)、その初めての衝撃を忘れずにこのまま一生着いて来いよ!」なんて言っていました。確かに、初アルコンの衝撃は今でも忘れないなぁ。OPとかしっかり覚えているもん。あと高見沢さんの衣装も!(笑)

■その後「人は第一印象で決めちゃいけない。俺なんてよく第一印象で決められる方だけど、付き合ってみると意外にイイ奴なんだと解る」と自分を持ち上げた話のをしたけど、ちゃんとまとまらないまま「Going My Way」と言って強引に歌に入った高見沢さん。本当にゴーイン(笑)。客席は「え、このまま歌?」て雰囲気でした。

■『Beat Pop Generation』の照明がかなり綺麗だと、今更ながらに感じました。あと、「君は、君のままでいいのさ〜♪(作詞:高見沢俊彦)」の歌詞の部分で、妙に泣きそうな気分になってしまった。何でだろうなぁ。

■『I Love You』は相変わらず怒涛の盛り上がりですっごく好き!この秋TOURの本編の流れの中で、一番好きなところだったかもしれない。高見沢さんも叫ぶし、ガンガンにギター掻き鳴らしていたなぁ!

■『祈り』のラストのドラムとギターの掛け合いは凄い迫力だけど、この日は特に迫力があった!実は最初の方は桜井さんで長谷ぼんがよく見えず、「せっかくの掛け合いなのに、どけー!賢ーっ!」と心で念じていたんですが(笑)、どうも通じたようで(<違う)桜井さんが少し横に移動したので長谷ぼんの姿を堪能することができました。

■『UNCROWNED KINGDOM』は、「もう生で聴けることってないんじゃないか?」と思ってしまい、妙に聴き入ってしまいました。この曲は「ステージでは再現不可能」て言ってアルコンでは一度も歌われたことなかったけど、この秋TOURで初めて演奏されるようになったんだよね。最初はそおる透さんもいてツインドラムだから出来たんだ!って思っていたんだけど、長谷ぼんの卒業を知ってからは、「長谷ぼんがいる間にステージで披露しておきたかったんじゃないかな?」て思うようになりました。しかし、相当な変拍子なのに前日とは少し違ったアンレジの叩き方していたそおるさんて凄い。

■『100億のLove Story』は夏イベで初めて生で聴いたから「夏」てイメージが勝手についていたんだけど、すっごく雪の似合う曲なんだな〜と思いながら聴いていました。あのエンディングと舞う雪の演出がすっごく合っていた。



アンコール1
■サポートメンバーが登場して演奏を開始すると、すぐに3人が登場。高見沢さんは初日でも着ていた紫のドレススーツ姿(インナーも薄紫のフリルシャツ)、幸ちゃんと桜井さんは22,23日の本編で着ていたスーツ姿で登場。そしてバスーカーをそれぞれ持って、高見沢さんの合図でTシャツらしき物を客席に飛ばしていました。この日だったか、高見沢さんは2階席まで飛ばしていた。何気に飛ばすのが一番上手いかも?幸ちゃんは、桜井に向かって打とうという素振りを見せていました。

■そして、いつもように桜井さんがサポートメンバーを紹介。山石さんは武道館ではずっとX'mas Songを演奏していましたね。微妙に長谷ぼんの時だけ紹介が長かったのは気のせい?思い込み?どっちでもいいや(笑)。

■でもって、3人前に出て来て自己紹介。桜井さんと幸ちゃんは普通に紹介したものの(…一般的に見れば普通ではないけどアルコンの流れでは普通/笑)、高見沢さんが「こう見えても実は派手嫌いで質素好きなんだ」とか、「時間はしっかり守る男!」なんて言いはじめたら、幸ちゃんと桜井さんが女子高生口調になって、「な〜に〜!あの人〜!」、「チョ〜ムカツク〜」とツッコミを入れ始めたんだけど、「行儀が良い!綺麗好き!」と言いたい高見沢さん。遂に桜井さんが「さっきから黙って聞いていれば何だ?綺麗好き?始まる前に楽屋で弁当ボロボロ食い散らかしてたのは誰だよ?」と攻撃開始。「だいたい、そんなことやって『可愛い〜♪』て許されるのは20歳までなんだよ!今のお前じゃもう無理なんだよ!」と、トドメのお言葉。これには高見沢さんも、「ここにきて桜井の逆襲」と白旗を揚げておりました。おおっ!桜井さん、男前っ!

