Kyon2久しぶりの映画出演ということで観に行ってきました。電通出身のCMプランナーとディレクターが作った「SURVIVE STYLE 5+」というちょっと風変わりなオムニバス映画。主演の浅野忠信さん他の出演者も豪華でインターネットのgooの協力で公式ホームページもできています。ただ、あらすじを何回も読んでもどんな話なのか想像が付きませんでした。公開している劇場も少ない中、海老名のTOHOシネマズに行きました。そしてその感想は、よく分からなかった。大笑いもせず、涙も流れず、憤りもせず、ただ頭の中に一杯のクエスチョンマークを溜めながら映画館を出ました。全編を通して原色を多用する絵作りは分からないでもありません。でも、ああいうストーリーを創り出す頭の構造が分かりません。僕は根が理系の人間なものですから、理路整然としていない物は苦手なのです。こういうものなのかあと、納得したようなしないような。ただ、ああいう映画に出演するのは理屈を越えたところで演技ができそうで、面白そうだなあと思いました。
このところどうも疲れが抜けません。今日は特に予定も無かったので、のんびり寝坊をしてみました。休みの日を休養に当てるのも面白くありませんが、仕方がありません。お昼前にベッドから抜け出てテレビを見ました。王様のブランチの中でイチローの打席だけ生中継をしていました。第一打席、あっさりタイ記録達成。ほう。そしてしばらくたって第二打席。新記録達成。ほほう。あまりにあっさり打ってしまうので、ヒットを打つのはそんなに簡単なことなのかと勘違いしそう。とにかく朝からいやお昼からすばらしいニュースです。そのまま録り溜めしてたテレビやDVDを見ながらゴロゴロ。お腹が空いたから遅い朝ご飯を食べてゴロゴロ。たまにはいいねこんな過ごし方も。さて気分転換に出かけますか。軽くお茶をしてから初めて入る蕎麦屋さんで夜ごはんを食べて、最後にいつもの鶴間のイオンへ。中日が優勝した記念セールをやっているらしい。でも全ての店が安くなっている訳ではないのね。残念。というような、今日は癒しの一日でした。
ゴミの分別収集はもはや当たり前です。一般ゴミと再生できる資源ゴミに分けて、しかも資源ゴミは種類によって捨てる場所も回収の日も異なります。こういう分類も慣れてしまえば面倒くさくはありません。ところで、我が家では洗濯物を分別することにしました。要は洗濯方法によって洗濯カゴを分けることにしたのです。ひとつは乾燥機モノ。多少縮んでも構わないタオルなんかの類いです。これは雨が降っていても夜でも関係なく洗濯機を回せます。乾燥器に入れられないものは少し細かくしました。運動に行って汗を吸ったウェアを他と分けたかったから。しっかり洗わないと臭いが残ちゃうからね。その中でも絞れるくらい汗を吸ったウェアは洗剤を溶かした水に浸けおきしています。ということで、そういうしっかり洗うものと普段の外出着などの普通に洗うものを分けました。効率的に洗濯ができて、その効果は上々です。問題なのは洗濯機の前にやたら洗濯カゴが増えてしまったこと。いつも、さて、くつ下はどこだっけ?なんて迷ってます。
今日は家から直行直帰の出張でした。久しぶりにネクタイを締め、煩わしいけど雨が降っているから傘をさし、上り方向の小田急線に乗りました。家を出たのが通勤時間帯の過ぎた頃だったのがまだ救い。月曜の朝から慣れてない満員電車に乗るのは勘弁です。しかも運良く途中で座れたので新宿まで熟睡。これなら疲れもありません。さて仕事が終わって帰りの電車。現地で待ち合わせた同僚と電車に乗り込みました。車内はそれなりに混んでいて、席はポツリポツリと空いている程度。こういうときは座れませんよね。立ったまま新宿まで戻ってきて、そのまま小一時間CD屋さんで寄り道をして、ちょうど都合のよい急行があったのでそれに飛び乗って、当然座れないので本なんか読みながら結局ずっと立ちっぱなし。いやー、これは腰に来た。同じ姿勢でずっといたのでコチコチに固まっちゃいました。無理しないで電車に乗る前にお茶でもして休憩すればよかったかな。ようは慣れない格好をしたからなんだろうけど、それよりも筋力の衰えを痛感します。
