中欧3カ国周遊の旅 ~~2009年4月28日 ~ 2009年5月6日~~


2009年4月28日(第1日目)
今回のツアーは、中欧の3カ国、チェコ、オーストリア、ハンガリーを巡る旅です。自分的にはオーストリアのザルツブルグを訪れるのが最大の期待です。朝5時49分発の電車に乗って東京駅まで行き、成田エキスプレスに乗り換えて成田空港駅に向かいます。
今回のツアーで使う航空会社はオーストリア航空なので、第1ターミナルからの出発です。スーツケースを引いて第1ターミナル南ウイング4階の受け付け場所にいくと、既に何組かの同行客が受付を終わらせたり、受付中であったり、集合時刻の30分前頃には着いたものの昨年のように一番乗りとはいきませんでいた。
受付を済ました後は再集合の時刻まで余り余裕がなかったので、待合席でiPod touchでインターネットにアクセスしてメールチェックなどをして時間を潰して過ごしました。再集合して名古屋から現地で合流する2名様を除いた総員17名が添乗員さん(ジャーナリストの江川紹子さん似の女性です)とご挨拶をして航空券を受け取り、すぐにセキュリティチェックを通り抜けて出国審査に向かいます。このセキュリティチェックでは金属製品をできるだけトレイに出してゲートをくぐり抜けようとしても、毎回必ずといっていいほどピンポ~ンと軽快な音が鳴り響くのですが、今回は何故か鳴りませんでした。
GW連休前日で出国審査場はまだガラガラで、あっという間に出国スタンプをパスポートに押してもらい搭乗口へ向かいます。搭乗が始まるまでの間に、帰りの成田エキスプレスの特急券を携帯電話から予約しようと試みましたが、ログインはできるものの予約は受け付けてもらえません。ここで諦めるわけにはいかず、近くのドリンクショップに入ってビールをチビチビやりながら悪戦苦闘してようやく予約にこぎつけた頃には搭乗が始まっていて添乗員さんが入口でお待ちでした(お待たせしてすみません。)
飛行機は定刻10:55成田空港を出発して一路ウィーン国際空港へ向かいます。到着予定時刻は現地時間15:55、時差が7時間あるので飛行時間12時間の長旅です。機内は座席の前後がやや広く足置きもあって少し余裕があります。離陸してしばらくすると飲み物タイムです。とりあえず白ワインをいただきました。その後も食事やドリンクタイムの度に白ワインをいただきました。なにしろ飛行時間12時間の旅で、航空会社が外国ときたら機内で上映される映画もドイツ語か英語で雰囲気は多少分かるもののストーリーを理解できる語学力も無く、文庫本を読んで過ごすしかありません。新田次郎の「点の記」は、日本陸軍の測量隊が北アルプスの剣岳に三角点を設置するまでのドキュメンタリーですが、なかなか面白く読ませもらいました。
途中で、軽食におにぎりやカップ麺がサービスされたので、カップ麺をいただきました。カップの蓋を開けるときに気圧の関係で爆発に近い状態で中のかやくがポンと弾け飛んだ時にはキャビンアテンダントさんとともに苦笑いです。
飛行機は、15時55分定刻通りウィーン国際空港に到着です。入国手続きを済ませチェコのプラハに向け飛行機を乗り継ぎます。オーストリア航空は、この時の乗り継ぎ時間が短いのが売りで、乗り継ぎ時間が1時間しかありません。短いのはありがたいのですが、到着から入国審査、ターミナル移動、トイレタイムと次々こなして行くともう乗り継ぎの飛行機の出発時刻です。慌ただしく進んで、バスに乗り込んで搭乗すると飛行機はフォッカー機で、ここまで乗ってきた航空機と比べると大人と赤ん坊くらいの差があります。
出発すると飛行時間が1時間も無いにもかかわらず飲み物やケーキ(さすがオーストリアです、スナック菓子ではなくケーキが出ました。残念ながらフルーツがのったケーキではないですけど。)のサービスがあります。
やがて飛行機はチェコ・プラハのルヅィネ国際空港に到着です。この空港のターミナルは、これまで利用して来たヨーロッパの他の空港と違い随分と質素というか殺風景です。やはりついこの間まで社会主義国だった(といっても東側の社会主義体制が崩壊したのは1993年でついこの間というには時間が経っていますが。)ために、西側の国ほど内装に華やかさがないのかもしれません。既にウィーンで入国審査を済ましているので、ここでは成田で預けたスーツケースを受け取ってターミナルに迎えに来たバスに乗り込んでホテルに向かいます。
時刻は、もう午後6時です。空はまだ明るいものの日本時間では午前1時を過ぎています。空港からホテルまで1時間弱の道程をドライバー「ヴィラ」さんの運転する大型バスで移動します。このヴィラさんはハンガリーからバスを運転して来ている、ちょっとデカプリオ似の運転手さんです。この先ブダペストまでずっとご一緒させていただきます。(よろしくお願いします。拍手。)
バスが、プラハ城の北側にあるディプロマットホテルに到着すると、お決まりの明日の朝の予定と朝食場所の説明があってそれぞれの部屋へ向かいます。このホテルは、隣にコンベンションセンターを備えているどちらかといえばビジネス的な要素を含んだホテルのようです。
部屋に落ち着いて取りあえず荷解きを始めると奥さんが「あ~っ、」と大声をあげるので、何事かと思えば詰めてきたつもりの服が入っていないというではないですか。これから8日間着たきりすずめも可哀相なので、街の中心のショッピングセンターまで買い出しです。
地下鉄を乗り継いで行ったアンデェル駅近くのアンデェル・ショッピング・センターでは、日本と同様に何軒もの衣料品店があって、その中のH&Mでまあまあの物があったので、品物を持ってレジに行き正札の表示を見てユーロ札を出すと、レジの係がユーロは使えないというのです。正札にはユーロ価格が表示されているのですが、ダメなものはしょうがありません。チェココルナは5千円分しか両替していなくて足りないので、VISAカードで支払いを済ませました。
せっかく街の中心にまで来たのですが、24時間近く起きているのでとりあえずホテルに戻って休むことにしました。
ところで、プラハの地下鉄は駅に着くと自動的に扉が開くのではなく、扉のところにあるボタンを押さなければ扉は開きません。車内からもホームからも同じです。私たち旅行者のように勝手が分からない人にはちょっと戸惑う仕掛けです。
ホテルの最寄りの駅まで地下鉄を乗り継いで戻ったところで真っ直ぐホテルには戻らず添乗員さんから案内のあったお店へ水を買い求めに行きました。この店がホテルから大通りを挟んだ向こう側にあるのでホテルに行くにはちょこっと通りを渡って行くことができずぐるっと大回りしなければなりません。
そんなこんなでようやくホテルのベッドまでたどり着いたらあとはお風呂に入って休むだけです。おやすみなさい。
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 中欧3カ国周遊の旅アルバム 2009年4月28日(第1日目)
日本~プラハ

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オーストリア航空0052便

オーストリア航空0052便

成田空港で見かけた空港ブランドのミネラルウォーター

成田空港で見かけた空港ブランドのミネラルウォーター

搭乗口

搭乗口

昼の機内食

昼の機内食

ウィーン国際空港

ウィーン国際空港

オーストリア航空0709便

オーストリア航空0709便

プラハ・ルヅィネ空港

プラハ・ルヅィネ空港

プラハ・ルヅィネ空港

プラハ・ルヅィネ空港

ディプロマットホテル

ディプロマットホテル


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