2003年6月17日(水)神奈川県民ホール


 この神奈県がMy Finalとなったんですが、春TOUR神奈県ていつも6月のせいか「雨模様」という印象が強く、今回も例に漏れず雨模様でしたが、開場時間には止んで良かったです。とにかく、この神奈県は横浜市ですからね。今年開催される夏イベ会場のみなとみらいなんてすぐ近くですし、「絶対にいつもとテンションが違うはずだ!」と、この日のアルコンをすっごく楽しみにしていました。

 仕事を切り上げて行ったので、思っていたよりも早めに着けたんですが、会場前でアル友さん達と話していたら、リッティーが奥様と手を繋ぎながら会館の正面入口に歩いて入って行きました。アル友さん達と、「あ、歩きで来たのか…?」と一瞬呆然としてしまった。(まぁ、近場までタクシーか車で来たんだろうけど…)。

 客席に入るとS&Gなど過去にアルフィーがコピーしていた楽曲が流れていて、ストーンズの曲が終わったところでコンサートが始まるというのが、このTOURのパターンだったらしい。ステージのセットは相模大野レポを参照して下さい。


 そして、定刻より10分程押してから客席が暗転し、オープニングのSEの音に合わせるかのように3人のマイクスタンドの頭上にあった丸い照明がどんどん上に引き揚げられていきまして、客席に向って眩しいくらいの照明が当たり、その照明が消えたと同時にステージには3人が!大歓声と同時に『THE AGES』でコンサートがスタート!…と、今回のTOUR5本見て来ましたが、一体どの時に3人がステージに出て来たのか最後まで判らなかった。眩しすぎる〜っ。(<それが狙いだって?)何気に3人がよく見える席だったんですが、長谷ぼんを見ることは99%不可能な席でした。…っていうか、このTOURのドラムのセットって埋まってないか?
 3人の格好は…高見沢さんはNHKホールの時と同じで、近未来型の宇宙服のような銀ラメのジャケットにパンツ。ブーツも同じ生地ぽい銀ラメ。NHKの時には気付かなかったんですけど、右腕の方には袖が無くてノースリーブのデザイン、左袖だけあるという変形ジャケットでしたね。ちなみに、バックにはストーンズのロゴマークがプリントされているんですが、舌の部分が日の丸柄になっていたんですな〜。ラメのフライングAギターを持っていました(途中で、ローズエンジェルギターにチェンジしていましたが)。珍しくサングラスはしていませんでしたね。幸ちゃんは、黒のデザインスーツにJ.P.ゴルチェの赤と白の柄入りTシャツ(実はこれと同じ柄のタンクトップタイプを私は持っていたりする。)桜井さんは白地にブルーの細いストライプが入ったスーツに、「おおっ?」て思うくらい派手なシャツ(襟元にオレンジのラインが入っていて、部分的に黄色のラインも入っていたり…と白地メインなんですがカラフル♪)に真っ青なネクタイでした。
 『THE AGES』に続いて、『NEVER FADE』が演奏されたんですが、このTOURの中盤で声を潰してしまっている桜井さんの不調ぶりが出てしまっていたというか、かなり辛そうに歌っているように聞こえました。サビの部分では掠れ気味で、ちょっと厳しかったかも…。そして『Juliet』へ続き、高見沢さんが少しずつ壊れはじめてくる(笑)。でもって、続いて『白夜』が歌われ、意外な曲だったので前奏から客席は大歓声でした。しかも、前奏での幸ちゃんのパーカッションがカッコ良かったのです(右手でスティックをリズムに合わせて回していた)んがっ!、「幸ちゃん、カッコイイ〜♪」と見ていたら、その右手が滑ってスティックを落としてしまったのだ!その後の慌てぶりといったら…、すんごい焦ってスペアのスティックを拾い出した幸ちゃんの動作が……前言撤回しちゃうくらいのオタオタぶりでした(笑)。ラストのギターソロ、最初は「カッコイイ♪」て思ったんですけど、『祈り』のラストよりも長く感じたギターソロ…。テンポが速まっていって本当にカッコ良かったんですけど、「い、いつまで続くんだろう?」と感じたのも事実だったり(笑)。…いや、ああいうの嫌いじゃないですよ。


 その後、幸ちゃんのMCに入りまして、「お待たせしました!横浜っ!」と挨拶。

『白夜は続くよどこまでも』をお送りしましたが(笑)、一体いつまで続くんだろう…と。今日はこれでコンサート終わってしまんじゃないかと思いました。

 …と、非常に的確なことを言う幸ちゃん。まるでファンの感想のようだ(笑)。やっぱ、隣で見ていて「いつ、終わってくれるのかな〜」て思っていたのね。そういう、アルフィー好きだな(笑)。でも、これでコンサート終わらなくて良かったよ。
 その後は、3階席、2階席、1階席とそれぞれ煽って、横浜(神奈県)のノリは違うようなことを言っていたのかな?既に2回目のMCと混同しているかもしれない。

では、久しぶりに、この曲を……『ロンリーガールを抱きしめて』ッ!!

 と、珍しく幸ちゃんがシャウトして曲紹介したのは『ロンリーガールを抱きしめて』!もうそのシャウトに煽られるように客席も一気にヒートアップ!一気に会場内の熱気が上がったし、本当にこの曲で弾けたっ!続いて長谷ぼんのドラムソロが入って、高見沢さんがステージ前に飛び出してきて、『SWINGING GENERATION』へ。高見沢さん、どんどん壊れていく…。その勢いのまま『Stand up,Baby-愛こそすべて-』へ。ハンドマイクに持ち替えた高見沢さんは、もうハイテンションもいいところで、とにかくステージ所狭しと跳ねまくっていた。しかも、今回の衣装、パンツの左右の膝の裏の部分をチェーンのようなもので繋いでいるファッションだったので、間奏のジャンプしまくりのシーンでは、客席も幸ちゃんも桜井さんも、何気に高見沢さんの足元に視線が集中していたのであった。もう、絡んでコケるんじゃないか、その勢いでステージから落下するんじゃないかとハラハラ。高見沢さんて飛び跳ねていると、向って斜め右側(上手側)の前に出て行く傾向があるからね。でも、無事にステージに立ち続けていました(笑)。最後は、「Stand up,Baby〜〜〜〜〜ッ!!」と叫びまくり、そのまま超音波の域まで達していました。本当に凄い叫びだった。あそこまで超音波出すと、エコーの意味があるんだかないんだか…(苦笑)。叫んだ後は、さすがにステージに膝つき状態になって…そのまま暗転。
 OPENINGからの7曲、正直に言えば桜井さんの声の不調ぶりが気になる程だったんですが、その不安を吹き飛ばす程の勢いがステージにはありました。とにかく飛ばす飛ばす、本当に汗だく状態で暑い暑いっ!て感じでしたもん。やはり、この神奈県のノリはハンパではないっ!