昔のドラマを見ていると今の時代と大きく違うなあと思う点があります。携帯電話の存在です。よく未来の生活はこんな感じになるなんて想像図があって、そこでは車が空を飛んでたりするわけですが、そういう面は相変わらずなのに、音声通信に関してはまるっきり変わってしまいました。恋人との待ち合わせに間に合わなくて行き違いになり、それが元で喧嘩をして、彼女は好きでもない他の男とくっつく。昔なら通用したこの恋愛パタンも、今なら携帯電話をかければ一発だし、電話が無理でもメールを入れれば大抵の場所なら連絡が取れます。それだけ携帯電話は我々の生活を変えました。煽りを喰ったのがNTT、すなわちかつての電電公社。携帯電話やIP電話に押されて固定電話が伸びず、Docomoの好調さと裏腹に生き残りに必死です。時の内閣は郵政民営化に熱心ですが、かたや宅配便の充実度にも目を見張るものがあります。どうせならただ民営化するだけではなく、過去の殻を破って携帯電話のような消費者に便利なサービスを提供してください。
奥田英朗さんの「イン・ザ・プール」を読みました。直木賞受賞作である「空中ブランコ」のシリーズ一作目。伊良部総合病院の地下一階、神経科を訪れる患者の面白おかしい短編集です。心身症の症状を和らげるのにプールで泳ぐことを覚えたら、取り憑かれたように泳ぎまくるサラリーマン。メジャーデビューの夢もかなわず、自意識過剰から被害妄想になって空想のストーカーに追われるコンパニオン。友達の目を気にして常に携帯メールで連絡をとっていないと禁断症状が現れる高校生。どれも今の世の中、そこら辺にありそうな話です。これらの心の病を治すのが、色白で太った子供のような性格の伊良部一郎医師。院長の息子だけあってお金はあるけどかなりの変人。でも患者の病気は治っちゃう。一話を読み終える度に、こちらも心のもやもやが晴れてスッとするような気分になります。松尾スズキさん主演で映画化の話もあるそうです。でもやっぱりイメージが違うなあ。僕はやっぱり石ちゃんがいいな。マユミさんは飯島直子さんあたりで。
今日も軽くトレーニングに行くつもりで仕事を終えました。一汗かいてサッパリしよう位の気持で。会社から駅までのバスは時間にして10分程度。柔らかいサスペンションに支えられた前向きのシートは、ゆったりした縦揺れが眠気を誘います。ふと気付くと駅に着いていました。ちょうど来たのは新宿行の急行でした。本厚木で乗り換えねばなりません。車内はちょうど席が埋まる程度。自分も空いてた席にスポッと嵌まりました。乗り換えまで15分程度。電車の横揺れは何にも変えがたく眠気をもよおします。本を取り出したものの、数ページもめくらないうちに熟睡。本厚木で周りの気配で目を覚まし、乗り換えを待ちながら駅のホームでうたた寝。やってきた各停に乗ったけど、座れなかったのでつり革に掴まりながら、それでもウトウト。そんなに寝不足だったかなあ。駅から家までとぼとぼ歩いた後、トレーニングをする気はほとんど無くなっていました。行っちゃうとまた帰りが遅くなるからね。こんな日は早めに寝て体力を取り戻した方がいい。
1996年に公開された「Shall we ダンス?」のリメイク版がハリウッドで製作されたそうです。主役はリチャードギア。さてどんな風になるんでしょう。オリジナルの主役は役所広司さん。日本アカデミー賞を2年連続で受賞した実績を上げるまでもなく、日本でトップの実力派俳優の一人だと思います。シリアスで抑えた演技もコメディタッチの演技もできる。それらがワンパターンにならずに、しかも個性を十分に発揮した演技ができる。ラストサムライで渡辺謙さんがハリウッドデビューしましたが、役所さんもいずれ、アメリカのアカデミー賞の舞台に立つ日が来るかもしれません。今年の正月に公開された「油断大敵」という映画のDVDを観て、その思いを強くしました。さて役所さんといえば三谷作品にも出演しています。古くは舞台の「巌流島」のちゃらんぽらんな宮本武蔵の役。次はドラマの「合言葉は勇気!」で、弁護士のふりをする売れない役者でした。そして近々公開の「笑いの大学」でも検閲官の役をされています。ますます期待が高まるなあ。
