南イタリア旅行 ~~2002年12月28日 ~ 2003年1月4日~~


2002年12月28日(第1日目)
13:30出発予定のアリタリア・JAL共同運航便の出発に合わせて、8時前家を出る。このところの夜明け前の旅立ちに比べれば随分とゆっくりした時間に家を出ればよかった。南イタリアといえども年末年始のイタリアは緯度からして我が街からはるかに北にあり、多少気候の違いはあるにせよそれなりの装備をして行く。
東京駅から上野へスカイライナーを使って成田第2ターミナルへ行く。行動予定表をもらってからNEX(成田エクスプレス)の予約は取れなかった。スカイライナーの予約もネットからは取れずに電話予約して上野駅の営業所まで取りに行った。NEXの立ち席でもいいのだが1時間とはいえ旅の出鼻をくじかれるようで止めておく。集合時間の30分前に着いて受付カウンターで航空券を受け取りチェックインカウンターに行く。JALの共同運航便なので一縷の望みをかけて航空券とマイレージカードを出したが、アリタリアの便なのでマイルはつきませんと冷たく返されてしまった。集合時刻までの間に例のごとくJCBのカウンターに行ってイタリアのガイドとウェットティッシュをもらう。今回のツアーはイタリアの主要都市をはずしたツアーなので、JCBにはまずご縁はないだろうと思ったが、ウェットティッシュ欲しさに寄ってしまった。デジカメ用に乾電池を買うものの中途半端な時間で食事をせず銀行のカウンターで円をユーロに両替する。田舎町を周るためT/Cを用意しても現金化が面倒だろうと判断した(前回のイタリア旅行で、ローマのホテルでT/Cの現金化を頼んだら断られた経験がある)。集合時間に出発ロビーの松の木の下に集まる。総勢25名、添乗員のiさんは30歳台の闊達で経験豊かな方のようだ。
2002年12月28日は年末年始9連休の初日にあたり国外脱出組のピークの日の1つと目されていたので、出発間際にあたふたしたくなかったのでウロウロせずさっさと出国審査に向かった。入り口の検査で相変わらず”ピンポ~ン”と軽妙にチャイムが鳴る。金物(携帯電話、小銭入れなど)はできるだけトレイに乗せるのだが、ベルトのバックルが反応してお立ち台の上での金属探知機による別途検査を受けるはめになる。いつごろからお立ち台ができたのか知らないが、なんかさらし者にされているようですごくかっこ悪い。”あ~あ、つかまってやんの~”という目で見られるのが癪に障る。搭乗口は一番はじっこで、動く歩道を延々と乗り継いで行く。着いた先には椅子があるだけの待合室で、搭乗までビールでも飲みながらゆっくり待とうと思っていたのにガックリ。しばらく椅子に座っていたものの、旅に酒は欠かせないとばかりに、また動く歩道を乗り継いで売店まで戻りビールとつまみを買う。
そろそろ予定搭乗時刻というときに列の後ろに並ぶものの一向に手続きが始まらない。そのうち機内オーディオ装置が不具合のため修理しているので搭乗案内が遅れるとのアナウンスがある。アリャ、去年のヨーロッパ旅行の二の舞かと不安がよぎる。まぁ機体の不調じゃないから大丈夫だろうと慌てず騒がず静かに手続きの開始を待つ。15分ほど遅れて搭乗手続きが始まり、乗り込むと最後部に近いギャレーのすぐ横、食事や飲み物にありつけるのは早そうだけどなんとなく悪い予感がする。相変わらず座席の間隔が狭く、座ると立ち上がるのも苦労する。しかも窓際の2席、通路側には若い女性が居られるので、トイレへ行くときには難儀しそうな感じだ。
離陸してしばらくすると飲み物が配られる。そして食事、メニューには和食と洋食があり和食を選んで鳥肉の野菜あんかけを食べる。映画を見たり、ゲームをしたり(余り面白くないが)、本を読んで時間を過ごす。GWの頃のヨーロッパ行きは太陽を追いかけて飛行機は飛んで行ったが、今回は日本海上で薄暗がりになり、シベリア上空では真っ暗となってただひたすら飛んでいく。
シベリア上空も中ほどまで来ると客室乗務員も休憩時間になるのか見回りに来ることもなくなる。見回りがなくなるとコールボタンの押され方が多くなってギャレーから”ピンポ~ン”とチャイムの音が鳴り響く。鳴っても客室乗務員はいないから誰も出て行かない。するとまた”ピンポ~ン”、その繰り返しもあきらめたのか段々少なくなってくる。こういうときは自分でほしいものをギャレーに取りに行くのだそうだ。行きはまだ客室乗務員が見回っているうちに水割りなどを頼んでいたのでコールボタンを押すことはなかったが、帰りはしっかりギャレーに飲み物をもらいに行きました。
イタリア、ミラノ、マルペンサ空港にはほぼ定刻に到着、入国審査を経てから乗り継ぎの飛行機を待つ。今度はアリタリア航空とデルタ航空との共同運航便で機体はMD11。座席が横4列のジャンボと比べるととても小さな機体の一番後ろの座席で窓もなければ壁でリクライニングもできない。あげくに出発は1時間遅れ(理由は荷物と書類が届かなかった、ウンヌン、嗚呼)となって、出発後も雷や気流の乱れで揺れるから小さな機体はやはり怖い。他の乗客も同様だったのか着陸と同時に拍手が沸きあがる。とはいうもののやっているのは日本人だけか?
荷物が出てくるのを待っていると半分開きかかったスーツケースが出てくる。ちょっと気の毒な気もするが、ベルト等で補強しておくべきではないだろうか。機体から運び出すときにベルトコンベアから地上に落下した荷物もあったようだし、ジャンボジェットのようにコンテナに積み込まれて運ばれるとは限らない。
空港からは20分ほどのホリディインナポリへ向かう。中央卸売市場に隣接した新しいが名前からしてツーリストホテル、設備は標準的でバスタブが浅いこと以外に今のところ文句はありません。朝7時に起きて丸々24時間後にようやくベッドにたどり着いた。機内でうつらうつらした程度だったので早々に就寝。
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 南イタリア旅行アルバム 2002年12月28日(第1日目) 成田~ナポリ

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成田空港搭乗口

成田空港搭乗口

搭乗券

搭乗券

ミラノ・マルペンサ空港

ミラノ・マルペンサ空港

ミラノ・マルペンサ空港ロビー

ミラノ・マルペンサ空港ロビー

ナポリ行き搭乗口

ナポリ行き搭乗口


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