 高見沢さんと桜井さんが一旦ステージを去り、2回目の幸ちゃんのMCに入り、
では、ここでしばしお座り下さい。『Stand up,Baby』と言っておいて矛盾していますが(笑)、どうせ少しの間なので、汗をぬぐったりね、一息吐いて下さい。

 …恒例の出欠取りでは、「春TOUR、この神奈県が初めてだという人?」では意外に多くの人が手を挙げていました。生まれて初めての方も数人いらしたし、この時だったか、良いタイミングで客席から声が掛かって、漫才のように会話していましたね(笑)。で、4月から始まったTOURも残すところ6本で、今年は全国各地で横浜!横浜!と宣伝してきたみたいなことを言ってくれました。
 また、今日が初めてアルフィーを生で見るという人はテレビやラジオで色んなイメージを抱いているだろうという話になって、「(アルフィーというのは)色の白い人がいる。サングラスの人がいる。…バラバラじゃん。」みたいな、3人ともバラバラなイメージがあるのでバンドとして形容し難いということを言って、「でも、新聞記者の人とか大変みたいですからかね。記事に載せる時にどう書くかで、前に『人気3人組ロックトリオ』て書かれていたことがありましたからね。妙な形容だと思いますが…」と。確かに、アルフィーのイベント記事とか載ると、本来は「人気ロックバンド」と書かれるところが、「人気ロックトリオ」と書かれていたこともあったな〜。やっている音楽がロックだけじゃないし、ビジュアルも全員違うし、記者泣かせのバンドだな〜。見た目が全員あそこまで共通点が少ないバンドも珍しいかも。ファンはもう慣れっこなんだけどね。

生のアルフィーは見所がいっぱいあります。…この人だけでも見て居ても面白いですよ。みんなでお呼びしましょう!桜井さ〜んっ!

 …という、幸ちゃんの呼び掛けで桜井さんが下手から登場。何故かジャケットの前を開け出て来たので、オレンジ、黄色、赤やらラインの入った派手なシャツに真っ青な長〜いネクタイが際立って、客席は歓声の中にどよめきがあった。そんな騒ぎの中、桜井さんは客席に向ってお辞儀、隣の幸ちゃんにも丁寧にお辞儀。長〜いネクタイを、幸ちゃんに向って揺らしてアピールしてみたりする…。

コレ、ちょっと長いですか…。

 …確かに、ネクタイの先はベルト部分を大幅に通り越し、ちょっとピ〜〜ッな部分に達していた(笑)。微妙な位置にネクタイの先端があるので、ネクタイを揺らすと更に微妙なことに(笑)。何なんだろう?あの長さは…。スタイリストの方が狙ったんだろうか?

そんな揺らすんじゃありませんっ!…しかし、今日は派手ですね、桜井さん。(シャツを指して)脱いでみれば?

 幸ちゃんの意見に客席は賛同するかのように盛り上がる!桜井さんはジャケットは脱がないものの、前を大きく開いて派手なシャツを客席に披露。その派手な色合いに客席はさらにどよめく。

…こんなの大した事ありませんよ。後で真打登場しますから。

 …まぁ、真打は問題外ということで(笑)。でも、高見沢さんの衣装は派手過ぎるから、80歳のおばあちゃんが見たらショックで死んじゃうとかブラックなことを言って、オックスは失神者を出したとか、何とかってプロレスラーの噛み付き技を見た視聴者だか観客がショック死したという話をしまして、客席から「不謹慎!」と言われて、「すみませんでした。」と素直に謝る2人。

 それから梅雨の話になりまして、今は蒸れる時期だから皆さんも脇の下とか気を付けた方がいいとか、相変わらずそっち系の話に行きがちな桜井さん。「今色々とイイモンが出ていますからね。脇の下をパラパラ捲るCMあるじゃないですか。あれ、一度やってみたい。」とか、8×4のpHプロ●クトのCMの話題を出したりとかしていました。

不快指数ってあるの知っています?湿度が75%以上だかになると、不快指数が80%とかになるらしいです。しかも、今の時代て、みんなファミコンとかワー…コンピュータとか(ワープロと言おうとして、言い直した桜井さん、密かにツボだった♪)ばかりやって、こう…(両手を前に出してキーボードを打ちまくっている真似をする)やってばかりいるじゃないですか。(ここで2人してキーボードをオーバーアクションで叩く真似をしていたら、何故か急にハウリング起す)おいっ、ハウッているぞ!…で、そんなことしているからストレスが溜まりやすくなっていて、ちょっと肩がぶつかったくらいで、『あんだよっ!?』ってなっちゃうんですよね。普通だったら、『はい?』て済むところなのに、蒸し蒸ししている上にストレスも溜まっているから『ああ?あんだよっ?』ってなっちゃうんですよね。

 桜井さんのあまりの名演技ぶりに、さすがの幸ちゃんも「怖い。」と引き気味。桜井さんは慌てて、自分はそういう人間じゃないと弁明していました。

 この後、幸ちゃんが唐突に、「梅雨で蒸し蒸しするっていうけど、中華街のシュウマイはその蒸し蒸しで出来るの?」と突拍子もない質問を…。これには桜井さんも客席も「?」状態。尚も、シュウマイは梅雨の蒸し暑さで出来るのか食い下がるので、桜井さんはソッポを向いて「これが本当の無視。」と反撃(笑)。ナイスだっ、桜井さんっ!でも、優しい桜井さんはそれで終わらずに、「火を通さなくちゃ腐っちゃうでしょ?」と諭していました。しかも、その話から中華料理の話題に移り、思わず中華鍋を振るジェスチャーをする桜井さん…、ああ懐かしい。「昔、やってましたから。」なんて言っちゃっていたし。でも、あれは見た目以上に大変で、腕が腱鞘炎になるどころか、腰にもかなりクルらしい。しかも、腰を使い過ぎると膝にまでクルそうで、それで膝に水が溜まったという話になってしまいました。