今年日本に上陸した9個目の台風22号は、強い勢力を維持したまま関東地方南部を通過しました。羽田空港の飛行機はもちろん、各地の電車も影響を受け、運休や遅延が多数発生したそうです。これまでの台風は夜に通過することが多かったので、日中に来たのは久しぶり。たまたま土曜日だったから家にいましたが、これが平日だったら大混乱だったでしょう。小田急線も一時運転を見合わせていたらしい。しかし確かに雨風は強かったけど、家でじっとしているのも嫌なので、車で相模大野まで買い物にでかけました。駐車場はいつもの立体駐車場。ここなら雨がしのげます。傘を持って街に出ました。さすがに人が少なかった。今日は平日かと思ったくらい。それでもくじけません。着るものを買って、遅いお昼ご飯を食べて、CD屋さんに行って、本屋さんに行って、さあ帰ろうか。と思ったら外は暴風雨。傘なんて意味がない。駐車場にたどり着くまででびしょびしょになりました。雷もゴロゴロ鳴ってるし、あとはずっと家でおとなしくしていましょ。
1ヶ月1万円生活というテレビ番組のコーナーがあって、たまに見ていました。食事や光熱費を削って節約を競う企画です。先日放送されたスペシャル番組を初めてちゃんと見ました。細かいルールは知りません。とにかく4人の芸能人がそれぞれ与えられた部屋で生活をする様子をカメラが追っています。チェックポイント毎に残金を確認して、少ない人が脱落するようです。顔を洗う水の量を節約したり、調理時間を縮めるために材料を細かく切ったり、食材を節約するために朝市に行き、野草を取り、海に入って魚を捕まえる。工夫は各人様々です。でもねえ、どうみても4人の生活のレベルが違うんですよね。一方で見た目もきれいで栄養もある食事を作って食べているかと思えば、かたや海でモリを使って取った小さい鮫を素揚げにして、かけ蕎麦に乗っけて食べている。節約するにも程があるんじゃないかなあ。それに食費の明細がよく分からない。中にはそれは安すぎるとだろ思う素材もありました。そんなところがどうも気になっちゃいました。
そこに至った経緯はよく覚えていないのだけど、ワインの飲み比べパーティーをやるべえと、スカッシュ仲間で我が家に集まってお食事会となりました。ならばワインはちょうどフェアをやっていた南町田のカルフールまで買いに行きましょう。さすがにフランス系のスーパーですね。それはもうより取り見取り。3本1500円というお手軽なものから1本数万円のものまでずらりと並んでいました。これだけ多いと知識が乏しい自分にはどれを買っていいのやらよく分かりません。結局手ごろな値段のロゼのシャンパンという変化球で手を打ちました。そんなわけで、白、赤、シャンパンと諸々集まり、順に空けて味見。うーんこの口に拡がるみずみずしい芳香が、、、なんて偉そうなことが言えるはずもなく、飲みやすいね、甘いかな、美味しいよという単純な感想でぐびぐび飲んでいました。美味しいチーズとハムの取り合わせもよく、飲んで食べて遊んで、日付が変わる頃まで騒いでお開きとなりました。ふとみると空いたワインが5本?そんなに飲んだっけ。
今年のパリーグの優勝は西武ライオンズに決まりました。上位3チームによるプレーオフ。西武はレギュラーシーズンで2位通過ながら、第1ステージの対日本ハムを2−1で、第2ステージの対福岡ダイエーを3−2で破って勝ち残りました。1戦たりとも無駄にできない緊張感があってレギュラーシーズンよりも中身の濃いいい試合だったと思います。プロ野球もやれば面白くなるじゃないですか。上位チームの独走でシーズンが決まってしまうと下位チーム同士の試合はだれちゃいます。しかしリーグ3位に入れば優勝の可能性があるとなれば、やる気も変わってきます。中日に大差をつけられて低迷している巨人から、「優勝が決まるまで諦めません」なんて空虚なコメントも聞く必要がない。これはなかなかいいやり方だと思います。いっそのことワイルドカードなんかも取り入れて、4チームで日本シリーズを争ったらどうでしょう。まずリーグを3つに分けます。それぞれの1位チームとワイルドカードのチームでトーナメント。いかがでしょう。
