7月1日(Thu): 廃棄

会社のPCが最新のOSに変わってしばらく経ちました。さすがに動作が軽いし、起動時間が早いから再起動も苦になりません。今まで使ってきたNTと新しいXPとでそこそこ使い勝手の違いはありますが、概ね満足しています。今回のリプレースはPCごと交換でしたので、そうなると前のPCをどうにかしなければならない。用途を限ればまだ使えるのに、サポートの切れたPCは使うなとの社内のお達しもあるので、やむなく廃棄する運命です。捨てる前にHDDのデータを消去して机の下から引っ張り出しました。キーボードもマウスも長いこと使いましたね。壊れてないのにお別れするのもちょっと寂しい。せめてHDDだけは使い続けようかと、中からはずして新しいPCに移植しました。わずか?10GBの容量なんですが、データのバックアップ用には使えるでしょう。今回、このような廃棄する予定のPCは、実験用も含めて自分が関係したものだけでざっと5台くらい。会社のものは売るわけにもいかないし、自宅に持ち帰ることもできません。地球に優しくないね。

7月2日(Fri): レンタルDVD

じつに久しぶりに、レンタルビデオ屋さんの会員になりました。某大手TSUTAYAさんです。秦野駅改札前にあるので通勤途中で借りるのに便利なんです。ビデオもCDももちろん借りられますが、もっぱらあてにしているのはDVD。これまでにも電車待ちの時間にふらりと寄って、面白そうだなあと思うDVDがいくつかあったのです。7泊8日ってのを早速借りてきて観ました。「アパートの鍵貸します」という1960年公開のアカデミー受賞作品です。脚本はビリーワイルダー、主役はジャックレモンとシャリーマクレーンです。自分が生まれる前の作品で、画面はもちろんモノクロ。ビリーワイルダーは三谷幸喜さんが敬愛している巨匠です。いやー面白かった。シャリーマクレーンが奇麗でしたねえ。近代の映画のように映像技術で魅せるのではなく、あくまでストーリー勝負。映像はモノクロなんだけど、まったく色あせて見えません。エンディングまであっという間に観てしまいました。DVDレンタルいいじゃないですか。これからちょくちょく利用させて貰おう。

7月3日(Sat): レンタルDVD2

寝坊した起き抜けに、昨日もう一つ借りてきたDVDを見ました。2000年に公開された金城武さん主演のスペーストラベラーズです。フジテレビが制作に加わっていて、踊る大捜査線と同じ本広監督の作品です。実は劇場にも観に行って面白かった印象があったので、もう一度見てみたかったのです。しかしDVDを買うまでもない。こういうものはレンタルが合っています。お粗末な銀行強盗のいわゆるシチュエーションコメディーです。深津絵里さんや筧利夫さんが出てたり、踊る大捜査線との繋がりもあって、細かいところでも笑えます。ここでは渡辺謙さんが謎のテロリスト役で出演しているのですが、これがまたいい存在感を出しています。ラストサムライもよかったけど、こういう小さな作品でも貫録十分でした。やっぱりもう一度見てよかった。そしてまた、レンタルなのにそれなりに特典映像が付いていました。メイキングや本編に出てくる架空のニュース番組、はたまたカットされた映像など、なあんだ、レンタルでも充分楽しめるじゃないですか。

7月4日(Sun): 鞄

会社に持って行く鞄が意外と重いことに疑問を持っています。仕事のものは持ち歩かないし、たいしてモノは入れていないはずなのに、どうして軽くできないのだろう。鞄そのものもA4サイズの書類が入るそれなりに頑丈なものですから軽くはない。それに朝は昼飯のお弁当が入っている。でもそれだけが原因じゃありません。何が入っているかもう一度確認してみました。いつ雨が来ても大丈夫なように折り畳み傘を持っています。シャッターチャンスはいつ来るか分からないので小型のテジカメを持ち歩いています。それから電車の中で音楽を聞くためのiPodとヘッドフォン。電車で読む文庫本。他に細かいモノがいくつか。どれも個々には軽いのだけど、それが集まると意外と重くなるんでしょうね。さあ鞄を軽くするためにはどうすればいいんでしょう。天気予報で雨の心配がない時は傘を持たない。カメラは携帯に付いているからデジカメは持たない。それでもだいぶ軽くなりました。でも根本的な解決にはなっていません。なんかいい手はありませんかね。