今の時期は膝に水が溜まりやすいんじゃないんですか?
坂崎さん、私の膝はアメダスじゃないんだから…。ただ、右に水が溜まっているだけです。
左にも溜まればいいのにね。その方がバランス取れるし…
そういう問題じゃないでしょう。

 …そして、2人の会話が噛み合っているのかいないのか、どんどん纏まりのない会話へになってしまって、2人共困ってしまう。ほとんど、客席置いてきぼり。<まぁ、よくあることだ(笑)。

こういう時に話を纏める有効的な言葉があります。
何ですか?
それじゃ…さようならっ!

 …と、本当に言い残してステージを再び去って行ってしまった桜井さん。幸ちゃん、笑いながら「読めてた。」と大ウケ状態。確かに有効的と言えばそうかもしれないが、その言うタイミングも上手いこと。

もう桜井さんは、このTOUR絶好調です。パターンもだいぶ読めて来ました。あ、この辺で笑い所だな…とか。いや、本当に面白いよね〜。同じバンドに居てくれて良かった。あんな面白い人がバンドにいたら良いでしょう?

 …とにかく桜井さんのギャグがツボに入りまくりの幸ちゃん。この辺は笑いながら喋っていましたね。で、桜井さんは本当にステージを下がってしまいましたが、「では、もう一人紹介しましょう。」と高見沢さんも呼ぶことに。しかも、「先日の大阪では、1コーラス笑い続けられました。」という前説付き(笑)で、なんと上手の花道の所(スピーカーの裏辺りに出入り口があるのだ)から、NHKホールの初日で客席はもちろん、桜井さんも卒倒した伝説のオウム及びクジャクと呼ばれた超ド派手な衣装て登場!もう客席どよめく、どよめく…しまいには笑いに変わる。幸ちゃんなんて、「はい、皆さん、今のうちに笑っておいて下さい。」なんて言うし(笑)。私もNHKホール2日目で既に見ているんですが、その時は2階席でして「派手だけど、この位置からだとイイ感じじゃん。」なんて思っていたんですが、1階席の真ん中から見ると…「な、何じゃ、ありゃ〜〜!?」でした。髪は銀のリボンで一つに纏めていたんですが、横髪をかなり出していて天草四郎様みたいな感じでしたが、どう形容して良いのか困る派手過ぎるドレスのようなロングコート…何色系と特定の色を表現できないくらいゴチャゴチャ混ざっていて、左右対称に同じ柄なんて無いし、「今までの高見沢さんの衣装の切れはしを縫い合わせたんじゃないか?」ってくらいの凄さ。錦糸のような刺繍柄もあれば、豹柄もゼブラ柄もあったり、赤や緑も青も金も黒もあるし、袖と左肩にはカラフルな羽が何本も付いているし、薄いピンク地の金ラメのパンツも凄いし、白のフリルのシースルブラウスも凄いし、…もう自分が何書いてんだか判らないし(笑)。また、新たな伝説の衣装を作ってしまったというのは事実だろう。「桜井からオウムやクジャクもビビるって言われたくらいですからね。」と、幸ちゃんも煽る煽る。でもクジャクに失礼なような…。クジャクも「私はあんな派手な色じゃないわっ!」とか怒りそう。なんか、世界に一羽しかいないホロホロ鳥の超品種系って言うか(笑)。高見沢さんもノシノシと威張るように歩くから、世界に最後一羽だけ残ったド派手な鳥が動物園から逃げ出して来たって感じ(爆)。

 あんまりにも客席が笑い続けるから、さすがの高見沢さんも「そんなに可笑しいか?」と客席に問い掛ける。尚も笑い続ける客席にちょっとムッとした高見沢さんが、「もう着替えてくるっ!」とステージを去ってしまった。さすがに慌てた客席に、「大丈夫、すぐイントロで出て来るから。」とフォローする幸ちゃん。

次はバラードなんだからMCはまとめてくれって言われるんだけどさ、やっぱバラードに見合った服じゃないとね…。どんなにMCをまとめたってさ、あの衣装でバラード歌われたらね〜…。はぁ〜。

 なんか愚痴る幸ちゃん可愛かったわ。確かに、MCをどんなに上手くバラード向けに締めても、「その衣装でバラードはないだろう?」って格好で歌われたらね〜。MCの雰囲気ブチ壊しさ。でも、大阪フェスでは1コーラス笑い続けられたのに、歌いきった高見沢さんて凄いと言うより確信犯的なものを感じてくるな〜。別に悪い衣装ではないのだよ。高見沢さんが着る衣装!って感じだし(笑)、ただバラードコーナーの初っ端で着て来る衣装ではないような。むしろオープニングに着て来た方が盛り上がると思うんだけど、そうしないとこがやはり確信犯的だな〜…。

じゃ、1回みんなで深呼吸しましょう。(幸ちゃんも客席も全員で深呼吸/笑)じゃ、落ち着いたところで、曲にいきたいと思います。『君が通り過ぎたあとに』


 幸ちゃんの曲紹介で『君が通り過ぎたあとに』が演奏され、前奏に合わせて高見沢さんがハンドマイク持って再登場。もちろん着替えてなんかいません(笑)。同時に桜井さんも下手から登場。客席は何気に笑うまい、しっかり聴くぞ、という妙な緊張感が漂っていたような…。続いて幸ちゃんのアコギソロから『OVER DRIVE』が歌われ、そのまま『夢よ急げ』に続いて客席も総立ち。ステージ前の中央にマイクスタンドが置かれて、桜井さんはそこで熱唱。やっぱり、微妙に声が掠れてしまう…。でも、高見沢さんとハモる「僕が〜、背負〜って、あげよ〜〜う♪(作詞/高見沢俊彦)」の部分では、高見沢さんが桜井さんの額を突付きまくり、桜井さんの歌を妨害(笑)。かな〜り、遊んでいました。
 続いて『NERVOUS BREAKDOWN』が演奏され、この時の照明のカッコ良さに惚れ惚れ。でも、桜井さんの声の辛さが目立ってしまっていた。そして『Pride』と続いたんですが、今回のステージを通してこの曲が一番桜井さん辛かったかも。もう掠れまくってしまって、聴いていて「ああっ…」と切なくなってきちゃったんだけど、桜井さんの横で幸ちゃんと高見沢さんがいつも以上に力入れて演奏しているんだよね。なんとか自分が盛り上げよう!って気持ちが無意識なんだろうけど2人から出ていて、その姿見てグッときてしまった。最後の3人で歌うところは、桜井さんよりも特に幸ちゃんの声が目立っていて、なんかいつもとは違う、妙に力の入った『Pride』が聴けました。なんか『Pride』というと、桜井さんの艶のある声が魅力なんですけど、今回は2人が本当に支えていました。