ガッツ石松さんが注目されています。と言っても急にどうしたということではなく、お笑い芸人のはなわさんが伝説の男というネタで彼の面白い言動を紹介しているからです。昔からあの天然のキャラクターは変わっていませんからね。ガッツさんはテレビのバラエティーだけでなくドラマや映画でもしばしば起用されています。芸能界には無くてはならない存在感はぴか一です。これだけ自分の話をネタにされたのに、本人は怒るでもなく逆にはなわさんを応援しちゃうのだから大物です。ついでに自分も本も出してブームに乗っかろうというのはご愛嬌でしょう。でも数々のネタは、ガッツさんだからこそ笑えるのであって、もっと言えばウケを狙っていないからいいのです。先日、ラーメンを主題にしたドラマにガッツさんが出演していました。いいわき役でした。でも残念なのは、おそらく脚本でガッツさんらしいセリフを言わせていたこと。まったく必然性の無いセリフで面白くもないし周りの反応も不自然でした。視聴者をバカにするなと言いたい。
熱帯JAZZ楽団の2002年のコンサートがDVDになっていました。これが今まで5000円位で売られていたのですが、何故かこの度価格改定があって半額になりました。中身は変わっていないとか。なんででしょうね。大量生産でDVDのメディアが下がったから?ではないよね。まあこちらとしては大歓迎です。セルDVDも高いものはめちゃくちゃ高いけど、海外物の映画なんかどんどん安くなっちゃってます。今までが高すぎたのかもしれません。と言うことで熱帯JAZZ楽団、買いました。正確に言えば溜まったポイントカードと交換しました。ふふふ得した気分だ。えーと、ポイントは50000円買って3000円分買い物ができるから、ざっと6%の還元になりますか。冷静に計算すれば全然安くない。まあいいか。閑話休題。熱帯JAZZ楽団は今年の正月に初めて見に行って、期待以上に面白かった。そのコンサートの興奮を再び味わいたくて買ったのです。で、その感想は、会場にいるとき程の迫力は感じないけど、DVDでもなかなかいい。もっと他のバンドのも出ないかな。
また金八先生が始まります。一回目の放送を久しぶりに見ました。最初のシリーズが放映された時、自分は中学一年生でした。ドラマの中に再来年の自分を重ね合わせ、この先あんなに大変な日々を過ごさねばならないのかと心配したことを覚えています。それからたのきんトリオを筆頭に出演している生徒がすごく大人に見えました。そして時は流れ、僕自身が金八初登場の年齢を越えた今、ひねた大人の目でドラマの中の中学生を見ると、ずいぶん子供だなあと思ってしまいます。それに金八先生の立場が弱すぎる。金八さんが黙れと言えば、教室がシーンとなるはずじゃないですか。それが教室でまともに人の話を聞かないとは。あれは当たり前のことなんでしょうか。もしも自分の子供がその場にいたとしたら、さぞや心配になるだろうと思います。唯一、数学の乾先生が相変わらずだったのが救いです。今シリーズは麻薬と知的障害のテーマから始まるようです。どちらも重いテーマです。この先どう展開して行くのか気になるけど、はたして見続けるかな。
和田誠さんが描くジャズミュージシャンのイラストに、村上春樹さんがそのミュージシャンに関する短い文章を付ける形式の「ポートレートインジャズ」という本がありました。今まで2冊出ていたものをまとめて1冊の文庫になったので買ってみました。お二人ともジャズ好きで、和田さんはジャズの映画を作っていますし、村上さんも小説の中でよくジャズの曲が登場します。その二人が自分の好きなジャズの曲をかけながら作ったのが先の本だそうです。和田さんのイラストはあちこちで目にします。2次元的なタッチの似顔絵が好きです。それはジャズミュージシャンになっても同じ。こわもての巨匠でもとても親近感のある表情に描いています。村上さんの文章は相変わらず高尚です。個人的な思い出を綴っているのですが、それがかなり抽象的なんですね。言われてみればそんな気がするのだけど、どうしてこんな言葉が綴れるのか不思議です。まあでも、自分が好きなものを存分に描いたり書いたりした本ですから、こちらも楽しくなっちゃいました。