■そして通常の流れだと、ここからベストヒットTHE ALFEEメドレーになるんですが、そこはX'mas Eve!今年はオリコン・シングルチャート連続トップ10入りの記録を更新、コンサート本数2000本達成、名球界入りでブレザー貰ったりと素敵なことが続き、これもファンの皆様のお陰ということで、感謝の気持ちを込めて「今宵は世界中がX'mas Eveということで、X'masメドレーをお送りします!」ということになりました。

■ステージ後方に巨大なクリスマスツリーの形が浮かび上がったり、スペシャルな演出が目白押し!有名なX'mas songとALFEEのバラードソングをメドレーで繋げるって、今までありそうでなかった試みでしたね♪『Candle Light』が聴くことができて嬉しかったわ。

■X'masメドレーからALFEEヒットメドレーに続き、『SWEAT&TEARS』では高見沢さんと桜井さんがリフトに乗ったけど、途中で桜井さんのリフトが一瞬ガクッと来てビックリした。一番ビックリしていたのは本人だったけど。降りた後に、幸ちゃんに「怖かったよ〜」て感じですがっていたのが可愛かった。

■『星空のディスタンス』の演奏終了と同時にピタッ!と静止した3人ですが、その中で幸ちゃんがあの『聖夜』のフレーズを!客席は大歓声♪しかも、途中のパートを桜井さんや高見沢さんがリードヴォーカルを取るという特別編成。まさにSPて感じで素敵でした。

■最後は高見沢さんが「Merry Christmas〜!」と叫んで終了。ジョン・レノンの『Hapyy Christmas』がBGMで流れる中6人並んでお辞儀。なんか「ああ、イヴコンサートだな〜」とじみじみと感じました。

■桜井さんは自分のマイクスタンドの近くに落ちていた高見沢さんのピックをしゃがんで拾い、そのままジャケットのポケットにしまって退場(笑)。

■長谷ぼんが客席全体を笑顔で見渡した仕草がすっごく印象に残りました。いい笑顔だったな〜。この3日間では初めて長めにステージ残っていて、最後の一人になって去って行く時なんて大歓声を浴びていたし、私も一番叫びまくっていた気がします。



アンコール2
■3人の衣装をほとんと覚えていない。確か、高見沢さんは黒スーツにフリルシャツ姿で、幸ちゃんが白の開襟シャツ。桜井さんが青ぽいシャツだった気がするんだけど…。

■すぐに高見沢さんのMCに入りまして、熱烈なアンコールへのお礼と、2階席、1階席、アリーナの観客にそれぞれ煽り、それぞれが高見沢さんの身体に突き刺さるような大歓声を上げたものだから、「(観客の)みんながいっぺんに叫んだらどうなるかな?」と高見沢さんがリクエスト。そして、高見沢さんの合図で武道館の観客全員が叫んだら、あまりの大歓声にステージの3人はビックリ。高見沢さんと幸ちゃんは両耳を押さえてフラフラ、桜井さんに至ってはクラゲのダンスのような妙な動きを披露。そんな桜井さんを見て大爆笑していた長谷ぼんの笑顔が最高だったなぁ。この歓声に高見沢さん「凄いっ!」と感服。この武道館の歓声は一生忘れないそうです。

■この大歓声を受けて「大きな声を出したり、笑ったり、跳んだりすることは、身体に免疫力が付いて風邪を引かないって実証されていますからね。だからALFEEのコンサートは健康に良いんです!文部省推薦のロックバンドですから!」と言ったのにはウケました。でも、本当に精神的に良いと思うわ〜。癒されることもあるし、元気貰えるもんっ。だから病み付きになっちゃうのよね〜♪

■高見沢さんは「初めて『聖夜』を歌ったはいいけど、緊張のあまりコードがボロボロ」と白状。「自分や桜井は歌うもんじゃない!『聖夜』は坂崎の曲だよ!」と言ったんだけど、「その割には『SWEAT&TEARS』を俺達に歌わせているじゃないか!楽しやがって!」と桜井さんからツッコミを入れられていた。桜井さんの勝ちですなっ!それに対して、「3人歌えるというのが僕らに強みです」なんて言って、全然負けてなかったけど(笑)。

■「世界ではいろんなことがあるけど、こうしてイヴにみんなと集まれてコンサートができるのは平和であること」と話したり、「子供達の純粋無垢な笑顔を守ってあげることが僕達のやるべきことだと思う。子供達が安心して暮らしていけるいける世界が本当の平和なんだと思う」と、最近の事件について触れるようなコメントもありました。