7月5日(Mon): 寂しい駅前

北口駅前の再開発が始まります。と聞いているのに実際に工事が始まるのはいつなんでしょう。それらしき動きは見えません。ただ開発にひっかかるお店の閉店は徐々に始まっています。ビルが空き家になると、入り口にバリケードを作って立ち入り禁止にする。そんな日に日に殺風景になる道をとぼとぼ歩いています。駅ビルのテナントも閉店するんですね。本屋くらいしか行かなかったけど、いざ無くなると思うと名残惜しいものです。箱そばとかマックも無くなるのかな。ところで3軒くらいある小さな不動屋さんはまだ店を閉める雰囲気がないのですが、再開発と何か関係あるのかな。そんなこんなで、ますます寂しい駅前になってしまいました。整備が終われば活気が戻ってくるんですよね。夜の9時過ぎに駅に下りて、家までの途中に立ち寄れるのはコンビニかアダルト中心のDVD屋か薬屋くらい。これじゃ悲しいじゃあないですか。本屋さんとか、24時間のレンタルショップとか、小じゃれた喫茶店とか、せめてスタバとか、できないかなあ。できないよね。

7月6日(Tue): 買収反対?

プロ野球の合併問題。オーナー側と選手&ファン側と、それぞれの意見の違いから、ようやく背景が見えてきたような気がします。選手やファンにしてみれば、今のチームをそのままの形で残して欲しい。つまり箱はともかく中身は変えたくない。そりゃあそうですよね。これまで敵味方で戦ってきた相手とシャッフルしてさあ仲良くやりなさいって、そりゃないよ。主力級ならまだしも、合併で箱から溢れる選手だって出てくるんですからね。ファンだって選手あってのチームでしょうから、合併しても応援よろしくと言われてもねえ。だからチームを買収すると手を上げてくれる企業があれば、そりゃあ応援したくもなりますよ。でもオーナーは違うんですね。特に当事者は。合併ということはチームを手放すことと違うわけです。これまでの赤字を分け合って、チームが生まれ変わることの効果から収益アップを見込んでる。うまくいけば、これまで無かった人気チームとの対戦を主催できる。そりゃあ買収には反対するはずです。でも虫が良すぎないか?

7月7日(Wed): 寝苦しい夜

まだ梅雨時期だというのに寝苦しい夜が続きます。雨はさほど降らないけど湿気は十分に高い。なかなかぐっすり眠れません。ベッド脇の扇風機を付けても暖かい空気をかき回しているだけで、ほんの気休め程度にしかならない。エアコンをつければいいのだけど、そこはそれ小市民の悲しさで、一晩中つけるのは勿体ないと思っちゃうじゃないですか。寝るときに付けてタイマーで消せばいい。はい、大抵はそうしています。でもね、エアコンが止まってからが余計に暑くなる。冷房効率が悪くなるから、エアコンを付けるときは部屋の窓や扉を閉めますよね。エアコンが止まった後、その狭い空間で大人が二人熱を発しているとすれば、そりゃあっという間に室温が上がります。そうして朝になれば汗びっしょりというわけです。ならば部屋を開けっ放しにして扇風機を付ければ、と堂々めぐりになってしまいます。毎年のことなんですけどね。家の熱気が吹き抜け部分から二階に集まってくる。朝起きて、まずシャワーを浴びて汗を流すのが日課になっています。

7月8日(Thu): 寝苦しい夜2

やっぱり寝苦しいのはよくない。暑いのを我慢して汗をしぼり出すのはサウナだけで充分。ということで、なるべく我慢しないでせっかく買ったエアコンは有効に使いましょう。ウチにはリビングと寝室に2台エアコンがあります。どちらもそれなりに消費電力がかかる。我が家のブレーカーはあまり大電流を流せないので、やたらと付けると停電しちゃう。今、試してみたらエアコン2台同時稼働は大丈夫でした。一安心。これに電子レンジと炊飯器とドライヤーと乾燥器なんてやったらアウトでしょうね。ところで、去年の事を覚えていますか。安全性に疑問が持たれ、電子力発電所が次々に稼働を停止して、夏場の電力不足が心配されていました。それに合わせて会社のエアコンの温度設定が高くなり、一日の中の稼働時間も短くなりました。電気が急に落ちると壊れそうな機械には無停電電源装置も準備しました。結局大きな騒ぎにはなりませんでしたけど、今年も省エネを目的にそれらの節約は活きています。でもやっぱり、暑い夜はエアコン付けようね。