運転免許の更新に二俣川の運転免許試験場まで行ってきました。前回は最寄りの警察署で済ませたので二俣川へは8年振りです。相変わらず古い建物でした。警察署での更新は平日だけなので、週末に更新するなら試験場に行かねばなりません。でも試験場なら即日発行されます。今回はゴールド免許での更新でしたので、一通りの手続きを終えたら30分の講習を受けてお終いでした。わずか30分で何をするのか。前半はおきまりの交通安全に関するビデオを見て、後半は道交法の改正について説明がありました。ゴールド免許は5年と40日無事故無違反で貰えますが、違反が1回かつ3点以下なら、色はブルーですが有効期間は5年に延びているんだそうです。それから免許の期限もこれまでの誕生日までから誕生日の前後1ヶ月となっています。へ〜〜。でも11月から変わる携帯電話使用に関する説明はいっさい無かったけど、そっちをもっとアピールすべきなんじゃないでしょうか。ともかくこれで、次の更新は5年後です。二俣川の建物は新しくなるかしら。
また台風が日本に近づいています。第23号が沖縄付近で本州を窺っている状況で、さらに24号も南の海上に発生している模様。年間に発生する台風の数は平均26.7個だそうで、もうここいらで打ち止めにしてもらいたい。ところで、台風に番号を付けているのは気象庁です。毎年1月1日以降に発生した順に1から番号を振ります。それとは別に個々の台風には名前があります。戦前は上陸した土地の名前で呼ばれていたり、戦後はアメリカの管理下で英語の婦人名を付けていた時期もありました。それが2000年から、北西太平洋領域の14カ国の政府間組織である台風委員会で決められているそうです。実はすでに各国10個の名前を挙げてあってそれを順番に使い、140個まで行ったら一巡するらしい。例えば今回の23号は「トカゲ」で、日本の星座の名前。24号は「ノックテン」でラオスの鳥の名前だとか。ま、何てことが気象庁のホームページに載っていて、最新の台風情報を見るついでに知ったのでした。それにしても日本が付けた名前ってダサいんですけど。
朝の電車で一緒になるおじさんがいます。年齢は40代後半かなあ。ポマードで髪を撫で付けて、カバンを肩から斜めにかけて、ノーネクタイだけどスラックスといういでたちです。さわやかな印象ではありません。ちなみに挨拶をしたことも、声をかけたこともない。ホームの同じ所から乗って、同じように本厚木で乗り換えて、僕より先の駅まで乗っていきます。そのおじさんの行動が気になります。必ず手に何かを持って読んでいます。新聞ではありません。パソコン系の雑誌が多い。雑誌が無いときは旅行会社のちらしなんかを丁寧に読んでいる。はたまた携帯電話でFMでも聞けるんでしょう。ヘッドフォンを耳につけて熱心に携帯の画面を見て調整していたこともありました。何か文字を見ていないといられない性分なのです。本厚木で乗り換える時は、向かいのホームにいる電車の座席を確保するために、必ず出口の最前列を確保しています。またそのダッシュの早いこと。毎日けなげに走るおじさんを、目を合わさないようにしながら応援しています。
スカッシュ用品で一番困るのは、実はシューズです。ラケットも輸入品ですが、種類もメーカーもそれなりにありますし、代理店もしっかりしているのでスポーツクラブや専門店に行けば吊るしで売られています。ところがシューズはそうは簡単に行きません。信頼のおけるシューズを作っているメーカーはHI-TECが唯一と言っていいくらいです。でも今まで日本には専門の代理店がなかったんですね。だからどこかの店がまとめて輸入しても、サイズを探すのが難しかった。僕は最近まで構造が似ているバドミントンシューズを使っていました。それもいい加減くたびれてきた。そろそろ変えたいなあと思っていたところ、新製品が入ってきたタイミングで、HI-TECのシューズを首尾よく買うことができました。しかも最近流行りの真っ赤なやつを。スカッシュも派手になったものです。まだ履きならしているところですが、履き心地はまあまあかな。それよりも、真っ赤な靴を履いている自分の姿に違和感があるんだよね。他の人が履くのは気にならないのに。