 そして高見沢さんのMCに入りまして。

『Pride』をお送りしましたが、アルフィーにとってのPrideはやっぱ、このステージに拘ることに尽きるかな。でも、Prideを持つことも大切ですが、Prideに拘り過ぎてしまうのもどうかと…時にはそのPrideを捨て去る勇気も必要だと思います。アルフィーは今年で結成30周年を迎えるんですが、30年か……(かなり間が空く)30年分をここで語ることはできないな(笑)。

 その後、「アルフィーはS&Gのコピーバンドでした。」と、アルフィーの原点の話になり、ここでまた2人にS&Gを披露してもらうことになりました。

さすがにTOURを回っていくと、もう出尽くした…(笑)。ということで、今日は俺がもう一度聴きたい曲をリクエストしよう。実は2人は本家よりも良いんじゃないかと思う。本家よりも艶があるというか…。じゃ、『ミセス・ロビンソン』を歌って貰おう。(客席に向って)君たちのリズム感が試されるぞ〜。付いて来れるかな〜?

 …ということで、S&G『ミセス・ロビンソン』が歌われました。幸ちゃんと桜井さんは上着を脱いでステージに再登場、やっぱり2人は上手いっ♪しかも、何気に高見沢さんも後方で楽しげにギターを弾いていた(音そんな出てなかったけど)のが印象的でした。しかし、高見沢さんの言う通り、この曲はリズムの取り方が何気に難しい。客席は何気に必死で手拍子を叩いていたのであった。私なんて、何度が乗り遅れそうになったというか、どっかに行きそうになった(笑)。ほぼフルコーラス歌ってくれて、ゼンマイ仕掛けの人形のような動きで終わる2人…特に桜井さんは面白かったわ♪

素晴らしいっ。さすが神奈県、ちゃんとリズムが取れていたな。45点だ!(褒めてくれた割には低い得点に、客席は「エー!?」とブーイング)いや、45点なんて高い方だぞ。他の会場とかでは12点とかなんだから…。凄かったよな?前打ち、後打ちになったり…

 と、幸ちゃんに同意を求める高見沢さん。幸ちゃんも思わず苦笑していたので、『ミセス・ロビンソン』を歌って客席が凄い手拍子をした会場もあったというのは事実のようだ。一応、神奈県の客席は45点を喜ぶべきなんだろうか?ちょいと微妙な…。でも、必死に手拍子しながら歌聴くっていうのも、なんか不思議な感じだったわ。

 S&Gの流れから、コーラスの素晴らしさを2人から教わったという話になって、そのコーラスの素晴らしさを初めて感じた自分をどう表現したらいいか言葉に詰まり、「なんつーか………とにかく気持ち良いんだよっ!コーラスにエクスタシーを感じたっ!」と断言していた高見沢さんが実にらしかった。そのコーラスの素晴らしさを突き詰めているのがアルフィーなんだそうで、「アルフィーはアコースティックギターとエレキギターが共存している唯一のグループです。」と言っていて、カッコ良かったな。こういう拘りが、アルフィーのPirdeでもあるよね。

当時の曲は、その時代を反映していたというか、当時の社会の事は先生や学校じゃなくて、歌から教わった感じな気がします。当時の曲を聴いて、眠っていた魂が揺さぶられたような…。でも、今の時代こそ、眠っている魂を揺さぶり起さないという思いを込めて作った曲です…『WAKE UP』


 そう曲紹介されて歌われた『WAKE UP〜Good bye 20th century boy〜』が歌われました。魂が揺さぶられるというか、突き刺さるような楽曲ですよね。なんか、この曲の時は妙に拳を振り上げるのに力が入ってしまう。続いて『冒険者たち』が演奏されまして、高見沢さんがギター掻き鳴らしてカッコ良かった〜っ!やっぱ、こういう楽曲の時は違和感ない衣装だ…というか、見慣れてきたのか(笑)、そして『Count Down 1999』が演奏されて、客席もキレちゃったというか、怒涛の盛り上がりでしたね。個人的には、これが最後なんだから、悔いを残したくないって感じて、もう拳を振り上げまくりましたっ!続いて、鐘の音のSEから『明日の鐘』が演奏され、ステージの雰囲気を一気に引き締めました。後半のギターソロは今まで聴いた中で、一番カッコ良かった〜っ!長いんだけど、惚れ惚れと聴き入ってしまう程のカッコ良さだった。
 そして、長谷ぼんのドラム音を合図に『孤独な世代』へ。高見沢さんのシャウトと同時に3人の後方から花火が吹き上がる特効があり、一気にステージも客席もハイテンションです。最後の高見沢さんのギター掻き鳴らしではライトハンド奏法まで登場しちゃって、本当にギターソロ気合入ってたぁ!幸ちゃんのブルースハープ吹き鳴らしにも煽られて、もう大暴れするしかないって感じでした。
 なんか今回のTOURて、参加すると「今回の盛り上がりが一番!」とか思うんだけど、今日もそう思ってしまった。本当に凄まじいというか、神奈県ハンパじゃないっ!



