フランス周遊の旅 ~~2008年5月2日 ~ 2008年5月10日~~
2008年5月6日(第5日目)
リヨン~ブールジュ~ロワール地方~トゥール
今日は、ブールジュ、ロワール地方、トゥールを巡る5日目の1日です。
これまでずっと青空が続いていたのが今朝は曇り空です。ホテルの前でバスを待っていると目の前を路面電車が通ります。そう言えばニースにも、マルセイユにも路面電車が走っていました。それも流線型をしたデザインもスグレモノのやつです。四角張った車体の路面電車は見かけません。
今日も合わせて500km余りを延々と走るバスの旅になります。最初に訪れたのはブールジュの街。ブールジュレッドといわれるステンドグラスの窓を持つノートルダム大聖堂を見学します。フライングバットレスと呼ばれる飛び梁りを持ったゴシック建築の教会です。最初「フライングマットレス」と聞こえて体操のマットがクルクル空中を舞っている光景を想像して何でやねんと???だったのですが。建築技術用語などにはとんと疎いもので、ただふ~ん。
西側正面の入口は永年の汚れを落とすため一部が板囲いされていて、修復が終わったところはかつての石灰岩の白さを取り戻しています。
教会内部のステンドグラスはさすがにブールジュレッドと言われるほど赤い色が映えた美しい絵柄と色です。所々ステンドグラスが黒くなっている所は補修するときに赤いガラスの色を再現できなかったものだそうです。
ブールジュ駅を車窓から見ながらバスは田園風景の中をロワール地方を目指して進みます。ときおり菜の花畑が黄色いジュータンを畑の中に描き出します。
ロワール地方は谷合の地域にいくつものお城が有ることで有名な地方です。訪れたのはシュノンソー城、当初財政出納官が建てたのを王様が没収したお城で、王の死後そのお妃が側室を追い出して整備した城です。ロワール川の支流のシェール川をお堀に仕立てたそれほど大きなお城ではありませんが、このお城の特徴は廊下や螺旋でない階段が有ることです。敵に城の中まで攻め込まれたとき、部屋続きに奥に攻め込まれるのを、部屋に兵隊を待ち伏せさせて敵の進攻を防いだり、左回りの螺旋階段で刀などの武器を使い辛くさせるための仕掛けがこのお城にはありません。どのような時代背景からこのような城作りをしたのかは分かりませんが、女城主であったことも理由でしょうか。
このシュノンソー城には、このお城の他にも敷地の中にお妃様が作った庭園と側室が作った庭園があるのですが、側室が作った庭園の方が大きくて立派です。王様の寵愛を受けている間に作ったのでしょうね。
シュノンソー城の後は今夜の宿泊地であるトゥールへ向かいます。トゥールのジラウデウホテルは住宅街の中の道沿いにある何の変哲もないたたずまいで、良く見ると最近ホテルの名称が変わったみたいで外壁には前のホテル名の跡がありました。食事の後で近所をぐるっと廻って見ましたがいくつかの小さな飲み屋があるくらいで、本当に住宅街の真っ只中です。
フランス周遊旅行アルバム 2008年5月6日(第5日目)
リヨン~ブールジュ~ロワール地方~トゥール
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ラディソンSASの前を走るトラム

ブールジュ・サン・ティティエンヌ大聖堂とフライング・バットレス

ブールジュ・サン・ティティエンヌ大聖堂

正面入口上部に施された彫刻

正面入口上部に施された彫刻
(タンパン)

サン・ティティエンヌ大聖堂の案内板

サン・ティティエンヌ大聖堂の内部

サン・ティティエンヌ大聖堂のステンドガラス

サン・ティティエンヌ大聖堂のステンドガラス

サン・ティティエンヌ大聖堂のステンドガラス

サン・ティティエンヌ大聖堂のステンドガラス

サン・ティティエンヌ大聖堂のステンドガラス

サン・ティティエンヌ大聖堂のステンドガラス

サン・ティティエンヌ大聖堂の鐘塔

ブールジュ駅

ロワール地方へ向かう車窓風景

シュノンソー城の入口

ワインセラーの脇のニセアカシアの木

シュノンソー城の外観

シュノンソー城の庭園

シュノンソー城の庭園

ルイ14世のサロン

真っ直ぐな階段

回廊

礼拝堂のステンドガラス

シュノンソー城の外観

シュノンソー城の遠景

シュノンソー城への並木道

ホテル・トゥール・ジラウデウ