例えば1mの長さを測りたいとしますよね。物差しを持ってきて、被測定物に当てて測ればよい。その値は98.6cmとか100.2cmという値になるでしょう。これがやっかいなんです。測定作業にはばらつきがあります。10回測って全く同じ値が出るかというと厳密には違う。測る人が変われば、あるいは別の物差しを使えば、あるいは室温が変われば、値は変わります。ざっくり何センチか知りたい場合は、こういうばらつきは無視できる。しかしもし、その物が100.000cmか100.001cmかの違いを知りたいとするとこれは大変なこと。誰がいつ何回測っても変わらないような、正確な測定が求められるのです。まず物差しの100cmは正確か校正が必要です。次に人によるばらつきを無くすために測り方を決めます。物差しの移動の仕方とか目盛りの読み方とか。そして測定も複数回行って、平均なりを計算して求めます。そこまで慎重になると、出てきた値が逆にどんどん疑わしくなる。最後は自分自身が信じられなくなってしまう。いま、そんなことが悩みの種です。
そろそろプロ野球の新球団誕生の可否が決まります。その裏で近鉄、巨人、西武、ダイエー、横浜、阪神、これだけのプロ野球球団のオーナーが今シーズン限りで変わりることになりました。新球団の参入を渋っていたオーナー会議の面々が、その中心的な役割であった巨人と西武のオーナーを含めてほぼ半分がやめていくのです。ライブドアの社長をコケにして、選手会の要求をはねつけ、あれだけ強気だった態度が一転、自分たちへの風向きが強くなったと見るや、都合の良い理由にかこつけて逃げ出しています。引き際が見苦しい。可哀想なのは明治大学の一場選手で、もちろん金銭を受け取ったのは褒められることじゃないけれど、巨人の問題が発覚したとき、実は他の球団からも貰っていたことを黙っていたことが明らかになったわけです。あのとき、貰ったのは巨人だけじゃありませんとはっきり言ってしまえばまだよかったんですけどね。これで実力以外のところでプロ選手としての道が閉ざされるかもしれません。つくづくプロ野球はダメですね。
午前中に友達のお父さんの告別式に参加しました。60歳は超えていたけどまだ現役で働いていて、体の不調を感じて病院に行ってからあっという間に亡くなってしまったそうです。故人のご冥福をお祈りしたします。淡々と進行する式を見ていて、去年のなっちゃんの時の切ない気持を思い出しました。うって変わって夜はスカッシュ仲間の結婚式の2次会に参加しました。横浜駅近くで行なわれるということで、みんなで乗り合わせて車で現地へ。道は意外と空いていて、早めについたので車を停めてから喫茶店でお茶をしていたときに、例の地震に遭いました。ビルの8階だから揺れが大きいかったかななんて話をしながらパーティーへ。賑やかな宴は久しぶり。主役の二人も輝いていたし、なかなかおしゃれなお店で面白かった。末長くお幸せに。さて帰りましょうかと車に乗ってテレビを付けたら、どこもかしこも地震のニュース。まさかそんなに大変なことになっているとは。怖いねえ。被災地の方々が一日も早く復興できますことを願ってやみません。
今週末はとてもハードです。今日も朝早くからスカッシュの練習会に行ってきました。実は二三日前から喉が痛いんですよね。昨夜も鼻水が止まらなくて、ベッドの周りをティッシュだらけにしてた。軽めにしておこうと、家をでる時には思っていたのだけれど、結局はみっちり汗をかくまで頑張ってしまった。なんとなく声もおかしくなったような気がする。やばいかなあ。こんな時はマッサージでもしてもらってすっきりしなくては。過去何度か足裏マッサージで風邪気味が解消したという経験があります。痛いのは嫌なんで、痛気持ちいいくらいのリフレクソロジーに向かいました。足を40分ボディ20分のコース。足裏は全身の反射区があると言いますが、本当に痛いところと気持ちいいところがあるよなあ、なんて思っている内にウトウト。その後下半身のマッサージもして貰ってもあーすっきり。これで風邪もちょっと解消されたかな。腰が張ってましたとは担当してくれた人の感想。でも肩も結構張っていたって。肩凝りの自覚は全然無いんだけど、はて?