 アンコールでは、高見沢さんは髪型は本編のまま(一つ纏め)、袖がシースルー(粗い網目)になっている黒地のチャイナ服のようなジャケットで、胸元には菫(?)という字が赤いスパンコールで縫い付けられていた衣装て登場。しかも、ブーツカットのサイドがピンクの柄入りのジーンズの上にピンクの花柄ぽいスカート巻きつけているという妙な格好。この時もサングラスは掛けていなくて、インカムは付けていました。幸ちゃんはブルーグレーのハイネックぽいノースリーブシャツで、下の方には水彩画のような風景画がプリントされていて、胸元にはラインストーンで何か文字が書いてありました。下はデニムジーンズでスパンコールで柄が縫いつけられている派手さでした。桜井さんは、袖の部分のシルバーの飾りみたいなのが付いているダークブルーの半袖の開襟シャツで、紺のパンツ姿で登場。
 3人が出てくるなり、すぐに『太陽は沈まない』が演奏されました。そして次は、幸ちゃんのギターソロからジョン・レノンの曲が来るだろうな〜…なんて思っていたら、なんと『Victory』だぁ!神奈県だし、リッティーも来ているからフラッグを使う歌は絶対にやるだろうと思っていたけど、まさかここで歌うとは思ってもいなくて、慌ててフラッグ出しました。やはり神奈県なだけに、客席のフラッグ所持率は高かったかも…。2曲連続で桜井さんのリードヴォーカルでしたけど、声は掠れている部分はあったものの、本編より声が出てきたように感じたな。そして、高見沢さんがステージ前に飛び出して来て、「さぁ〜〜!横浜〜〜っ!行くぞ〜〜っ!」と叫んで客席を煽り捲くり、その勢いのまま『American Dream』へ。幸ちゃんはハンドマイク持って、高見沢さんはインカムで、もうステージ左右の花道行ったりと、動きまくりでしたね。高見沢さんは定位置から離れていたから、これで私の位置からは長谷ぼんがよく見えるはずなのに、何故か見えませんでした。ドラムセットに埋まっているようにしか見えず、確認できたのはスティックの髪の毛だけ〜…(泣)。この時のドラムカッコイイのに〜。最後の方では、幸ちゃんのマイクで高見沢さんと2人歌っていました。もう、この歌の幸ちゃんのシャウトぶりがすっごく好きだったりする。

 そのままメンバー紹介になり、「キーボード!山石、敬之〜〜!」、「今回のTOURから新加入した、キーボード!杉山、卓夫〜〜っ!俺達と同じ明治学院の後輩だ〜〜っ!」、「そして、ドラムス!ALFEEのドラム叩いて20年!あの日の高校生が今はでは立派なドラマーになりましたー!ドラムス、長谷川浩二〜〜っ!」と高見沢さんが紹介していきました。
 そして、桜井さんの前に駆け寄り、「アルフィーを引っ張って30年〜〜〜っ!この人がいなければアルフィーは存在しなかった!紹介しよう…っ!坂崎幸之助〜〜っ!」と、素晴らしいオチを披露。高見沢さんの煽りに合わせてガッツポーズを作っていた桜井さんは、そのままスッテーンッ!と見事にコケて腰を強打…。幸ちゃんも「オレ?オレ?」て感じになっているし、もう最高に可笑しかった。ステージに潰れて動かなくなった桜井さんを、幸ちゃんがなんとか引き起こしまして、メンバー紹介続行(笑)。「そして、こいつも居なくてもアルフィーは存在しなかった〜〜!!…さ、桜井賢〜〜っ!」と、今度はしっかり(?)紹介。しかし、桜井さんに「お前、人の名前を忘れたろ?坂崎って言おうとしただろ?」と責められ、素直に認める高見沢さんであった。ちょっと、「桜井」て言う時に間があったもんね〜(笑)。しかも、「何だ?その中華街みたいな衣装は?妙にキラキラさせて!(袖が網の粗いシースルーになっているので)皆さん気を付けて下さいよ〜。網に色んなもんが引っ掛かりますよ〜。」とまで言われてしまっていましたが、高見沢さんは「中華街のような」という表現にはちょっと満足ぽい感じだった(笑)。確かに、上半身だけ見てみるとカンフーやりそうな雰囲気なんだけど、下半身見ると前言撤回になるんだよね〜、ハハハハハハ…(笑い逃げ)。
 そして、高見沢さん自身の紹介に続きましたが、「アルフィーのリーダーやって…たまにはオレも紹介して欲しいなぁ。」と、桜井さんに何か訴えるように視線を送る高見沢さん。桜井さん、マイクの前に出て来て、渋い声で「それでは紹介しよう…」と言ったものの、「そんな『それでは紹介しよう』(桜井さんの渋い声を真似るタカミーっ♪)じゃなくてさぁ、もっと盛り上がるように紹介してくれよ〜。」と、桜井さんにクレームを出す高見沢さん…。そこまで言われちゃ、盛り上げなくちゃっ♪と、「本日の〜メインゲスト〜!362ポーンドと3分の2〜!」と格闘技のアナウンサーになる桜井さん、本領発揮。客席は大盛り上がりしたのに(…て、いつもと違う意味で/笑)高見沢さんズッコケてしまい、「それはないだろう」と高見沢さんからダメ出しされたので人格チェンジ(笑)、「は〜い、寄ってらっしゃい♪見てらっしゃい♪イイよ〜、イイよ〜。踊り子さんには触れないようにね〜♪」と、バナナの叩き売りか、見世物小屋系の兄ちゃんに早替わり(笑)。高見沢さんは、「それは違うだろう?」みたいなクレームを付けますが、勢いづいた桜井さんは誰にも止められない!声を痛めているのに、「いいのか?」と思うくらい、どんどんと声がエスカレートしていって叫びまくり、高見沢さんも桜井さんの声に煽られるかのように、ステージ中央の前でガッツポーズを作ってのけぞりまくりっ!桜井さんが煽る度に、どんどんのけぞっていていく高見沢さんであった。「こいつはロックンロールな男だ〜〜!頭の中ロックンロールだ〜〜〜!でも、あのピンクのスカートは何だ〜〜!?似合ってね〜〜!男なのに〜〜!Hey,Mr.Rock'n Roll !!タカミ〜〜〜っ!」と桜井さんが叫び、高見沢さんは渾身のガッポーズを決めて一緒に叫びまくり。本当に凄いメンバー紹介になってしまったし、このコンサート一番の笑い所でもあったような(笑)。しかも、久しぶりに紹介してもらったらしい高見沢さんは、と〜っても上機嫌でございました♪

We are THE ALFEE〜〜〜っ!さぁ〜、まだまだ行くぞ〜〜!夜はこれからだ〜〜!今年の夏も野外イベントやるぞ〜!今年は8月の16、17日、横浜だ〜〜〜っ!今年の夏は横浜で燃えるぞ〜〜!行くぞ〜〜!SWEAT&TEARS〜〜〜〜!!

