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フランス周遊の旅 ~~2008年5月2日 ~ 2008年5月10日~~


2008年5月7日(第6日目)
今日は、レンヌ、モンサンミッシェルを巡る6日目の1日です。
朝トゥールの街を出発したバスは、一路レンヌの街を目指します。レンヌはパリから公共交通機関を使ってモンサンミッシェルを訪ねる際に経由地となる街で、パリからTGVでこの街に来てバスでモンサンミッシェルに向かいます。
私たちはバスの旅ですからこの街でお昼をいただきます。メニューはガレットです。そば粉で作られたクレープですね。中にはハムが折り込まれていました。
昼食のあとは一路モンサンミッシェルに向かいます。モンサンミッシェルへの道は高速道路ではなく一般道なのでそれほどスピード出しては走れません。モンサンミッシェルまでは2時間ほどかかりました。
少しこ高い丘を越えて右にカーブすると遥か向こうにモンサンミッシェルの島が見えてきます。やがてその姿が段々と大きくなってきます。バスの2列目の座席を確保していたので(1列目に一般乗客は座らせてくれません)、フロントガラス越しにカメラを構えて何枚も撮影しました。このツアーの最大の見所でもあったのでフロントガラスにはシェードが降りたままでローアングルでの撮影になりましたが、何とか撮ることができました。ただ、フロントガラスが虫がぶつかって汚れていて、写真にも黒い点々が写ってしまいました。
モンサンミッシェル見学の前に手前の今日泊まるホテルに一旦寄ってから、いよいよモンサンミッシェルの見学です。モンサンミッシェル自体は島の上に建てられた教会で、沖合2kmまで埋め立てた道路でつながっています。観光客用の大型バスは島のすぐそばの駐車場まで入ることができます。自家用車は大分手前の駐車場まででそこから歩いて行くことになります。
モンサンミッシェル島内観光のガイドさんに連れられ、門をくぐったところにあるのがプーラおばさんのオムレツ屋さんです。昔、巡礼者が島にたどり着いたときにお腹に負担が少なくて栄養価の高いものをと考えたのが泡立てたオムレツだそうです。訪れたときは食事時を過ぎていたので、オムレツを作る光景は見ることはできませんでした。
プーラおばさんのオムレツ屋さんを過ぎて跳ね橋を渡ると街のメイン道路が始まるのですが、混んでいるので城壁(モンサンミッシェルは一時国土を守る城や牢獄など、教会や修道院以外の用途にも使われていました。)に上がって島の外周をぐるっと巡って修道院の入口に向かいます。城壁の上からは汐の引いた湾内の浅瀬を小学生のような団体が沖合目指して歩いていました。
城壁の上からは右に汐の引いたサン・マロ湾の光景、左下には見物客でごった返すメインストリートを見ることができます。修道院入口手前の下にはかつて修道院や島内唯一だった小学校の建物を見ることができます。
修道院の大階段を上ると眼下には本土につながる2km余りの道路がよく見えます。顔をあげると最上階にある教会の尖塔が見えます。塔の突端には大天使ミカエルの像が金色に輝いています。
さらに進むとモンサンミッシェルのなりたちを表すジオラマを展示している部屋を通ります。そしてたどり着いたのが最上階にある教会のです。教会の前の広場に敷き詰められた石畳には作業を請け負った人のイニシャルが刻まれています。報酬をもらうための作業実績を表したそうです。
教会の横には修道士が思考を巡らした中庭があります。外壁には綺麗なステンドガラスがはめ込まれ、中庭側には美しいアーチを連ねる柱が続いています。見学コースはこのあと修道院内部を巡ります。次に訪れたのが食堂です。この食堂は身分によって食事をいただける部屋が違っていて、僧籍や王侯の方は最上階の、それなりの身分の方は次の階の、そしてただの巡礼者のような下々は最下階の食堂でお食事を振る舞われたそうな。まぁスポンサーを大切にもてなすことによってそれなりのご寄附を頂いたのでしょう。
下層階に進むと上階の建築物を支えるための柱が太くなり柱だらけの部屋もありました。またここが監獄として使われていた頃、壁に取り付けられたレールを伝って外から物資を運び入れるために設けられた直径が5mもありそうな大きな滑車は、中に囚人が入って回転させていたそうな。
修道院の外に出て外壁沿いに回ると先ほど城壁の上から見えた小学校の建物の横の道にでます。この先からメインストリートが始まります。両側にはお土産屋がずらっと並び合間にレストランがあります。何軒かのお土産屋を物色して、プーラおばさんのオムレツ屋の直営売店でクッキーと塩キャラメルを土産に買いました。後日家の近くのスーパーでプーラおばさん印のクッキーを見かけた時は少しがっかりしましたが。
修道院を出てバスの駐車場から外観などを撮影してホテルに戻ります。ホテルはモンサンミッシェルに続く海の中道のすぐのところにあって、向かいはスーパーマーケットがあります。部屋に荷物を置いて夕食前に取り合えずスーパーに買い出しです。
夕食はホテルのレストランでいただきます。メニューはモンサンミッシェル名物のオムレツです。でも中には具がなくプレーンオムレツです。しかも卵を目一杯泡立てているので、歯ごたえのないはんぺんみたいで、しかも味付けはほんのりなにかがといった具合で、せっかくの名物料理が何とも、こんなもんかいと言った感じです。もう一品は鶏のもも焼き、好きな料理ですが、こう何度も続くと目先の変わったものが欲しくなります。
夕食のあとモンサンミッシェルの夜景を見に出かけます。まだ薄暮が残るうちは良かったのですが、日が暮れると街灯のない海の中道を通過する車のヘッドライトの明かりをたよりに道を進みます。島は2kmほど先のはずですが、なかなかたどり着けません。夜景の写真はシャッタースピードが落ちるのでブレてなかなかうまく撮れません。一計を案じて、駐車している車の屋根を借りてカメラを固定して写真を撮りました。
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フランス周遊旅行アルバム 2008年5月7日(第6日目)
トゥール~レンヌ~モンサンミッシェル