7月9日(Fri): 工場見学

ちょっと小旅行。夏休み前で予約も簡単に取れたので、今回は蓼科にある会社の保養所に泊まることにしました。さて見知らぬ土地に行ったらジッとしていられない性格です。今回はどこへ寄りましょう。一日目は南アルプスの麓にあるサントリーのウィスキー工場をメインに据えました。そこへ行く途中に「翁」というそば屋さんへ。ネットで調べると美味しいけど場所が分かりにくいという評判でした。なるほど。ナビに誘導させても何回か道を間違えながら、ようやくたどり着きました。確かに分かりにくい。さて次にサントリー。無料でガイド付きの工場見学をさせてくれます。実は四半世紀以上前、小学生の林間学校で一度訪れたことがあります。その時の印象はウィスキーの独特な薫り。それは今も変わらない。樽の中でひっそりと熟成されるウィスキーの原酒の薫りです。最後に試飲までさせてもらって僕は大満足でした。最後に茅野の味噌屋さんの工場見学。大企業と町の商店と比べる訳じゃないけれど、こちらはかなりアットホームな感じでした。

7月10日(Sat): モノ作り

今回の旅のテーマは「モノ作りの現場を体験する」ことになっています。二日目は念願のそば打ち体験から。僕らが行ったのは小淵沢インター近くの「スパシオ小淵沢」で、日帰り温泉や宿泊施設もあり、陶芸を始めとする手作り体験教室を開いているところです。そばは2人で3人分を打ちました。にこやかなおばちゃんの指導の下、おぼつかない手つきでも何とか形になって、小一時間ほどでそばができ上がりました。あっという間です。もちろんその場で試食ができます。ところが味はともかくそばが短い。包丁で切る時に折り畳んだそばが折れちゃったみたい。むつかしいね。でも面白かったし美味しかった。お腹も一杯になったところで最後にシャトレーゼの工場見学。和菓子やケーキからアイスまで。工場直営で有名なお菓子屋さんです。ウィスキーと同じく、お菓子作りにも美味しい水は欠かせないそうです。こちらは順路に沿って勝手に歩く自由見学方式。途中に試食コーナーもあります。工場の中で動いている機械を眺めていると飽きませんね。

7月11日(Sun): 選挙

参議院議員選挙に行ってきました。事前に報道されていたように、民主党が躍進して自民党が不信です。これを書いている現在まだ開票途中で最終的な結果が出ていません。なので各党とも慎重なコメントしか出ていませんが、民主党は言葉の端々に勝利の確信が見えますし、自民党は負けを覚悟したような発言が出ています。選挙とは言え、各報道機関の地道な調査により投票前におおまかの情勢は分かっているそうです。ですから選挙報道が始まってからすぐ、開票率0%の段階ですでに当選確実が出てしまう。それは間違っていないのかもしれないけど、それって選挙に行く気が失せますよね。結果の分かった選挙に何の意味があるのかって。自分の選挙区に人気の候補者がいたら、行っても行かなくても同じじゃないですか。それからやっぱり納得行かないのは比例代表方式。ある意味で政党の思惑通りに当選者を決められる。タレントやスポーツ選手に政治をまかせたくありませんよね。二足のわらじを履けるほど、政治家は暇じゃないと思いますから。

7月12日(Mon): 脱サラ喫茶店

先日行った蓼科で、とある喫茶店に入りました。風光明媚な観光地からちょっと離れた開発中の別荘地にあります。別荘以外で付近にあるのはゴルフ場くらい。集客力はあまり無さそうな土地柄です。マスターは脱サラして喫茶店を始めたそうです。都内の自家焙煎の店を飲み歩き、見様見まねで店を始めたんだとか。小型の焙煎機を買ったときも業者の人に使い方から教えてもらいました。一から始めて、今は自家焙煎の豆を使った珈琲の提供と豆の販売をするお店になっています。結局は好きだからここまでできたんでしょうね。10人も入れば一杯になっちゃいそうな小さなお店で、営業時間も夕方6時まで。都内で深夜まで営業している喫茶店と比べるとノンビリしたものです。よくよく聞くと人のいない冬場はもともと住んでいた埼玉に帰るということですから、それでよく生活が成り立つなあと感心してしまいました。むしろ、それなら自分もこういう店を始めるのも悪くないかも。珈琲も好きだし、そば打ち方も勉強したからできるかも。なんてね。