大学ラグビー対抗戦グループ、明治対帝京の一戦の録画放送を見ました。明治大学はかつて大学ラグビーの頂点にいたものの、最近は低迷が続いていて、慶応や早稲田に後れを取るばかりか帝京大学にも昨年の公式戦で2連敗しています。明治にとってはその雪辱をして、後半の対戦にはずみをつけたいところ。かたや帝京大学は、シーズン前の交流戦で現大学日本一の関東学院大学に勝利して、対抗戦グループでの優勝候補に挙げられながら、すでに慶応に負けています。ここは確実に勝っておきたい。そういう試合でした。試合は前半から帝京大学優勢で進みます。明治は常にボールを支配されて自陣にくぎ付け。でも前半を終わって点数は13-5と、それほど離れません。後半も状況は同じ。しかし数少ないチャンスをものにする明治がするすると逆転し、結局22-13で勝ってしまいました。帝京はくやしいでしょうね。ゴール前での単純なミスが多すぎました。劣勢でも最後まで集中力を維持した明治大学の見事な勝利です。やっぱりラグビーは面白いね。
日本シリーズも最終戦まで決着が付きませんでした。先に王手をかけて名古屋ドームに帰ってきた中日ドラゴンズ。地元で優勝をという願い虚しく、二日連続で打線が押さえ込まれ、西武ライオンズに逆転優勝をさらわれました。伊東監督は初采配で初優勝という偉業です。特に終盤、プレーオフから日本シリーズまで、全て最終戦にもつれ込みながらも粘り腰で勝ち上がってきました。おめでとうございます。さぞや疲れも溜まっていたことでしょう。選手が一丸となって、また要所要所で主役が期待通りの活躍をしたことも勝因だったと思います。かたや中日は残念でした。おなじく初采配だった落合監督のオレ流は有言実行。あと少しで日本一を逃しましたが、昨年から補強無しで望んだシーズンでこれだけの成績を残したんですから、これはもう立派というしかないでしょう。大切なのは有名な選手を集めることではなく、どうやって個々の選手の実力を引きだすかってことですよね。目をかけられて期待されればやる気も出る。それがよく分かりました。
風邪が流行っているようです。自分はハードな週末の疲れから体調を崩したと思っていたのだけど、よくよく聞くと周囲でも風邪を引いたという話しを聞きます。そういや足裏マッサージをしてくれた人も、体調が悪い人が多いようですと言ってたっけ。色々聞くとお腹にくる人と鼻水が出る人がいるみたいですが、僕は後者です。金曜日位から喉の痛みを感じていて、月曜の朝に少し熱が出ました。鼻水が止まらなくて一日中ボーッとしていました。一昨日、昨日と夜は家でおとなしくしていて寝る時間も早くしたので、今朝にはだいぶ回復しました。熱はもうありません。喉の痛みも無くなった代わりに痰が絡むようになりました。あまりひどくならなくてよかった。完全復調まではもう少しというところでしょうか。それにしても週明けから寒い日が続きますよね。日中は会社にいるからよく分からないけど、特に朝晩は冷えます。風邪で寒けがするのかと思っていたけど、実は気温が下がっているだけみたい。くれぐれも体調管理には気をつけましょう。
最近お気に入りの奥田英朗さんの「東京物語」を読みました。奥田さんは岐阜県出身で、東京に出てから雑誌編集者、プランナー、コピーライターといった職業を経て作家になったそうです。この物語の主人公も奥田さんと同じ年齢です。高校卒業と同時に名古屋から東京に出てきて、大学を中退して小さな広告会社で働く青春の日々を描いています。そして物語はあと10日で30歳の誕生日を迎える日に、おれは将来何になるんだろうというところで終わっています。どこにも書いてありませんが、きっと作者の体験談が元になっているんでしょう。時代的には1970年代の終わりから1980年代にかけて。キャンディーズ解散、江川卓初登板、ジョンレノンの死、北の湖引退、バブル景気、ベルリンの壁崩壊などの出来事が続々と出てきます。自分も同じ時代を体験した一人として、楽しく読み進めることができました。主人公と自分は歩いてきた道が全然違うんだけれども、ああそう言えば自分の場合はどんな事があったっけな、なんて懐かしく思い出します。
