中欧3カ国周遊の旅 ~~ 2009年4月28日~2009年5月6日 ~~
今日から実質的に中央ヨーロッパを巡る旅が始まります。朝食をホテルのレストランで食べて(アメリカンブレックファストでおかずもたっぷりです)、ヴィラさん運転のバスでプラハ城に向かいます。
プラハ市内を案内してくれるガイドさんは、ダシャさんです。プラハ城はホテルからほんの5分ほどの所にあってすぐに到着です。駐車場からお城の入口まではほんのすこしの道程です。しばらく少しの上り坂を行くとお城の入口にたどり着きます。この入口はお城の正面玄関ではなく北門ですが、高台に位置していてプラハの町並みもみることができます。
王宮の中に入ると最初に訪れるのは聖ヴィート教会です。ステンドガラスが見事です。聖堂の真ん中には大理石でできたハプスブルグ家のフェルナンド一世の棺が置かれいます。内陣の横には聖人ヤン・ネポムツキーの棺が銀色に輝く装飾に彩られて置かれています。
聖ヴィート大聖堂の次は王宮内部の見学です。残念がら王宮の内部は撮影禁止なので写真はありません。王宮内部もそれほど絢爛豪華なものでなくどちらかといえば質実剛健な感じの王宮です。
王宮のあとはまだまだお城の中の見学が続きます。黄金の小路ではかつて錬金術師が住んでいたという小さな長屋(今は土産物屋通りですが)を見て廻ってお城の見学は終りです。お城の見学のあとはモルダバ川にかかるカレル橋に向かいますが、途中にはプラハ市内を見渡すことができる展望台のようなところがあり、撮影スポットです。
お城から下りきったところがカレル橋の橋の下になります。階段を上ってカレル橋の上に上がると多くの人通りが工事中で橋が狭くなっていることに加えてより狭く感じさせます。橋の欄干には聖人の像が片側に12体づつ立っていて、その中の王様に重りを身体に付けられ川に放り込まれたという聖ヤン・ネポムツキーの像に触れると幸せに成れるとの言い伝えがあって、レリーフがテカテカに輝いています。像の中には聖フランシスコ・ザビエルの像もあって、それを支える人の像の中には東洋人に似た像があるといわれていますが、それがどれなのかイマイチ分かりません。
カレル橋を渡って街の中心である旧市庁舎広場に歩を進めます。この旧市庁舎には天文時計というのがあって、毎正時にカラクリが動くのが見ることができます。ここではカラクリを見ることなくお昼ご飯です。
日程表によればこの日のお昼ご飯は、チェコ料理のクネドリーキというチェコ風の蒸しパン添えの料理なのですが、出てきたものはウィンナーシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)でした。何が出されるかあまり気にしていなかったので、出されたお料理をそのままいただきましたが、終り頃になって出すお料理を間違えましたと、本来の日程表に乗っていたお料理が出てきました。すでに一人前の料理を食べてしまったあとなので、とてももう一人前の料理を食べることはできません。仕方なく、少しずつ味あわせていただいて大部分を残してしまいました。まぁ。別にどっちでもよかったのですが、旅行会社にしてみれば、あとであそこで出た料理は日程表の表示と違ってたなんて言われてトラブルになるよりはいいのかもしれません。
昼食の後は土産物屋に寄って、その後は自由行動です。土産物屋はボヘミヤンガラスのお店です。ものによってはそれなりの値段がしますが、ここでは日頃懇意にさせていただいている方に冷酒のぐいのみを買い求めました。
この後は自由行動です。路地を抜けて市場のある道をお店を冷やかしながらとりあえず新市庁舎を目指して進みます。新市庁舎といっても15世紀に人口が増えた新市街に建てられたもので、日本の市役所のような鉄筋コンクリート○階建てのビルではありません。天文時計のあった旧市庁舎と同様に塔の上に上がることができるので、入場料を払って上ります。エレベータなどという現代的なものはなくただひたすら階段を上っていきます。最後の方は階段というよりもはしごに近くなってきましたが、ようやくたどり着いた最上階からのプラハの町並みは遠くの丘の上にプラハ城を眺めることができる眺望です。ぐるっと一周するものの市内見学はほんの狭い区域のさわり程度しかしてもらっていないので、ああさっきあそこら辺に居たねえ位であとはどの屋根や尖塔が何なのかさっぱり分かりません。もう少し市内を巡ってから昇った方が良かったかも知れません。
新市庁舎の次はプラハの春やベルリンの壁の崩壊時に多数の市民が集まったというバーツラフ広場に向かいます。このバーツラフ広場は、広場というよりも見かけは道路です。中央部分は花壇や小さな広場があるような、札幌の大通り公園のような作りです。東の外れには国立博物館が建っていて、その外壁には小さなえぐれた跡があって、これはプラハの春を弾圧しにチェコスロバキアに侵攻したソ連軍が放送局と間違えて銃弾を浴びせかけた跡だそうです。
博物館には入らずUターンしてバーツラフ広場の反対側の突き当たりまで進みます。この辺りにはブランドショップもあってプラハの目抜き通りでしょうか。市民会館の正面玄関の上部には彩色豊かな絵画で彩られています。その隣に建っている火薬塔から昔王様が街中を行進した道といわれる王の道が、旧市庁舎広場、カレル橋を通ってプラハ城まで続きます。
この王の道をたどって旧市庁舎広場に戻り旧市庁舎の塔に昇ろうとすると入れなくなっています。旧市庁舎を囲むように冊も巡らされています。後で聞くとどこか外国の偉い人が視察に来るとかで見学ができなくなっていたようです。
仕方がないので、ティーン聖母教会の外観やヤン・フス像を見て、聖ミクラーシュ教会の内部を見学した後旧ユダヤ人街に向かって歩きました。しかし、道を間違えたのかドナウ川河畔の「プラハの春」国際音楽祭のメイン会場となるルドルフィヌム(芸術家の家)の前に出てしまいました。もう一度地図を確認してようやくビンカス・シナゴーグを見つけてその外観の写真を撮ると、その裏手のクラウス・シナゴーグの方に向かいます。今度は間違いなく辿り着けました。ここでも結構人通りがあります。見学の人でしょうか。最後に旧新シナゴーグとマイゼル・シナゴーグを見てから、無料休憩所がわりのボヘミアンガラスの店にトイレを借りに行くと、添乗員さんがホテルに帰るお客さんを案内するために待機されていました。私たちは昨日既に地下鉄を使ってホテルと街中を行き来していたので、添乗員さんを頼らずにホテルに戻りました。
夕食はホテルのダイニングで鶏のむね肉の料理をいただきました。この鶏のむね肉には皮がついてなく、やたら分厚く、本当に鶏肉かいなと思わせるような肉の塊です。夕食後は出掛けることもなく、寝不足気味の身体を労って早めに休みました。
中欧3カ国周遊の旅アルバム 2009年4月29日(第2日目)
プラハ滞在
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プラハ城の案内板