7月13日(Tue): 訴追

曽我さんの家族がジャカルタで水入らずの日々を過ごしています。ちょっと日本に行ってくるよと子供に言い残して北朝鮮を出たまま1年9ヶ月、ずっと会えなかった日々はどんなに長かったことでしょう。夫のジェンキンスさんはアメリカ人で、脱走兵として訴追されることを心配しています。米軍在籍時に北朝鮮に亡命したということですから、拉致された曽我さんとは状況が異なります。日本でも、よど号ハイジャック事件の犯人が北朝鮮に亡命したことがあります。彼の地にいるときは逮捕できませんが、帰国したら身柄を拘束するはずです。アメリカにしたらそれと同じことですよね。人道的に配慮する余地はあるけれど、だからといって見逃すわけにもいかない。日本で重犯罪を起こした犯人が、他国で幸せに暮らしているから見逃してくれ、と言われて許せますか。僕はアメリカの訴追に関する断固とした姿勢は当たり前だと思います。罪作りなのはやはり北朝鮮です。しかし彼らの安住の地はどこになるんでしょう。特に子供たちのこれからが心配です。

7月14日(Wed): こち亀は続く

去年の4月に「こち亀」全巻を親父から譲り受けました。その時1巻から細々と読み進め、ようやく1998年に発売された106巻まで達しました。インターネットやデジカメが普及し始めた頃です。最新刊に追いつくまでもう少し。頑張ろう。ちなみに譲り受けたときは134巻あったものが、今は140巻にまで増えています。何ヶ月か毎に本屋さんの漫画コーナーに買いに行くのですが、これがまた分かりにくい。どれもこれも派手な表紙ですから全然目立たちません。いつも探しだすのに時間がかかってしまいます。先日も140巻を買いに行ったんですよ。最初行ったら見つからなくて、次の日に同じ本屋に別の本を探しに入ったついでに今一度探してみたらようやく見つかった。しかも2冊もあった。家に帰ってパラパラめくっていたら、中のページが一部破れていました。交換して貰いにまた本屋に行ったら、在庫がないので返金でもいいですかって。店員さんでも見つけられないのです。残りの一冊があそこにありますと言って、ようやく交換して貰えました。

7月15日(Thu): テレビが見られなくなる

7年後に今のテレビが使えなくなることをご存知ですか。現在の地上波アナログ放送が停まるからです。その代わりに去年の12月から一部の地域で始まった地上波デジタル放送がメインのテレビ放送になります。地上波デジタル放送を見るには専用のチューナーが必要です。欲しい人だけが機械を買って楽しめばいい衛星放送と違って、地上波はほぼ全ての人が買い替えの対象になります。複数台のテレビがあれば、それらを全て置き換える必要がある。総務省の調査によると、このことを認識している人は全国で約半数で、なかなかの認知度だと満足しているらしい。ところで肝心の試聴可能地域を調べてみたら、現状で関東圏ではまだまだ狭い。ウチでも見られないようです。そこで悩みが生じます。テレビの耐用年数は現在10年位だそうです。7年後に使えなくなるテレビやHDDレコーダーを今買いますか?ちょっと困っちゃいますよね。一応アナログもデジタルも見られるチューナーもあるけれど、数は少ないし高いし不便。さて、7年先は遠いのか近いのか。

7月16日(Fri): 本屋さん

久しぶりにゆっくり本屋に行きました。雑誌ならコンビニにも置いてありますが、それだけじゃあ物足りない。大きな本屋さんであてもなくぶらぶらするのが楽しみです。会社帰りだと本厚木の有隣堂に行くことが多い。売り場面積も広くて、専門書から芸術関係まで一通り揃っています。今日は本日発売の本を買いたくて行きました。都内じゃないからそんじょそこらの小さな本屋さんには置いてなさそうだから。ちゃんと平積みになって売ってましたよ。さてその他にも物色しましょうかね。新刊本、文庫本、雑誌、専門書、ジャズ関係、食べ物、文芸物、まあ色々あって飽きませんね。見ているだけではなくいつの間にか鞄に本が何冊も入っていました。あ、万引きしたんじゃないですよ。ちゃんと買いましたからね。いつも言いますが、こういう本屋さんが家の近くにあるといいなあ。ところで新宿のルミネにもあった青山ブックセンターが閉店するんだそうです。ショック!