 高見沢さんが叫び、『SWEAT&TEARS』が歌われました。もう今年の夏イベは横浜だし、夏イベと言えばこの『SWEAT&TEARS』!この曲が神奈県で歌われたというのが非常に嬉しいっ!もう、ハンパじゃない盛り上がりでしたね。なんか、この曲を聴いて、「ああ、横浜で夏イベなんだ〜」と改めて実感してしまった。エンディングでは、高見沢さんより一足先に、山石さんがヘッドシェイキングをしていたわっ。そして、3人ステージの前に並び(幸ちゃん、桜井さん、高見沢さん…という並び)、どんどんテンポも速くなりヘッドシェイキグになっていったのですが、何と意外にも高見沢さんより幸ちゃんと桜井さんの方が激しく振っていたのだ!しかも、桜井さんの場合はヘッドシェイキングと言うよりも、フェイスシェイキング…しかも横揺れ(笑)。しかし、すぐに力尽きたのか、ラストでは真打登場!(笑)高見沢さんがどんどんヒートアップしていくっ!今回は髪を束ねていたんだけど、横髪の方まで束ねてなかったので、横髪が揺れる揺れる…。このエンディング、何気に長かったけど、「終わって欲しくない〜〜!」て気持ちが圧倒的に強かった。いくらでも、拳振り上げていたかなったな〜。
 最後は高見沢さんが「8/16,17、横浜…って、ここも横浜か(笑)。」と演奏中の中叫ぶように言ったもんだから、隣で桜井さんコケちゃうし…。(ステージの後方を指して)「あっちで待っているぞ〜〜!どうもありがと〜〜〜っ!!」と叫んでアルコールが終了。

 6人共前にステージ前に出て来てお辞儀。高見沢さんはピックばら撒きまくりでしたが、他の公演に比べてそんなに投げてなかったというか、床に落ちたのは拾ってなかなったかな(笑)。全員、上手側の袖に去って行ったんですが、最後に残った桜井さんは、ステージからフェイドアウトする寸前、わざと段差に躓いてコケて笑いを取っていた。あの見事なコケっぷり、なんて芸達者なんだ…。



 2度目のアンコールでは、高見沢さんが髪を一つに束ね、衣装が濃い紫地に赤で細かいラメ刺繍の入ったアオザイにブルーラメのパンツ姿というアオザイ美人の格好で登場。幸ちゃんは胸元に柄の入った白地のTシャツにグレーのパンツ姿、桜井さんはグレーぽいシャツに白パンツ姿だっかな?ラフな格好であったことは、確かなんだけど…。
 しかし、3人出てきて少しの間、中央の後でなにやら打ち合わせ。ステージ上で、堂々やるとこがアルフィーだな(笑)。

最後まで熱いアンコールどうもありがとうっ。3階席のみんなっ!(大歓声を上げる)さすが神奈県だな〜。3階席の声援は遠く川崎まで届いたぞ。そのままアクアラインに乗って千葉まで届いたな。2階席、1階席の後のみんなも最後までありがとう。本当に今回のTOURは回を重ねていく毎に盛り上がりが凄くなっていくという、自分たちの中でも忘れられないTOURになりそうです。

先程のも8月の16、17日に横浜のみなとみらいで夏イベをやると言いましたが、今年は3年ぶりの野外です!もう3年分の思いを込めて花火もドーン!といきたいと思いますし、それ以上にステージとみんなが一体となった花火をドーン!と上げたいと思っています。…ということで、夏イベの意気込みを他のメンバーから語ってもらいましょう。今日は、誰からいこうかな〜?

 …と、高見沢さんが桜井さんと幸ちゃんに視線をやると、桜井さんと幸ちゃんは揃って山石さんを指したのであった。「いいです!いいです!」って、感じに軽く手を振りながら苦笑する山石さんでしたが、「えっ、山石?よしっ、じゃあ、山石から語ってもらいましょう!」と、高見沢さんからも指名されちゃったのでした。これは、もう桜井さんと幸ちゃんの思惑成功ってやつですね。思わぬ展開に、客席は大喜びですっ♪

 高見沢さんからの振りに結構本気で焦っていた山石さんでしがた、落ち着かない感じでマイクを寄せると「どうも山石です。今年は3年ぶりの野外なので、暑さ対策をしかっりとして頑張りたいと思います。」とコメント。そして、次は杉山さん。コーラスには参加していない為、マイクを備えていないので袖からスタッフが高見沢さんにマイクを手渡し、「さぁ〜、次、大丈夫かな?かなりシャイな奴です。杉山!」と言いながら高見沢さんがマイクを杉山さんに渡す、かなり緊張したような感じの杉山さんは、「どうも、杉山です。新しい職場で…職場はよく変わりますが、頑張りますのでヨロシクお願いします。」とコメント。客席には、「新しい職場」という言い方がウケました。「杉山は久保田利伸のMother Earthのリーダーも担当していたし、過去にBEAT BOYSのサポートメンバーもやったことがあります。」と、高見沢さんが軽く杉山さんの経歴を紹介してくれました。そして、問題の長谷ぼん「さぁ〜、来たぞ〜。喋るぞ〜。地元、横浜出身っ!長谷川っ!」と煽るように長谷ぼんに高見沢さんがマイクを手渡し、長谷ぼんは立ち上がって受け取りドラムセットの間から顔出してくれたので、初めて長谷ぼんの顔がよく見えた〜〜!ななんぼ、これだけで大感激っ♪おお〜、長谷ぼんの顔が見える〜っ!(落ち着け!自分っ!)何気に桜井さんと幸ちゃんも長谷ぼんが喋ることに興味津々で、ステージにしゃがみ込むような体勢(いわゆるヤンキー座り)で長谷ぼんを見ていた。そう、長谷ぼんはルックスを裏切る程の鼻声なのだった。「あー、どうも…。今年は地元横浜なので、頑張りたいと思います。」とコメント。桜井さんは期待通りの鼻声だったので、ヤンキー座りの大勢のまま跳ねるように喜んでいた。
 しかし、杉山さんの声を聞いたのは初めてだったし、山石さんと長谷ぼんも2001年のカウントダウンコンサート以来だよっ。なんてスペシャルな夜になったことだろうっ♪まぁ、3人の(特に山石さんと長谷ぼんの)真面目な挨拶から察するに、急に振られて相当動揺してえいたぽいっ。フフフ、これがLIVEの醍醐味さぁ。