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ランチを食べたレンヌのレストラン

ランチを食べたレンヌのレストラン

大きなカップに注がれたシードルとサラダ

大きなカップに注がれたシードルとサラダ

そば粉のクレープ(ハム入卵乗せ)

そば粉のクレープ(ハム入卵乗せ)

レストランの横にあったレンタル自転車

レストランの横にあったレンタル自転車

ホテル・メルキュール・モンサンミッシェル

ホテル・メルキュール・モンサンミッシェル

ホテルの向かいのスーパーマルシェ

ホテルの向かいのスーパーマルシェ

モンサンミッシェル地域の案内図

モンサンミッシェル地域の案内図

モンサンミッシェルの遠景

モンサンミッシェルの遠景

モンサンミッシェルの近景

モンサンミッシェルの近景

モンサンミッシェルの真下

モンサンミッシェルの真下

モンサンミッシェルを見上げる

モンサンミッシェルを見上げる

モンサンミッシェルの入口

モンサンミッシェルの入口

モンサンミッシェル入口の跳ね橋

モンサンミッシェル入口の跳ね橋

オムレツのプーラおばさんの店

オムレツのプーラおばさんの店

跳ね橋をくぐった昔のお役所

跳ね橋をくぐった昔のお役所

城壁の上からグランド・リュ(大通り)

城壁の上からグランド・リュ(大通り)

城壁の上のブークル塔

城壁の上のブークル塔

遠浅の海岸を歩く小学生の団体

遠浅の海岸を歩く小学生の団体

城壁から見た島内小学校の跡

城壁から見た島内小学校の跡

修道院への大階段

修道院への大階段

頂上にあるサン・ピエール教会

頂上にあるサン・ピエール教会

教会前広場の石畳

教会前広場の石畳

教会の鐘塔に輝く聖ミカエル

教会の鐘塔に輝く大天使ミカエル

教会の内部

教会の内部

教会の内陣

教会の内陣

教会内部の聖ミカエルの小像

教会内部の聖ミカエルの小像

教会の中庭

教会の中庭

中庭の列柱廊

中庭の列柱廊

修道院の食堂<br>(聖職者専用)

修道院の食堂
(聖職者専用)

迎賓の間<br>(大切な来客者用)

迎賓の間
(大切な来客者用)

騎士の間

騎士の間

修道院を支える巨柱

修道院を支える巨柱

牢獄として使われていた頃の貨物引揚げ用滑車

牢獄として使われていた頃の貨物引揚げ用滑車

引揚げに使ったレールと鎖

引揚げに使ったレールと鎖

修道院の外観

修道院の外観

グランド・リュの様子

グランド・リュの様子

グランド・リュの様子

グランド・リュの様子

夕食のオムレツ

夕食のオムレツ

夕食の鳥のもも肉(また!)

夕食の鳥のもも肉(また!)

タイトアップされたモンサンミッシェル

タイトアップされたモンサンミッシェル


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