7月17日(Sat): あざみ野

東急田園都市線のあざみ野駅からちょっと行ったところに、三規庭という小粋な店舗空間ができたらしい。雑誌で見かけてWebで情報を得て、行ってみました。町田でトレーニングした後の夕方で、さぞや途中の道が混んでいるだろうと思ったらさにあらず。玉川学園駅前から青葉台を抜けて行ったらあら早い。不慣れな道をナビ様の言う通り走って正解でした。さてその三規庭には食べ物屋さんとインテリアショップなどが入っています。全体の数はそんなに多くありません。おまけに一つ一つの店もそんなに広くないので、あっという間に一回りしてしまいました。しかし夕食を食べて行こうかというには、美味しそうなんだけどちょっとお高い店が多い。結局、駐車場代を浮かせるために酒屋さんで焼酎を買っただけで出て来てしまいました。ちなみに、その酒屋さんは九州と沖縄の焼酎や泡盛の品揃えがかなりのものでした。周りは高級住宅街で、お客さんはそれなりに来ていたけれど、売り上げは期待できそうにないんじゃないかなあ。やって行けるかな。

7月18日(Sun): 伊東四朗一座

伊東四朗一座旗揚げ解散公演@本多劇場を観に行きました。東京の喜劇役者として常に第一線で活躍してきた伊東四朗さんを座長に据えた三宅裕司さんの企画だそうです。劇団SETの協力の下、集まったのはラサール石井さん、小宮孝泰さん、小倉久寛さん、東貴博さん、河本千明さん他。2時間ずっと笑いの連続でした。三宅さんと小倉さんのコンビは絶妙ですね。ハイテンションの演技をずっと続けていたラサールさんも面白かった。亡き父親の友人でもある座長に対して堂々の演技をした東さん。そしてやはり、伊東さんのかもし出す雰囲気は期待を裏切らないものでした。それがテレビではなく、すぐ目の前で繰り広げられていたことが不思議な感覚です。小さい劇場でお客さんの近いところでやりたかったそうです。僕らは真ん中より後ろの席でしたが、そのお蔭で充分に楽しめました。本多劇場は下北沢にあります。どうせですから公演の前後に街を散歩しました。小さい店と人が多くて、相変わらず賑やかなところです。それにしても暑い一日でした。

7月19日(Mon): DVDレコーダー

遅めの朝ご飯を食べていると、実家からビデオデッキから音が出ない、どーしようという電話がありました。よくよく症状を聞くと修理は避けられない様子。10年以上使っているから新しいものを買ってもよいのだが、という相談でした。ありがちな状況ですね。都合よく僕も今日は暇だから、今から新しいのを買って行くよということになりました。どうせならDVDレコーダーにしたらというこちらからの提案に対し、親からの要求は2点。まだビデオも使いたい。できればソニーがいいと。そこで80GBのHDD付きDVDレコーダー1台とVHSデッキを1台買いました。売り場には各メーカーの機種がずらりと並んでいますが、ある程度条件が決まっていれば選ぶのは簡単です。店から実家に行って、2台を接続して電源ON。取説を見ながら簡単な使い方まで説明して来ました。ビデオはまだしも、DVDレコーダーは操作に癖がありますね。新しい機械が2台も増えたから、親もさぞや混乱していることでしょう。使いこなせれば便利だから、はやく操作に慣れてね。