■そして、「前に読んだ本に、『子供は明日の夢を見るけど、大人は過去や今日までのことを夢見て、それに縛られてしまう』とありました。このX'mas Eveの夜くらいは、大人も自由に明日の夢を見れればいいなと思います」と語って『平和について』が歌われたんですが、この言葉はとても印象に残りましたね。確かに、歳を重ねるにつれ、未来を夢みるよりも過去の楽しかったこととか理想を持っていた頃を回想することが多かった気がします。ちょっと寂しい大人になりかけていたかな…と、この高見沢さんのMCを聞いて感じてしまいました。

■『平和について』に続いて歌われた『至上の愛』は本当に良かった!特に、ラストのキーボードソロから高見沢さんの叫びと同時にドラムが加わるところなんて鳥肌モンの感動でした。あの長谷ぼんとそおるさんのドラムは最高だった!



アンコール3
■今夜は武道館ファイナルと同時に東京ファイナル!このまま終わってたまるかぁ!て感じのアンコールの嵐の中、ALFEEは3回目のアンコールに応えてくれました。

■高見沢さんは上着をシャチホコ衣装にチェンジしてきて派手に再登場!出て来た時、エビの天ぷらがステージを横切って行ったのかと思った(笑)。幸ちゃんと桜井さんは同じ格好だと思ったけど、桜井さんは帽子を被っていました♪

■全員が定位置に着くなり、「ドラムス、長谷川浩二ーっ!キーボード、山石敬之ーっ!そしてもう一人ドラムス、そおる透ーっ!ベース、桜井賢!アコースティックギター、坂崎幸之助ーっ!そしてギター、高見沢俊彦ーっ!」と、高見沢さんが再び6人全員を紹介。なんか、このメンバーを紹介するのを聞くのが今夜が最後なんだと思うと、この2度目の紹介はちょっと重く感じたし嬉しかったなぁ。

■「もう1曲だけ行くぞーっ!」と高見沢さんが叫んだと同時に、『LONG WAY TO FREEDOM』の演奏がっ!スタッフが奥からスタンドマイクを持って来て、高見沢さんはそこからマイクを抜き取ると、左右のリフトに上がったりして動き回りまくり、叫び回りまくりっ!後半は高見沢さんに煽られながら客席も大合唱になりましたが、そこで高見沢さんが桜井さんに近付き、マイクを寄せて「ロ〜ングウェイトゥ〜フリーダーム♪ロングロングウェイトゥ、フリーダーム♪」と強引に歌わせたかと思ったら、次に「長谷川ーっ!」と高見沢さんが叫びながら長谷ぼんのドラムセットまで行ってマイクを差し向けたのだよ!これには客席も大歓声っ!ななんぼも狂喜乱舞さっ♪マイクを向けられた長谷ぼんは、あの独特な声で「ろ〜んぐうぇいとぅ〜ふり〜だ〜む♪ろんぐろんぐうぇいとぅ、ふり〜だ〜む♪」とワンコーラス熱唱!ちょっと音外れていたところが長谷ぼんらしくて良かったし、何よりステージ上の5人も大喜びっ!桜井さんなんて飛び跳ねてたもんねっ。

■もう、この高見沢さんの粋な演出に、「長谷ぼんを笑顔で送ろう!」と決めていたのに大泣きしてしまいましたよ。もちろん悲しくて泣いたんじゃなくて、最後に長谷ぼんの歌声が聞けたっていうのが嬉しかったし、5人全員の長谷ぼんに対する優しさとか色んなのを感じて泣いてしまいました。長谷ぼんはALFEEから愛されているんだな〜!


〜ここでちょいとれぽから逸れるけど、個人的な長谷ぼんメモリアル〜

■長谷ぼんの生声を聞いたのは、2003年の春TOURの神奈県以来でした。あの時は妙な展開で、サポートメンバーも「夏イベに向けての抱負」を語るハメになっちゃったんだよね。それより前だと、2000年〜2001年にかけて開催された神戸でのカウントダウンで、これまた唐突なノリで「21世紀の抱負」を語らされた時だったなぁ。