プラハ城の北門

プラハ城北門の手前にある王宮庭園の入口

プラハ城北門の手前からみた聖ヴィート大聖堂

プラハ城北門手前に架かる橋の上からの聖ヴィート大聖堂

北門から入ったプラハ城

聖ヴィート大聖堂

聖ヴィート大聖堂の正面入り口

聖ヴィート大聖堂の内部

聖ヴィート大聖堂のバラ窓

聖ヴィート大聖堂のステンドガラス

聖ヴィート大聖堂のステンドガラス

聖ヴィート大聖堂のステンドガラス

聖ヴィート大聖堂のステンドガラス

聖ヴィート大聖堂の側廊にあるヴラティスラフ礼拝堂の内部

聖ヴィート大聖堂のバラ窓

聖ヴィート大聖堂のステンドガラス

聖ヴィート大聖堂のステンドガラス

聖ヴィート大聖堂の内部

聖人ヤン・ネポムツキーの棺

フェルナンド一世の棺

聖ヴィート大聖堂のステンドガラス

聖ヴィート大聖堂の側面と南楼

プラハ城内の大統領府

聖ヴィート大聖堂の側面

旧王宮の外壁

聖ヴィート大聖堂の内陣外側

聖イジー教会の正面

ゴシック建築の聖ヴィート大聖堂

黄金の小路(左の建物は土産物屋など)

プラハ城の展望台からみたプラハ市内

プラハ城の展望台からみたプラハ市内

プラハ城の展望台からみたプラハ市内

カレル橋の欄干に立つ聖ネポムツキーの像

カレル橋の欄干に立つ聖ザビエルの像

カレル橋のたもとの旧市街タワーゲート

昼食に間違って出てきたウィンナーシュニッツェル

後から出てきたクネドリーキ添えのチェコ料理

昼食を食べたレストランの看板

新市庁舎の展望台にある写真撮影用の金網の窓

金網の窓から覗いて撮影したプラハ城

ヴァーツラフ広場

国立博物館とヴァーツラフ騎馬像

国立博物館の壁の銃撃の跡

国立博物館前からのヴァーツラフ広場

火薬塔

市民会館

旧市庁舎

聖ミクラーシュ教会

ティーン聖母教会

ヤン・フス像

旧市庁舎の天文時計

聖ミクラーシュ教会

聖ミクラーシュ教会の天蓋

聖ミクラーシュ教会の祭壇

聖ミクラーシュ教会の祭壇

聖ミクラーシュ教会の内部

芸術家の家

ビンカス・シナゴーグ

クラウス・シナゴーグ

クラウス・シナゴーグ手前の通り

旧新シナゴーグ

マイゼル・シナゴーグ

旧市街広場に駐車する馬車

プラハ地下鉄A号線