さぁ〜、さすが横浜、凄いことになりました。では、次はどっちに行こうかな…。」
もう俺達喋ることないよ。うしろの3人が喋ったのって初めてだよ。
そうだよなぁ…。」
この寡黙な3人が喋るなんて…って、前振りがなかっただけなんだけど。
じゃ…(幸ちゃんを見ながら)桜井っ。

最後までありがとうございました。歌っている方が辛いということは、聴いている方はもっと辛いと思います。夏イベまでには頑張って治します。今年の横浜、きっちりやらせて頂きますっ!ありがとうございましたっ!

 …と、真面目な中に凄く気合いの入ったコメントをしてくれました。声が思うように出せなくいて一番辛いのは桜井さんなんだろうけど、そのことをストレートに謝って「夏の横浜できっちり返す」と宣言して桜井さん、本当にカッコ良かったし、マジに夏の横浜に期待したくなる程の力の入ったコメントでした。
 続いて、幸ちゃん。

最後までありがとうございました。今年は地元、横浜でのイベントですので会場が近いと思います。是非、皆さんにはパイプ椅子を持って来て頂いて……
パイプ椅子はあるよっ!
…なんて言うと本当に持って来る人がいそうだもんな、近いし。ハッキリ言っておこう、パイプ椅子はこっちで用意してありますっ!

そして、そのメモリアルチケットが決まりました。フラッシュバッチ型チケットでして、今、ここ(高見沢さんの右胸の部分)に実物を着けています。(一斉にオペラグラスやら双眼鏡で見る客席/笑)今回のは電池で光ますので、半永久的に使えます。ちょっと暗くしてもらった方が良いかな?暗くして。(一旦、ステージが暗くなり、高見沢さんの右胸の所が何色にも点滅する!)星型とハート型になっています。なかなか良く出来たチケットですので、みんなもこれを付けてて参加して下さい。凄いよね〜。客席全員がコレ付けて光らせたら。

 …1日目が星型で、2日目がハート型って言っていたかな。高見沢さんが胸元にバッチがあると宣言したら、幸ちゃんや桜井さんまで高見沢さんに近寄って胸元のバッチを確認。「なんで乳首が光ってんだろう?って思ったんだよね〜。」…て、コレッ!しかし、今回のチケットは気合入りまくりですね〜。

 ここでだったか、先程のアンコールで『Victory』を歌った時に、何気に客席がフラッグを持っていて、どの公演で歌うかすら判らないのに常にフラッグを持って来てくれて嬉しいようなことを言ってくれました。しかも、「きっと、バックの底にはピンクのグローブが入っている人もいるんだろう。」と言ったから、素早く取り出して見せたファンもいて、それを見た高見沢さんが「おおっ、やっぱ持って来て限らないけど。」と天邪気なことを…。しかも、「コンサート終演後に、ピンクのグローブが落ちてましたって、落し物があったりするんで(笑)」と、落し物に注意するようなコメントもありました。係員の人はビックリするんだろうね。「アルフィーのコンサートで、何でピンクのグローブが?」なんて(笑)。

今年は3年ぶりの野外ですし、花火も3年分ドーン!と上げたいと思いますし、野外ならではのステージと会場の一体感を味わえればな…と思っています。君達の周りには、アルフィーにちょっとだけ興味があるんだけど、コンサートに行くまでもない…という人いると思います!是非連れて来て下さい。本気で言ってます。まぁ、日程が丁度お盆の前後なんで色々と大変だと思いますが、無理せず無理して来て下さいっ!

 もうね、いかに今年の夏イベに気合入っているかを痛感しましたね。やっぱりアルフィー自身も3年ぶりの野外が嬉しいし、予定外の自然ハプニングだってあるから、ヤリガイを感じているんだろうね。ちょっと辛い状況の方ががぜんヤル気になるし、やっぱり屋内と野外とでは会場の一体感が違うしね。アルフィー自身、本当に楽しみで仕方がないっ!て感じですね。この時だったか、小さい時は遠足の前日の夜は嬉しくて興奮して眠れなかったりしたのに、今はそういうことがなくて、この夏イベの時だけ同じ気持ちになる…みたいなことも言っていました。なんか、「俺達もこんなに楽しみにしているんだから、是非来て!」って、言っているみたいなコメントで、こっちも嫌でも期待が膨らんでしまいますよね。

歌はCDとかでもちろん聴けますが、やはり生で聴く音、アルフィーの声!自分で言うのも何ですけど…最高っ!です。 この空間は日常じゃありません。そうだろ?家でこんな大きなスピーカーで大音量で聴いたら近所迷惑ですからね。非日常なんですから、もう日常のことは気にせず、ここにいるときだけはドカーン!といかなくちゃ。アルフィーはかなり年いってますけどって、年齢じゃなくてやってきた年が(笑)。スポーツ選手と違ってミュージシャンには引退はありません。情熱さえあれば、続けてられると思います。だから、俺達は引退はしません、一生ステージで歌い続けます。みんなはそれぞれ結婚したり、子供を産んだり…色々な理由でコンサートに来られなくなってしまうこともあると思う。その時はコンサートに来られなくても構いません、ゆっくり休んで下さい。そして、またいつか戻って来て下さい。それまで、俺達はずっと歌い続けているから。ずっとここ(ドンドンと力強く足元のステージを踏む)で待ってるからな!ずっとやっていくから、いつでも戻って来て下さい。