■武道館で印象に残っているのは、だいぶ前になるけど、確か1990年だったかな(かなり曖昧)。この時もサポートドラムにそおる透さんが参加されていたんだけど、X'mas Eve SPということでサポートメンバーもサンタの格好していたし、高見沢さんに至ってはマッチ売りの少女だった(笑)。そして、6人全員がステージの前に出て来て高見沢さんが恒例の(?)アンケートを取ったんだよね。「昨晩×××した人?」とか、しょーもないことを聞いていたんだけど(笑)、ラストに「高見沢俊彦を尊敬している人?」、「坂崎幸之助を尊敬している人?」と聞き(…ここまでは全員手を挙げている)、「桜井賢を尊敬している人?」で誰も手を挙げないというオチだったのに、長谷ぼんだけスクッと手を挙げちゃって、桜井さんが長谷ぼんの頭を撫で撫でして、高見沢さんが「お前、これオチだったんだから!」と頭を叩いたというやり取りがすっごく印象に残っている。確か、罰としてそおる透さんのドラムセットの所に行かされて「カーン!」て音を長谷ぼんが鳴らしたんだよなぁ。

■1992年だったか1990年代前半の秋TOURでは、『Funky Dog !』を演奏する時に当時キーボードだった菊池ちゃんがショルキー持って動き回って、長谷ぼんは幸ちゃんのパーカッションを屈みながら(笑)叩くという変則スタイルの演奏があって、妙に印象に残っている。

■変則的といえば、1989年の春にTOURまで敢行してしまったBEAT BOYSというのがあり、もちろんドラムを叩いてた長谷ぼんなんだが、密かにバンドメンバーの中で一番マリンルックが似合っていたというのを私は忘れない(笑)。

■長谷ぼんのことで特に印象に残っているのは忘れもしない1991年の秋TOUR、12/18の神奈県でのコンサート。2度目か3度目のアンコールだったと思うんだけど、可愛らしい赤いスーツに赤いシルクハットを被って来た高見沢さんが、「ウチのドラムの長谷川浩二が先日結婚しましたーっ!」と結婚報告をしたこと。高見沢さんはシルクハットからマジシャンみたいに紙のリースみたいなのを取り出して、桜井さんと一緒にドラムの回りに飾り付けたりしてお祝い。そして、「長谷川は〜!いつまで経ってもラジカル・ティーン・エンジャーっ!」と高見沢さんが叫んで、『ラジカル・ティーンエンジャー』を歌ったんだけど、ラストは長谷ぼんを強引にドラムセットから引き摺り出し、ステージ前に来させて赤いシルクハットを被せ、ハンドマイクも持たせて歌わせちゃったんだよね。もちろん、客席も合唱しながら長谷ぼんをお祝い。長谷ぼんはマイク持ってステージ前に出るなんて慣れていないもんだから、高見沢さんが保護者のように隣に寄り添い、「こんどはあっちに行け」とか、「次はあっち」とか、動く方向を指示していたのが微笑ましかった。
 この時、ラッキーにも1階席の前から一桁席だったので、すっごく近くで長谷ぼんを見られたんだよなぁ。ラフな格好に不似合いな赤いハットを被らされて、鼻の頭を赤くして少し涙目になって客席を見ながら歌っていた長谷ぼんの表情が今でも忘れられない。良い思い出だなぁ。
 長谷ぼんの歌声を聞くだなんて、その時以来だな〜と走馬灯のように色んな記憶が頭の中を通り過ぎていきました。

■もちろん、長谷ぼんのことで一番印象に残っているのはドラムを演奏していた時の姿さっ。1990年くらいまでは『SLOW DANCER』の前奏でスティックをクルクル回してたりして、カッコいいのなんのっ!同じ曲でも、TOUR毎に叩き方を変えているからね〜。そして何より、演奏中に桜井さんが絡むというかチョッカイ出して来たりする時のやりとりとか好き。すっごいALFEEらしくて。1999年の春TOUR名古屋ファイナルでは、チョッカイ出す桜井さんに演奏で復讐する長谷ぼんなんてこともあったりして(笑)、そういうところが凄い好きだった♪

■長谷ぼんのドラムを初めて生で観たのが1988年の12/22の武道館。そして、ALFEEのサポートメンバーとしての長谷ぼんのドラムを見納めるのが2005年の12/24の武道館。偶然にも同じ会場になったことに、少しばかりに運命を感じてしまったりっ☆高見沢さんは武道館を「思い入れの強い会場」と言っていたけど、私も武道館は凄くメモリアルな会場になること間違いなしです。

〜以上、長谷ぼんメモリアルでした(笑)〜


■…そんな長谷ぼんの姿をもう見られないのかと思うとすっごく寂しいし悲しいけど、この『LONG WAY TO FREEDOM』でのALFEEとのやり取りを見て、「笑顔でエールを送らなくちゃ♪」て改めて感じました。まぁ、こう感じた時点で泣いちゃっていたんだけどさ(笑)。それは、しょーがないでしょっ!