7月20日(Tue): ダビング

昨日、実家でビデオデッキとDVDレコーダーのセッティングを終えて、まずやってみたのはVHSテープからのDVDへのダビングでした。ずいぶん前にテレビを録画したお気に入りのビデオがあるのだけど、その時の電波状態が悪くて残っているのは汚い映像です。その後、その番組は再放送されていないので、そんな状態でも自分の中では貴重なビデオになっています。そこで、テープが劣化してダメになる前に、とりあえずDVDにダビングしてみようと考えたのです。正味2時間を超える番組だったので、DVDへの録画時間を延ばすために標準より低めの画質に設定しました。ただしノイズ除去の機能はオンにして。そして結果は、なんと映像が奇麗になっているではないですか。ちょっと感動。これならダビングする価値はおおありです。よくよく調べてみると、昨日買った機種には一旦HDDに一番高画質でダビングしておいて、そこからDVDの容量に合わせて画質を調節して再ダビングするなんていう機能もついていたそうです。使いこなせれば便利なんですねえ。

7月21日(Wed): 雷雨

ものすごい雷雨でしたね。と言っても局所的だったようで、かみさんによると自宅の周りではパラリと来てすぐに止んだそうです。すごかったのは会社の周り。確か4時頃でしたかね。窓の外がピカピカ光っていました。よく見ると丹沢方面の空が暗くなって、そこから糸を曳くように次々に稲光が落ちていました。あんなに見事な稲光を見たのは初めてです。この瞬間をカメラにと思ったけれど、一瞬の内に消えてしまうものは難しそう。しばし仕事を忘れて窓の外をボーッと見ていました。やがてものすごい豪雨が始まり、水滴が窓ガラスを横殴りに叩きます。車から乗り降りする人も大慌て。一瞬でバケツをひっくり返したような雨になってしまいましたからね。落雷の影響で小田急線も信号機故障を起こし、運転を見合わせていたそうです。いやーすごかった。身近に被害がなくて何よりでした。しかもこの雨のお蔭で記録的な熱気もようやく和らいだ。朝から暑いもんだから参っちゃいます。夏は暑い方がいいけど、それにも限度ってモノがあります。

7月22日(Thu): たまには走ってみた

有酸素系の運動をサボっていることを反省して、久しぶりにスポーツクラブのトレッドミルで走ってみました。よくある、ぐるぐる廻るベルトの上を走るやつです。ただベルトが回転するだけの機械ではありません。脈拍を測り、一定の心拍数を保持してくれたり、ベルトの傾斜を変えて上り坂や下り坂をシミュレートしてくれたりします。何だかんだで機械も大きくなって、きっとお値段も高いんでしょうね。でもね、その上で走るってやっぱり虚しい。まず一生懸命走っても全然前に進みません。物理の世界で運動エネルギーは1/2×質量×速度×速度となっていますが、あの機械の場合、はたしてこの運動エネルギーを消費しているんだろうか。動いているのは足だけのような気がするのだけど。そのわりに、大して長い時間走っていないのに膝が痛くなるんだよね。マシンは外向きに置いてあって、走りながら目に入るのは窓ガラスに映る自分の姿。格好悪い走り方だなあとか髪が伸びたなあなんて思って自己嫌悪に陥っちゃう。やっぱり30分が限度だった。

7月23日(Fri): お言葉ですが

週刊文春に連載されている高島俊男さんの「お言葉ですが…」は、約一年分をまとめて単行本にしているそうです。その文庫版をずっと買っていて、さきごろ発売されたのが5冊目。1999年から2000年までに掲載された分です。言葉に関する鋭い感覚にいつも感心します。日本語古来の言葉は和語。中国から漢字とともに伝来したものが漢語。僕にはその区別なんかにわかに付きませんが、高島さんのご専門が中国文学なので、そういう所には詳しい。和語も漢字で書かれますが、それはあくまで当て字。それなら和語はなるべくひらがなで書きましょうという主義なんだそうです。この本も漢字が少な目で、見た目が柔らかくて印象がよろしい。僕もあんな文章が書ければなあと思います。最後に感心した話をひとつ。「日本」を何と読みますか。江戸時代より前にはジッポンとも読んでいたそうです。そりゃおかしいよと思ったけれど、ひっくり返したらホンジツと読むでしょ。それに海外で日本のことをジャポンとかジパングとかいうのもその名残なんですって。