 …このカッコいい高見沢さんのMCの横で、高見沢さんがステージを踏み締めたのを真似するかのように踏みしめるように屈伸運動する桜井さん(笑)。高見沢さんのMCに感動している客席も、そりゃ笑うって…。最近、カンが良くなった高見沢さんは、客席がクスクスと笑うなり、即、桜井さんに視線を遣る(笑)。「…早く治せよ。優しい言葉も今日までだからな。」と、決して桜井さんが反論できない、脅し文句を言う高見沢さん。さすがの桜井さんも怯えてしまい、しまいには両手を使って泣き真似のようなポーズで謝る態度を見せる。「…あれに弱いんだよなぁ〜。」と、なんだかんだ言って、優しい高見沢さんであった。そう言って客席の方に向き直った高見沢さんだったけど、その後もしばらく桜井さんと幸ちゃんは、猫のようなポーズで泣き真似動作をしていたんだよ(笑)。

 ちょっと桜井さんの芸人魂が出ちゃったけど(笑)、本当にこの高見沢さんのMCには感激しました。本当にね、「休んでもかまいませんっ!俺達は歌い続けているから、いつでも戻ってらっしゃいっ!」みたいな、ちょっと高圧的な感じだったけど、そこが逆に説得力あったんだよね。正直、アルフィー以外の人に言われても信じられないけど、アルフィーなら信じられるっていうか、絶対に待っていてくれる!って確信できちゃうもん。個人的に、今は綱渡りのような感覚で参加している状況なんだけど、このMCでかなり勇気づけられてしまいました。今は行きたいと思った時に参加はできる状況だけど、いつ参加したくても参加できない状況になるか判らないからね。そういう不安って、なんか年々大きくなっていくんだけど、このMCを聞いて、「参加できなくなっても、次に参加できるようになるまで、アルフィーはステージで歌ってくれているもんな〜」という、妙な安心感が出てきてしまいました。もう、この時の客席の拍手の大きさは、ファンの嬉しい気持ちをそのまま表現していたと思うな。

凹んだりしている人もいると思いますが、躓いたらあとは起き上がれば良いんですから、躓くことを恐れないで、前向きに生きて行って欲しいと思います。そんな気持ちを込めて作った曲です。8/6に発売します。『タンポポの歌』

 という紹介で歌われた『タンポポの歌』でしたが、高見沢さんの力強いMCの後だったせいか、なんか聴いていて急に泣きたいような感情が湧きあがってきてしまって、自分で自分に戸惑いましたね。もう、「ドラえもん」のエンディング曲として聴いている時と、全然違う曲のように聞こえてしまって…。すっごく力強くい歌だって感じたし、歌っているアルフィー…なんか妙にカッコ良く見えちゃったなぁ。
 そのまま『平和について』、『CATCH YOUR EARTH』が歌われ、すっごくイイ雰囲気の中、コンサートが終わりました。

 演奏終了後、3人それぞれお辞儀して、幸ちゃんや高見沢さんはピックを投げまくって、手をブンブン振りながら去っていき、一人ステージに残った桜井さんは、普通に袖に去ろうとして、その途中に高見沢さんのピックが1枚落ちているのを発見して、おもむろにそれを拾うと、実に自然な動作でそのままポケットに入れる(笑)。その動作にドッと笑った客席に苦笑した桜井さんは、ポケットからそのピックを取り出すと客席にポーンと投げて去っていきました♪


 コンサート全体の雰囲気がすっごく良かったし、なんせ神奈県!今年のイベント会場地元とあって、終わった途端に凄いアンコールが起きたんですが、すぐに客席も明るくなってしまいました。でも、ここで腕時計みたら21時50分近かったのかな?もう時間見て「ええっ?マジ?」て本気で驚いてしまいました。なんて時間が経つのが早いんだろうっ!でも、アンコールは鳴り止まなくて…(ていうか、止めたくないという気持ちが個人的に強かった。)少しして棚瀬マネージャーの終演アナウンスが入りまして、客席は一旦鎮まったんですが、棚瀬さんが少し噛んでしまったので、ちょっと笑ってしまって和やかな雰囲気になった客席でした。

 その後、私の2,3列後の華奢なお兄さんが(何でそんなに大きな声が出るんだ?てくらい、華奢。)大声を張り上げてくれたお陰で、イイ感じで三本締めができました。しかも、そのお兄さん、終わった後に、「お騒がせしました〜」て周囲の人に言っていて、なんか良かったな〜。


 My Finalでもあったし、今度の夏イベの地元ということで、本当にこの神奈県に参加するのが楽しみで、その期待通り…いや以上の内容で大満足です。もちろん、桜井さんの声は非常に残念だったけど、「夏イベできっちりやる!」と宣言してくれたしね。いつもだと、「ああ〜、終わっちゃった〜。もう夏イベまでないんだ。」と凄い寂しい気持ちになっちゃぅんだけど、今回は「この後は夏イベだ〜♪」という、次の横浜での公演があるから、もうそれが楽しみでしょうがないっ!て気持ちになってしまいました。だって、神奈県がこれだけ最高だったから、夏イベはそれ以上でしょう?もう、楽しみで楽しみで…。
 本当にホントに大満足っ!高見沢さんじゃないけど、「最高っ!」とガッツポーズしちゃうくらいの神奈県でした。


■演奏曲目■

Opening 18:10

1.THE AGES
2.NEVER FADE
3.Juliet
4.白夜
 MC 坂崎
5.ロンリーガールを抱きしめて
6.SWINGING GENERATION
7.Stand up,Baby-愛こそすべて-
 MC 坂崎&桜井+高見沢
8.君が通り過ぎたあとに
9.OVER DRIVE〜夢よ急げ
10.NERVOUS BREAKDOWN
11.Pride
MC 高見沢
 〜ミセス・ロビンソン(CSN&Y)
12.WAKE UP〜Good bye 20th century boy〜
13.冒険者たち
14.Count Down 1999
15.明日の鐘
16.孤独な世代

アンコール1
17.太陽は沈まない
18.Victory
19.American Dream
 〜メンバー紹介
20.SWEAT&TEARS

アンコール2
MC THE ALFEE(back band含む)
21.タンポポの歌
22.平和について
23.CATCH YOUR EARTH

Ending 21:45過ぎ

※曲順はかなり曖昧です(^_^;;;