■最後は高見沢さんがギターを持って来て演奏。この曲でギターを持ってくるだなんて珍し過ぎっ。ガンガンにギターを掻き鳴らしていて、長谷ぼんとのセッションを心から楽しんでいるようだったし、名残惜しんでいるようにも見えて、もう涙がずーっと止まらなくて大変だったわ!長谷ぼんの勇姿を焼付けようと思ったのに、微妙にボヤけちゃうだもんっ。クーッ!

■叫びまくって弾きまくって客席を煽りまくった高見沢さんは、演奏が終わった途端に力尽きた!て感じでその場にしばししゃがみ込んでいましたが、「やり遂げた!」て感じの笑顔が素敵でした。その横で、幸ちゃんがピックを投げまくっていているわ、桜井さんもピック取りに行っているわ、自由行動で実にALFEEらしかった(笑)。長谷ぼん達は軽く手を振って、すぐにステージを去ってしまったけど、あの歌声で満足よっ。

■演奏終了後、3人は左右の花道まで行って最後の挨拶。スキップするように歩いたり、走ったりして3人とも元気。下手の花道の先に行った時、高見沢さんの策略で桜井さんだけリフトに上げられそうになったけど、スタッフから「もうリフトは上げられない」と指示が出てたようで上げられませんでした。客席に向かって胸を撫で下ろしていた桜井さん可愛かったなぁ(笑)。本当に最後の最後まで桜井さんで遊ぶ高見沢さんだった。

■武道館ファイナル、一体どうなるかと思ったけど、X'mas eve SPはすっごくミュージシャンらしい直球勝負って感じでカッコよかったし、何より長谷ぼんの歌声が〜!「一番最後の曲はなんだろう?バラードでしんみり終わるのも寂しいな〜」…て思っていたんだけど、『Long Way To Freedom』が演奏された時は、「うっわーっ!欲望男で終わるんだぁ!楽しく終われるわ」て思ったんだけど、まさかあんな展開になるとは…!欲望男は出てこなかったけど、ムチャクチャ粋な演出をされて、まさか『Long〜』で泣くことになるだなんて思ってもいなかった。

■最後の最後で大泣きしてしまったけど、すっごく楽しいコンサートだった。こんな心温かい気持ちで終われた武道館ファイナルも久しぶりかも。長谷ぼんのことも笑顔でエールを送れました。たぶん、これから先、『Long〜』をコンサートで聴く度に長谷ぼんのことを思い出すんだろうなぁ〜て思いました。これで長谷ぼんのALFEEのステージでのドラムは見納めになってしまったけど、ALFEE結成40周年とか、コンサート本数3000本記念を迎えた時とか、また叩きに来て欲しいな!それくらい願ってもいいよね?




■演奏曲目■

Opening 18:00

1.Can't Stop LOVE!
2.Brave Love
3.孤独の美学
MC 坂崎
4.冒険者たち
5.American Dream
 〜ツインドラム・ソロ合戦
6.SWEET HRAD DREAMER
MC 坂崎+桜井
7.Scarborugh Fair(S&G)
MC 坂崎+桜井+高見沢
8.From The Past To The Future
9.The Way
10.Another Way
MC 高見沢
11.Going My Way
12.Beat Pop Generation
13.I Love You
14.祈り
15.UNCROWNED KINGDOM
16.100億のLove Story

アンコール1
 サポートメンバー演奏
〜メンバー紹介
■X'mas eve SP
17.バラード&X'mas songメドレー
 *賛美歌538番
 *星に願いを
 *恋人達のペイヴメント
 *心の鍵
 *霧のソフィア
 *Candle Light
 *White Christmas
 *ジングル・ベル(メタルver.)
 *FLOWER REVOLUTION
 *SWEAT & TEARS(フルコーラス)
 *星空のディスタンス(フルコーラス)
18.聖夜−二人のSilent Night−

アンコール2
MC 高見沢
19.平和について
20.至上の愛

アンコール3
〜メンバー(6人全員)紹介
MC 高見沢
21.LONG WAY TO FREEDM

Ending 21:40過ぎ

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;