7月24日(Sat): 美味いビールが飲みたい

今日から夏休み。ゆっくり寝坊をしたいところですが、朝から暑くてそうもできません。エアコンを停めていたので汗びっしょりです。こういう目覚めの悪さも困ったものです。夕方からスカッシュ仲間と飲みに行くことになったので、その前に軽く汗を流すためにスポーツクラブへ。暑さの汗と運動の汗は違いますからね。スカッシュの前にまずはスタジオでエアロビクス。中級者向けのレッスンでさほど難度は高くありません。でもサボり気味の自分にはこのくらいがちょうどよいみたい。体を大きく動かしてサッパリしました。さてじゃあスカッシュもしましょうか。でも血糖値が下がったみたいでなんか頭がぼーっとしてる。ちゃんとご飯食べてきたんだけどなあ。怪我してもつまらないので早々に切り上げて、じゃあ飲みに行きますか。ビールを飲んで、つまみを食べて、ビールを飲んで、つまみを食べて、サワーを飲んで、つまみを食べて、、、あっという間に閉店時間。いまこれを書きながら思い出してみると、最後の方は記憶があやしかったかも。

7月25日(Sun): 備忘録

本を買う時は、目に付いた面白そうな本をジャンルに寄らず適当に選んでいます。でもお気に入りの作家はできるもので、自分なら内田康夫さん、宮部みゆきさん、清水義範さん、浅田次郎さんあたりでしょうか。彼らの著作はそれなりに読んでいます。中でも内田さんのミステリーははほとんど読んでます。ところがですね、最近困るのは、物覚えが悪くなったのか、読んだことのある本を忘れちゃうんです。先に挙げた作家の本を平積みの中に見つけて、買おうかなと思うのだけど、果てこれはもう読んだっけ?って悩んじゃう。中身をぱらぱら見て、読んだことがあるような気もするんだけどなあ、でも面白そうだなあって。お気に入りの作家だから当たり前だよね。持っている本をまた買ってしまっても勿体ないから、とにかく家にある本の整理を始めました。携帯電話から読めるように整形して自分のホームページに載せて、外で確認できるようにしようと思っています。大げさなような気もしますが、意外とこれって賢いやり方なんじゃないですかね。

7月26日(Mon): あちこち回って

この夏休みでHDDレコーダーを買うかどうか、それがひとつの話題となるような気がします。今日も近場の店をあちこち回って、新製品の値段と旧製品の在庫を聞いて回りました。どの店もおおまかな値段は同じなのですが、ポイント還元や保障のかけ方で違いがあります。それに新しい製品が並ぶと旧製品はすぐに売り場から無くなります。旧製品のスペックで充分だと思っても、展示品しかありませんと言われたら買う気になりませんよね。何だかんだで、結局今日もう買うまでに至りませんでした。アテネオリンピックに向けて次々に製品が出てくるので、その中身を理解して比較するのはなかなか難しい。売り場に立ってる店員さんに製品の中身を聞いても、それは勉強不足だろうと思うこともしばしばある。製品もユーザーの要求も多岐に別れているのに、それらを理解して最適な商品を提案できる能力に欠けているんですよね。こっちだって色々調べているんだから、値段が安いとか、ただ売れているというだけでは買わないんですよ。うーん悩ましい。

7月27日(Tue): 御殿場

今日は御殿場に遊びに行きました。高速を使えばちょっと行ってくるのにいい距離です。最初の目的地はキリンディステラリーの工場見学。先日のサントリーの工場見学で味をしめたのです。ここでは富士山の伏流水を使ってロバートブラウンやエンブレムなどのウィスキーを造っています。平日も予約無しで工場見学ができて、時間が合えばガイドさんに案内してもらえるようです。僕らはタイミングが悪く、順路に沿って自分たちでぐるぐる回りました。ここでは原酒の蒸留工程で雑味のあるはじめと終わりを除いた美味しい部分のみを使うこと。樽の熟成に小さめの樽を使うことが特徴なんだそうです。なるほどねえ。最後にお決まりの試飲をさせてもらっておしまい。たらふく飲んでから言うのもなんですが、工場見学の質ではサントリーの方が上でした。その後、近くの蕎麦屋さんでごはんを食べて、もう一つの目的のアウトレットショップへ。前回来た時、工事中だった部分にだいぶ新しい店ができていました。中は広いし食べ物屋さんも色々合ってなかなかいいところです。ついつい財布のひもも緩んでしまいます。気をつけないと。

7月28日(Wed): 自宅でトレーニング?

