朝８時半クライストチャーチ国際空港に到着。I'llの現地ガイドの迎えを受け直ぐに市内観光に廻る。Yahoo!の天気予報では晴れ時々曇りであったが、まさにピーカン状態でとても晩秋の気配はない。しかし、今年は紅葉、黄葉が早く既に枯れ落ちていて、木々は既に初冬に入っているようだ。
まず向かった先はモナベイル。かつて個人の邸宅であった場所を公園として開放していて、バラ園などもある。街中にあるが閑静な公園である。雨上がりの朝の公園はとても気持ちがいい。続いてエイボン川のパンティング。英国の上流階級のお遊びを模した船下り（のようなもの）である。乗船前に食パン入りの袋をくれる。サービスの軽い朝食？と思いきや、ボートに寄ってくる鴨の餌だそうだ。ボートを進めていくとなるほど鴨が寄ってくる。チョット体の大きな鴨が、小さな鴨にあげた餌を横取りしたりボートに近寄るのを威嚇する。
大聖堂広場周辺の土産物屋を紹介されて市内観光は終り、あとは夕食まで自由行動となる。ホテルに寄ってチェックイン前のスーツケースに手持ちの荷物を押し込んで大聖堂へ。聖堂の中を見てから鐘楼に上がる。１３３段の螺旋階段を目を回しながら上ってバルコニーに出る。大聖堂の周りには高い建物があるので、３６０度見渡せる訳ではないが、それなりに市内を一望できる。登頂記念の証明書も売っているようだがそれほど大げさな話ではないので止めておく。降りてトラムに乗りアートセンターの近くで催している蚤の市に昼食を摂りに兼ねて行く。蚤の市では小物売りや大道芸の披露などをやっている。奥の方の屋台でチーズピザを買ってみる。何か生焼けのピザで生地も粉っぽく余り美味しくない。次にガイドお勧めのパン生地で包んだ魚のフライを買う。かかっていたソースがチリソースで辛く、閉口して食べるのをつれ合いに任せてしまう。アートセンターでマオリ文化の展示を見たが余り興味はわかず、早々に退散してトラムで再び大聖堂広場に戻った。次に向かった先は、路線バスに乗って１５分位のゴンドラ。外国の路線バスは日本と違って停留所を一々次は何処其処というアナウンスがない。ガイドブックでは何処から何番のバスに乗って何分とは書いてあるが、料金や何処で降りるかは書いていないのでいつも不便を感じる。実際バス代が２人で４ドルなのに２０ドル札を出してドライバーに小銭がないかと聞かれる。小銭入れの中のコインを全部手の平に出してみたがやはり足りない。結局１６ドルのお釣りをもらった。次は降りるところだ。地図と見比べながら今どこら辺りを走っているか緊張しながら停留所を注視する。降りた停留所はゴンドラ駅、駅前がロータリーになっていてゴンドラ駅と一目で判る。案ずるより生むが安だ。
ゴンドラは４人乗りで、前の人に続いて待っていると、箱になっていない買い物カゴのようなゴンドラが廻ってきた。灯油タンクのようなものも乗っているし、多分違うだろうと乗り過ごすとちゃんとしたゴンドラがやってきた。２人だけで乗って頂上へ登る。段々登るにしたがってクライストチャーチの街が眼下に広がる。ただ、逆光でまぶしく良くは見えない。頂上の展望台に着くと山の向こうの小さな港町のようなリトルトンの街がすぐ足元に見える。３０分ほどいて再び路線バスで市内に戻る。途中で下車してスーパーマーケットの”ｐａｋ’ｎ　ｓａｖｅ”へ行く。土産物屋で売っているものよりは同じものが随分安く買える。土産用にマヌカ・ハニーの瓶詰めとビーフジャーキーを買うついでにホテルの客室で食べるポットチップやピクルスを買う。結構な荷物になったが歩いてホテルに戻った。
夕食は”フラワーメニュー”。花の街クライストチャーチにちなんだ料理に花をあしらった料理だ。レストランは、ホテル・ジョージのレストラン・ペスカトーレで、シーフード料理で有名な店だ。ただし、この店の名物料理が出てきた訳ではない。食後ホテルの外で上空を見上げて南十字星を教えてもらう。クライストチャーチは大きな街で、灯りで明るいのでクイーンズタウンでもっとよく見ようと思っていたが天候が悪く、結局南十字星を見たのはここだけで終わってしまった。