スポーツクラブがあるので、週に何回も町田に行っています。でもそのほとんどを車で行ってしまうので、駅周辺をぶらぶらすることはありません。今日は会社帰りに電車で町田まで足をのばしました。時間も遅いので、とりあえずヨドバシカメラに行きましょうか。初めて新しいiMacを見ました。写真で見るとすっきりしてるのに、実物は思ったより存在感があります。液晶が大きいと画面は見やすくなりますが、その分威圧感が増えますよね。それはノートパソコンも同じです。PowerBookもiBookも12インチの方がしっくりします。次に買う時もこのサイズにしようっと。新型のiPodが発表されたばかりで、それはまだ展示していませんでしたが、iPod Miniは全色在庫があるようでした。他のメーカーから類似品がたくさん出ていますが、やっぱりiPodが一番すっきりしていていいと思います。さてその他の売り場もぶらぶらしていたら、あっという間に時間が経ってしまいました。お腹もグーグーなっています。あらためて、ゆっくり来ることにしましょう。
冷たい雨の降る土曜日でした。今日は夕方から茅ケ崎の市民文化センターでジャズコンサートを聴きに行く予定だったのですが、この雨の中歩くのは寒そうだったので車で向かいました。こういう時に心配なのは駐車場。路上駐車をしたくないのは言うまでもありません。できれば近くに安い駐車場があって欲しい。時間貸しでも上限が決められているところならまあいいでしょう。早めに現地に着いたとき、あいにく施設の駐車場は満車でしたが、隣にあるジャスコに大きな駐車場がありました。ここなら買い物すれば何時間かは無料になるでしょう。とりあえず入れておこうか。しかし夕方の買い物客が集まる時間帯です。駐車場の中は空きスペースを探す車と出て行く車が入り交じって大混乱していました。なんとか置けたけど、行き慣れない駐車場はすぐはまっちゃうね。今夜のコンサートはスタンダードを独自のアレンジで演奏するM's+2ホーン。期待通りの盛り上がりでしたが、やっぱりジャズは小さいライブハウスで聴く方が緊張感がありますね。
直木賞を受賞する小説は自分にとっては読みやすくて、知らない作家が受賞したと聞いたら、とりあえずその著書を本屋で手にとってみます。ところが芥川賞の方はダメなんですね。純文学っていうんですか。自分が純粋でないからなのか、どうも感じるものがないのです。作家と自分の感性がかけ離れているんでしょうか。それでも先日吉田修一さんの「パークライフ」という作品が文庫になっていて、裏表紙の解説にスターバックスの珈琲を片手になんて言葉があったので読んでみました。でもやっぱり分からなかった。書いてある言葉は理解できるし、描いている情景も主人公の心情も分からないでもありません。でもやっぱりダメなんです。裏表紙の解説には男と女の微妙な距離感を描いた傑作小説とありました。その微妙なところが汲めません。僕にはオチがないじゃないかと思っちゃうんです。だからなに?って。作者は僕より年下です。そういえば芥川賞は現役大学生も受賞してましたよね。純文学は僕には一生理解できない分野なのかもしれない。
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