我が家の2階にウォークインクローゼットがありまして、そこに季節物の服やら鞄やらガラクタが置いてあります。このところ整理を怠っていたし、まだ冬物もちゃんと片付けていなかったので、時間のあるこの機会にやってしまいましょう。夏物に比べて冬物は体積があるから片付けるのに苦労するんですよね。衣装ケースの空きスペースを探しながら何とか詰め込みました。ふと目をやると、長いこと使っていないバッグがホコリを被って積み上げてあります。これも片付けるか。ふー。さらに反対側に目をやると、引っ越し以来ずっと置きっぱなしの古いオーディオコンポと壊れたビデオデッキがあります。一部だけでも使えるかもと思っていたけれど、ここまで来たら使うことはないよね。よし廃棄処分にしよう。ここまで片付けたらパンツまで汗びっしょり。エアロビクスを一本やったくらいでしょうか。これも有酸素系のトレーニングになっているんだろうか。いえいえただ暑かっただけです。シャワーを浴びてすっきり。部屋も片づいたから気持ちがいい。

7月29日(Thu): とうとう買った

ようやっとというかとうとうというか、買いました。HDD付きDVDレコーダー。今はオリンピック需要があるので、各社とも新製品を出して売り場がにぎやかです。松下、東芝、パイオニアといった老舗から、周回遅れと揶揄されたソニー、新たに参戦した三菱、ビクター、日立、NECなどがしのぎを削っています。基本機能は老舗に一日の長があります。しかし他のメーカーもそれぞれの特色を出してアピールしている。その中から自分に合った機種を選ぶのは難しい。お店に立っている店員さんにしても、どれがいいの?なんて聞かれて、ちゃんと答えられる人は少ないんじゃないでしょうか。僕らも雑誌の特集、価格情報サイト、掲示板での口コミをあれこれ調べました。情報が増えれば増えるほど悩みが増える。どの機種にもどこかに欠点がありますからね。結局、僕らにとって必要充分な機能を備えたパイオニアの機種にしました。テレビとビデオの配線に新しいレコーダーを加えてセッティング終了。これからテレビを録画するのが楽しくなりそうです。

7月30日(Fri): 日本橋

豪雨が時々降る不安定な天気の中、都内の日本橋方面へおでかけ。以前銀座をぶらぶらした後に日本橋まで足を伸ばそうとしたのだけど、疲れちゃって断念したからです。目的はCOREDO日本橋とかいうビルに行って見るかなあ程度。ええ、そんなもんです、いつも。日本橋へのアクセスは地下鉄が一般的でしょうか。でもでかける前にWebを見たら、東京駅の八重洲口から無料巡回バスが走っているらしい。これ便利ですよ。ちゃんとした都バスと同じ位のバスが15分間隔で走ってます。COREDO日本橋の上層階はオフィスビルなんですね。お店はB1から4階まで。2階の雑貨ショップが面白かった。そこから無料バスに乗って今度は京橋まで。ここまで来れば銀座はすぐです。例のごとくアップルストア銀座に寄って、たまたまやってたライブイベントを見てたら意外と時間が経っていて、あらビックリ。銀座でご飯を食べると言っても、田舎者はどこに行きゃいいのか迷っちゃいますよね。適当な居酒屋に入ったのだけど、どうせなら目星を付けておけばよかった。

7月31日(Sat): 誕生日

なっちゃんの3年目の誕生日です。申し訳ないことにまたお花をいただいて、なっちゃんの周りは賑やかになりました。本当にありがとうございます。僕らからのなっちゃんへのプレゼントは、日本橋で見つけたダンシングフラワー。明るいところに置くと、太陽電池で左右に揺れる小さいおもちゃです。これ、いくつも横につなげられるようになっています。今回はとりあえず二つ買ってきたのだけど、そのうち買い足してどんどんつなげて行っても面白いかな。もし健康であったなら、なっちゃんはどんな風に育っていたかなあ。もうすっかり自己主張をして、パパの視線を伺いながらピョコピョコ遊び回っていただろうなあ。手をつないで公園に遊びに行ったり、疲れて寝ていると遊んでなんて言って起こされたり、いろんなわがままを許しちゃう親ばかになっているような気もします。そう言えば、なっちゃんが生まれた年も暑かったなあ。家にいても暑いから、朝からなっちゃんのいる産院に行って涼んでたっけ。なっちゃんには暑い夏が似合うのかもね。

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